歯の矯正費用は何で決まる?医療費控除は使える?矯正費用の疑問に詳しくお答えします|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

〒261-0004 千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜 3F
フリーダイヤル0120-787-318
電話番号043-278-7318
ヘッダー画像

医療コラム

歯の矯正費用は何で決まる?医療費控除は使える?矯正費用の疑問に詳しくお答えします|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

電話 AIチャットに質問AIチャットに質問 ご予約/お問い合わせご予約/お問い合わせ

歯の矯正費用は何で決まる?医療費控除は使える?矯正費用の疑問に詳しくお答えします

歯列矯正の費用には様々な要素が関わっています。

そのため、治療の内容や矯正装置の種類や治療期間によってコストが大きく変わるため、事前にしっかりと把握することが重要です。

さらに、支払い方法や治療後の追加費用についても理解しておくことで、安心して治療に臨むことができるでしょう。

そのほかにも医療費控除を利用することで、矯正治療にかかる費用の一部を軽減できる可能性があるため、これも忘れずにチェックしておいてください。

今回は、歯列矯正の費用に関する詳細を解説し、賢く費用を理解するためその内容についてしっかりと説明していきます。

歯列矯正の費用の内訳は?

では、歯の矯正の費用の内訳について、理解をすすめていきましょう。

初診料と検査費用の詳細

まずは初診料、そして検査費用からです。

初診料は、矯正治療を始める際に最初に支払う費用で、通常は5,000円〜15,000円程度です。

この費用には、初回の診察やカウンセリング、治療計画の説明が含まれます。

具体的には、医師による初回診察や治療内容の説明、今後の治療方針に関する相談などがこれにあたります。

初診時に基本的な検査やレントゲン撮影が行われる場合もあり、別途費用が生じることもあります。

検査費用は、治療に必要な詳細な情報を得るために必要な費用で、10,000円〜30,000円程度が一般的です。

この費用には、詳細な口腔内検査やデジタルレントゲン撮影、歯型の型取り、顎の状態を評価するための診断が含まれます。

検査の内容は医院や治療の目的によって異なってきて、より詳細な検査が必要な場合や特別な設備が用いられる場合には、費用がさらに高くなる可能性があります。

矯正装置の種類とその価格

続いて矯正装置の費用です。

矯正装置にはいくつかの種類があり、それぞれの価格は装置の種類や治療の複雑さによって異なります。

代表的なワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを使用し、歯を少しずつ正しい位置に移動させる矯正方法です。

メタルブラケットは効果的でありながら、比較的コストが抑えられる治療法です。

メタル以外にセラミックブラケットも利用できます。

これは歯の色に近い材料で作られているため、目立ちにくいのが特徴です。

さらに目につきにくい裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に装置を取り付けるため、外からはほとんど見えません。

こちらは装置がやや高額となってしまい、費用相場は上がります。

非常に目立たない矯正方法ですが、治療中は食事がしにくいなどのデメリットもあります。

インビザラインと呼ばれるマウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を動かす方法で、装置が目立たないのが特徴です。

これは装置が取り外し可能で、見た目が気になる方に適していますが、治療期間が長くなる場合もあります。

定期調整の費用相場と頻度

定期調整費用は、矯正治療中に歯の動きや装置の状態を確認し、必要に応じて調整するための費用です。

調整の内容には、ワイヤーの交換やブラケットの調整、装置の緩みの修正などが含まれます。

定期調整費用には、診察と調整の両方の費用が含まれており、調整ごとに請求されることが一般的です。

定期調整の頻度は、矯正治療の進行状況や装置の種類によって異なりますが、通常は4週間〜8週間ごとに行われます。

メタルブラケットやセラミックブラケットの場合、月に1回または2ヶ月に1回の頻度で調整が必要となります。

インビザラインのようなマウスピース矯正では、通常は6〜8週間ごとにチェックと調整が行われることが一般的です。

裏側矯正も同様に、治療の進行に応じて調整の頻度が決まります。

調整の頻度が多いほど、治療が細かく管理され、進行が早くなることがありますが、その分調整費用も頻繁に発生することになります。

治療後の保定装置の費用とメンテナンス

矯正治療が完了した後にかかる費用の一つが、保定装置(リテーナー)です。

保定装置は、矯正治療後に歯の位置を保持するために使用され、歯が移動した位置を維持するのに役立ちます。

保定装置の費用は、種類や材質によって異なり、取り外し可能なタイプと固定型のタイプがあって、それによっても費用が変わってきます。

取り外し可能なリテーナーは、定期的に取り外して清掃する必要があり、取り扱いが比較的簡単ですが、患者自身の管理が求められます。

一方、固定型リテーナーは歯の裏側に接着され、取り外しができないため、メンテナンスが少なく済む一方、歯科医院でのチェックが必要です。

保定装置のメンテナンスには、定期的なチェックアップや調整が含まれ、通常は半年ごとに診察を受けることが推奨されます。

メンテナンス費用は、医院によって異なりますが、1回のチェックで3,000円〜10,000円程度の費用がかかることがあります。

矯正費用の支払い方法とトータルフィーと都度払い

では続いて歯の矯正の費用をどう払うかについて見ていきましょう。

一括払いと分割払いのメリット・デメリット

矯正治療の費用支払いには主に「トータルフィー」と呼ばれる一括払いと、都度払いとも呼ぶ分割払いの2つの方法があります。

トータルフィーは、治療費用を治療開始時に全額支払う方法です。

トータルフィーのメリットは、支払いが一度で完了するため、金利や手数料が発生せず、トータルコストを抑えることができる点です。

治療費用の管理が簡単で、後から追加の支払いがないため、治療に専念できます。

ただし治療費を一度に支払うため、初期負担が大きくなるのがデメリットです。トータルフィーにすると、一時的に大きな額の支出が必要になるため、負担が大きくなることがあります。

都度払いの注意点と管理方法

都度払いは、矯正治療中の費用を治療の進行に応じて支払う方法で、主に定期的な調整費用や追加処置に対して適用されます。

この支払い方法のメリットは、治療開始時に大きな初期費用を支払わずに済む点にあります。

ただし都度払いでは、治療が進むごとに費用が発生するため、支払いのタイミングや金額を把握し、予算を適切に自分で管理する必要があります。

そのため都度払いの方法は、治療計画や費用の詳細について十分に確認してから決めるべきでしょう。

さらに、予想外の追加費用が発生することもあるため、治療前に全体的な費用の見積もりをしっかりと確認し、納得した上で支払いを進めることが重要です。

トータルコストを抑えるための支払いプランの選び方

歯の矯正のトータルコストを抑えるためには、支払いプランの選び方が重要です。

一括払いを選択することで、金利や手数料が発生せず、全体的な費用を低く抑えることができます。

場合によっては、一括払いを選ぶことで割引が適用されることもあるため、支払いの際には確認することが賢明です。

分割払いを選ぶ場合には、金利や手数料の有無を事前に確認し、可能であれば低金利のプランを選ぶことが重要です。

分割回数が多いプランを選ぶと月々の負担は軽くなりますが、トータルコストが高くなる場合があるため、全体の支払い額を比較して選ぶことが必要です。

医院によっては、治療費用の見積もりを事前に提供してくれることもあるため、これを活用して支払いプランを立てると良いでしょう。

矯正費用が違ってくる要素は何?

当然とも言えますが矯正にかかる費用は、一律というわけにはきません。

状況や条件によって費用が変わってくるのですが、ではいったい費用が違ってくる要素には何があるのでしょうか。

症例の難易度による費用の違い

矯正費用は、症例の難易度によって大きく異なってきます。

治療の難易度が高いほど、費用も高くなる傾向があります。症例の難易度を決定する要素には、歯の状態、顎の構造、治療の範囲などが含まれます。

歯並びが軽度の不正であれば比較的短期間で矯正が終了するため、費用も抑えられるますが、重度の不正咬合や複雑な歯の移動が必要な場合、治療期間が長くなり、矯正装置の調整頻度や治療の複雑さが増すため、トータルの費用が高くなります。

顎の位置や骨格の問題が関わる場合、外科的な治療が必要となることもあり、これに伴い治療費用も増加します。

歯の動きが難しい症例では、より高度な装置や追加の処置が必要になることがあり、その分コストが上昇します。

矯正装置の種類と費用の関係

始めに紹介したとおり、矯正装置の種類によって、治療費用は大きく異なります。まず、メタルブラケットは最も一般的で、費用は比較的リーズナブルです。

次に、セラミックブラケットは、歯の色に近い材料で作られているため、目立ちにくいのが特徴です。セラミックブラケットの費用は、メタルブラケットよりもやや高価ですが、見た目を気にする方に人気です。

裏側矯正は、歯の裏側に装置を取り付けるため、外からはほとんど見えません。

治療が見えないため多くの人に選ばれる反面、装置の設置が複雑で費用が高くなる傾向があります。

加えて、裏側矯正は撥音や食事に影響を与える場合があり、適応が難しいこともあります。

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を動かす方法で、装置がほとんど目立ちません。

通院頻度や治療期間が費用に与える影響

通院頻度や治療期間は、矯正治療の総費用に大きな影響を与えます。

通院頻度が高い場合、治療の進行に応じて頻繁に調整やチェックが必要となり、その都度費用が発生します。

通常、矯正治療では4週間〜8週間程度ごとに定期的な調整が行われますが、頻繁に通院が必要な場合、調整費用が多くかかるため、トータルコストが増加することがあります。

特に複雑な症例や治療が長期化する場合、通院回数が多くなり、追加の診察費用が積み重なります。

治療期間の長さも費用に影響を及ぼします。矯正治療の期間が長いほど、装置の維持費や調整費用が多くなるため、総費用が増加します。治療期間は、個々の症例の複雑さや治療方法によって異なりますが、通常は1年〜2年程度です。

歯列矯正に医療費控除は使える?

日本では、歯列矯正にかかる費用の一部を医療費控除で税金から軽減できる場合がありますが、適用にはいくつかの条件があります。

まず、医療費控除の対象となるためには、矯正治療が医療上の必要性に基づくものであり、美容目的ではないことが求められます。

治療が歯並びや咬み合わせの改善を目的とし、医師が治療の必要性を判断した場合に限られます。

医療費控除を申請するには、確定申告を行い、歯列矯正にかかった費用の明細書と領収書を添付する必要があります。控除を受けるためには、年間の総医療費が一定額を超える必要があり、申請時には、医療費控除の対象として認められる条件を確認し、正確な申告を行うことが重要です。

まとめ

歯列矯正の費用は、治療の種類や症例の難易度、通院頻度によって大きく変わります。

初期費用には、初診料や検査費用が含まれ、矯正装置の種類によって価格が異なります。

。支払い方法としては一括払い、分割払いなどがあり、それぞれのメリットとデメリットを考慮して選んでください。

医療費控除を利用することで、治療費の一部を税金から軽減できる可能性があるため、条件を確認して申請することが大切です。

監修:理事長 森本 哲郎

PageTop