ビタミンC点滴療法
歯科でなぜ高濃度ビタミンC点滴?
歯周病と全身疾患の関係のところで述べたように歯周病菌(P.g.菌、T.d.菌)などが生成する酪酸が歯周細胞内に入ると活性酸素が多量に発生します。
これによる酸化ストレスで細胞が破壊されます。
ビタミンCの持つ強力な抗酸化作用により点滴で入れることで活性酸素を素早く取り除くことができます。
通常歯科で行う定期的なメンテナンス時のクリーニングにより細菌を減らすことで感染を制御し、更に点滴を行うことで全身からアプローチすることで免疫力を高め炎症を制御する事ができます。
この両面からのアプローチが口腔内の健康から全身への健康へとつながっていきます。
高濃度ビタミンC点滴の医療分野での効果
超高濃度ビタミンCによる「がん」治療
インターネットで高濃度ビタミンCを検索していただくと「癌治療」を行う医療機関で「高濃度ビタミンC点滴」が治療メニューとして掲載されているのを見かけることもあると思います。
癌治療への効果や仕組みについてはそちらの専門サイトにお任せしますが、高濃度ビタミンC濃度が高まるほど癌細胞が死滅しやすくなるため多くの医療機関でビタミンCの点滴療法が取り入れられてきています。
点滴で接種する方が良い理由
経口投与では血中濃度が一定以上上がらない。
ビタミンCは水溶性なので、多く摂っても余剰分は尿として排出されてしまいます。
上記の癌治療分野でも血中の濃度が高いほどがん細胞を死滅させる効果が高いという研究結果がでています。
ビタミンCの血中濃度は、およそ400mg/日で飽和すると報告されています。そのため、ビタミンCを大量に経口摂取しても、血中濃度はある一定値より上がりません。
しかし、直接静脈内にビタミンCを点滴で大量投与すると、経口摂取の数十倍の量が血管内に行き渡るのです。
より高い効果を得るためには経口投与ではなく点滴が必要なのです。
美容分野での効果
【特徴1】活性酸素除去
【特徴2】シミ改善
【特徴3】シワ改善
【特徴4】コラーゲン生成効果によりハリUP
【特徴5】美白効果
よくあるご質問
Q.副作用は無いの?
副作用はありません。
Q.どのクリニックで受けても同じ効果が得られますか?
点滴用ビタミンC製剤が冷蔵で輸送・保存されていることが満たされ、正しい方法で投与されていれば同じよに高い効果が望めます。
Q.1回の点滴の時間はどのくらいですか?
1時間前後です。
その他ご質問等ございましたらお気軽にご相談ください。
