歯列矯正を検討しているものの「歯列矯正はやめておいたほうがよい」「後悔している」などの噂を聞いて、心配になっておられる方がいるのではないでしょうか。長い時間と費用をかけて受ける治療のため、後悔はしたくないですよね。
 
しかし、歯列矯正を受ける前に後悔しないための対策や原因を知っておくと、歯列矯正によるメリットをたくさん得られるようになるでしょう。
 
そこで今回は、歯列矯正を「やらなきゃよかった」と感じてしまう理由についてくわしく解説します。後悔しないためのポイントもあわせて紹介するので、歯列矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

歯列矯正を「やらなきゃよかった」と感じる理由

歯列矯正を「やらなきゃよかった」と感じる理由

歯列矯正を行ったのに「やらなきゃよかった」と感じている方も、少なからず存在します。コンプレックス解消や、機能的な歯並びへ整えることが目的の歯列矯正で、どのようなことが原因で後悔につながるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
 
歯列矯正を後悔する主な理由には、以下の5つが挙げられます。
 

  • 想定より時間がかかった
  • 矯正後に後戻りしてしまった
  • 治療費が予算オーバーした
  • 理想の歯並びにならなかった
  • 顔が変わってしまった

 
では、歯列矯正が後悔につながる主な理由について、くわしく解説していきます。
 

①想定より時間がかかった

歯列矯正では、最初に大まかな治療期間を設定しますが、実際に歯を動かしてみるとうまく進まないことがあります。治療中にトラブルや虫歯ができてしまうと矯正治療を一時中断するため、治療が長引いてしまうこともあるでしょう。
 
想定よりも時間がかかってしまう原因はさまざまですが、治療期間が伸びることにより、費用がかさんでしまうケースも考えられます。大事な予定や引っ越しなどを控えている場合は、治療を開始する前に必ず医師へ伝えるようにしましょう。
 

②矯正後に後戻りしてしまった

歯列矯正では、治療後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起こります。そのため、新しい位置を覚えさせるために、保定期間を設けて保定装置を装着する必要があります。
 
しかし、この保定期間の過ごし方や、日ごろの習慣・癖などが原因で、せっかく整えた歯列が再び乱れてしまうケースも少なくありません。矯正治療を受けたのに、歯列が乱れてくることで「失敗した」「やらなきゃよかった」と感じるケースもあるでしょう。
 

③治療費が予算オーバーした

治療方法にもよりますが、当初予定していた治療計画がスムーズに進まない場合、治療期間が伸びてしまうことがあります。治療期間が長くなると、その分通院する回数や調整にかかる費用が増えるため、治療費の予算をオーバーしてしまうケースもあるでしょう。歯は実際に動かしてみないとわからない部分も多いため、予算を多めに準備しておくと安心かもしれません。
 

④理想の歯並びにならなかった

歯列矯正を受ける方の多くは「歯列を整えて見た目の改善を図りたい」と考えています。しかし、歯科医師と目指す歯列の認識にズレがあると、理想の歯並びにならなかったと感じてしまうケースもあるでしょう。カウンセリングの時点で、どのような点に悩みを感じているのか、最終的にはどのような歯列になりたいのかを、しっかりと伝えておくと認識のズレを防げます。
 

⑤顔が変わってしまった

歯列矯正を行うと、これまでの口元の印象からがらりと変化する場合があります。ほとんどのケースがよい方向へ変化しますが、なかには口元が下がったり、鼻下が長く見えたりする印象へ変わってしまうケースもあるでしょう。これは、口元が大きく前突していた症例に多く見受けられ、歯列が改善し後方へ下がることでこれまで盛り上がっていた唇などが収まることが原因として考えられます。
 

歯列矯正を「やらなきゃよかった」と後悔しないためのポイント

歯列矯正を「やらなきゃよかった」と後悔しないためのポイント

せっかく受けた歯列矯正を後悔で終わらせないためには、事前に対策ポイントを押さえておくとよいでしょう。また、歯列矯正のデメリットやリスク・注意点について、しっかりと自分で把握しておくことも、後悔や失敗を避ける方法のひとつでしょう。
 
歯列矯正を後悔しないためのポイントとして、以下の3つを意識してみましょう。
 

  • 信頼できるクリニックを選ぶ
  • 治療費が明確な医院を選ぶ
  • 医師の指示を守って治療を進める

 
では、それぞれくわしく解説していきます。どれも難しい内容ではないため、意識して治療を進めてみましょう。
 

①信頼できるクリニックを選ぶ

歯列矯正は、同じ矯正方法であれば、どの医院でも同じ結果がでるわけではありません。矯正治療に関する技術や実績があることはもちろんですが、矯正治療の疑問や不安を払拭する十分な説明があり、事前にリスクや注意点を伝えてくれる医院を選ぶようにしましょう。
 
また、医師と十分にコミュニケーションが取れる医院であることも大切です。ゴールに掲げる歯列を明確にすり合わせてくれたり、小さな悩みも気軽に相談できたりする医院が望ましいでしょう。医師が忙しく歯科衛生士や受付スタッフが対応している医院では、不信感が募りやすくなるため注意が必要です。
 

②治療費が明確な医院を選ぶ

治療費が明確な医院を選ぶ

治療を開始する前に大まかな費用の説明があるだけで、総額が不明瞭な医院も存在します。都度払いでは、通院のたびに費用が増えていくため「治療費がいくらになるかわからない」という不安を抱えたまま治療を受けることになるでしょう。
 
医院によっては、定額制の「トータルフィー制度」を採用しているところもあります。治療を開始する前に、治療費の総額が確認できる制度です。通院のたびに費用が増えていく心配もないので、安心して通院できる制度といえるでしょう。歯列矯正を受ける際は、治療費が明確な医院を選んでおくと、のちのトラブルも減らせます。
 

③医師の指示を守って治療を進める

歯列矯正は、通院して医師に診てもらうだけでは、スムーズに進みません。矯正治療中は装置を長時間付けるため、自宅でのブラッシングなどのセルフケアを怠るとすぐに虫歯になってしまいます。虫歯になってしまうと、矯正治療を一時中断させて虫歯治療を進めるため、矯正治療が長引いてしまう原因になるでしょう。
 
さらに、マウスピース矯正は自分で装置を取り外しできるため、装着時間をしっかりと自分で管理する必要があります。マウスピースの手入れや管理方法など、徹底して行うことが大切です。医師からの注意事項や指示はきちんと守ることで、治療期間・費用がかさむことを予防できるでしょう。
 

まとめ

歯列矯正を「やらなきゃよかった」と感じてしまう理由について解説しました。歯列矯正は、歯科医院へ通院するだけではなく、医師と二人三脚で治療を行うとスムーズに進みます。せっかく受ける治療を後悔で終わらせないためにも、今回紹介したポイントをぜひ参考にしてください。
 
海岸歯科室では、治療に関する不安や疑問に耳を傾け、患者さんの立場に立つ対応を心がけています。また、取り扱っている矯正器具は、見えにくく取り外しが可能なマウスピース型矯正装置です。矯正専門医が一人ひとりに最適な治療計画を作成しているため、歯列矯正でお悩みの方、マウスピース矯正を検討している方は、お気軽に海岸歯科室へご相談くださいませ。
 
監修:理事長 森本 哲郎