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仮歯とは?必要な理由は?役割や値段、注意点を徹底解説

歯の治療を行う際に用いられる仮歯ですが、初めて治療する方にとっては仮歯がどんなものかわからない方もいるのではないでしょうか?

 

仮歯は、歯の治療によって空間ができた部分に差し込みます。長期間に渡り行われる歯の治療には欠かせないものですが、なぜ仮歯が必要なのか理由も知りたいはずです。

 

そこでこの記事では、仮歯の特徴についてご紹介し、必要な理由や役割なども解説します。

 

そもそも仮歯ってなに?

冒頭で伝えた通り、仮歯は治療によって空間ができた部分に装着するものです。虫歯などで歯を削る・欠損するなどでできた隙間を埋め、細菌の繁殖防止や審美性の向上の役割があります。

 

補綴物(ほてつぶつ)が完成するまでの期間に仮の歯として活用され、インプラント治療でも上部構造である補綴物が完成するまでに使われます。

 

仮歯は樹脂でできており、耐久性はそこまで優れていません。固いものや粘着性のあるものなどを食べると、破損の原因となるため注意が必要です。

 

仮歯が必要な理由4選

仮歯は大切な歯を守る使命があるため、歯の治療には欠かせません。仮歯が必要な理由は以下の4つです。

 

①むし歯を防ぐため

②外部の刺激から保護するため

③理想の歯並びを実現させるため

④歯の移動を防止するため

 

順番に解説します。

 

①むし歯を防ぐため

 

仮歯を装着する理由として、むし歯を防ぐ効果があります。

 

歯の表面にあるエナメル質はむし歯に抵抗する作用があるのですが、その内側にある象牙質(ぞうげしつ)はむし歯に対する抵抗性があまりありません。

 

エナメル質が薄い状態でかつ、象牙質が出たまま歯の治療が続く場合、仮歯がないと治療中の歯の内側に唾液と一緒に細菌が入ってしまうのです。

 

細菌が入ると汚れが溜まりやすくなり、細菌が繁殖してしまい、虫歯の元になります。仮歯は、治療中の歯にむし歯ができるのを防止する役割があるのです。

 

②外部の刺激から保護するため

 

治療中の歯は剥き出し状態になるため、外気や歯ブラシの刺激を直に受けたりなどの刺激を受けやすくなります。

 

このように、外部刺激を受けると細菌が入り込み繁殖してしまうリスクがあります。口内環境が悪化してしまい、生活に支障をきたしてしまうことにもなりかねません。

 

仮歯を入れた場合、これらの外部刺激から治療途中の歯を守ることが可能です。

③理想の歯並びを実現させるため

前歯が欠けていたり無かったりすると、見た目は決していいとは言えません。審美性がなく、第一印象が悪く見えることもあります。

 

特に治療期間は長い傾向にあるため、治療中に人に会うケースも多いでしょう。そんな時に仮歯があれば、通常の歯と変わらないように見せられるため、人前に出ても見た目を気にする心配も軽減できるでしょう。

 

これにより、仮歯を装着すれば審美性を回復させる効果が期待できます。

④歯の移動を防止するため

 

歯は毎日少しずつ移動するものです。もし仮歯がなければ、歯がないスペースに隣の歯が倒れてきたり、対になる歯が伸びてきたりするため、噛み合わせが悪くなる恐れがあります。

 

仮歯は、歯が動いてしまわないように固定する役割もあります。仮歯を装着すれば、最終的なかぶせ物が仕上がるまでの間に歯が動いてしまうリスクを防げるのです。

 

理想の歯並びを手に入れるためには、仮歯は必要なアイテムといえるでしょう。

仮歯はいつまで装着する?

審美性を回復させたり外部からの刺激を防いだりなどの役割を果たす仮歯ですが、いつまで装着すればいいのかわからない方もいるでしょう。

 

結論から伝えると、仮歯をつけている期間は歯や歯茎の状態によって異なります。最終的なかぶせ物が仕上がるまでの期間の仮歯の場合は、2週間程度の期間で済みます。

 

ただし、歯の根の治療が必要な場合や歯周病が悪化している場合、数ヶ月以上かかる可能性もあるため、詳しい期間は医師に確認するべきでしょう。

 

仮歯の値段はどのくらい?種類別の費用相場

歯の治療を行う際、仮歯の値段も気になりますよね。一般的には治療部位や内容、使用する仮歯の種類によって異なります。

 

ここでは、以下2つの治療の場合の費用をご紹介します。

 

  • セラミック矯正治療の場合
  • インプラント治療の場合

 

順番に解説します。

 

セラミック矯正治療の場合

 

セラミックの矯正治療の場合は、1本あたり2,000円〜1万円が相場です。

 

セラミック治療では、むし歯を含む失った歯質を天然歯と同じ色・質感のセラミックで補います。

 

むし歯治療だけでなく、過去に金属で修復した部分の交換、変色している歯の治療、歯並びや歯の形態の改善などの治療時にも対応しています。

 

セラミック治療では、本数を一度にまとめて被せ物にする場合が多いです。仮歯でも本数まとめると費用が重なるため、各医院の費用を確認しておきましょう。

 

インプラント治療の場合

 

インプラント治療の場合は、5,000円〜2万円程度が相場です。セラミック治療の仮歯よりも相場は若干高めに設定されています。

 

インプラント治療は、失った歯を補うための治療方法です。埋め入れたインプラントに人工歯を結合させるまでの期間に、仮歯が必要となります。施術が完了するまでには数ヶ月かかると言われているため、仮歯の手入れはしっかりと行いましょう。

 

仮歯を装着する際の注意点

長い歯の治療期間に仮歯は欠かせませんが、仮歯を装着する上で注意するべきことがあります。

 

ここでは、仮歯を装着する際の注意点を2つご紹介します。

 

  • 硬いものは口にしない
  • 定期的にメンテナンスを行う

 

順番に解説します。

 

硬いものは口にしない

 

仮歯は、治療途中の歯に合わせるため、修正しやすいようにプラスチックで作られています

 

耐久性に強くなく、硬いものを食べてしまうと咬合時に割れたり欠けたりする恐れがあります。

 

仮歯を壊してしまうと修理する羽目になり、手間と労力をかけてしまいます。仮歯を装着している期間は、硬いものを食べるのは控えましょう。

 

定期的にメンテナンスを行う

 

そもそも仮歯は、治療中の歯を補うために装着するもので、長期間つけるものではありません。

 

審美性が回復するあまり、つい放置してしまいがちですが、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

 

メンテナンスを怠ると、隙間から虫歯になったりかみ合わせが変化したりする恐れがあります。

 

口内環境を清潔に保つためにも、仮歯を定期的にメンテナンスしましょう。

 

仮歯を装着する前に歯科医院に相談しよう

本記事では、仮歯の特徴についてご紹介し、必要な理由や役割なども解説しました。

 

仮歯は、歯の治療によって空間ができた部分に装着し、外部の刺激から保護する役割や審美性を向上させるなどの役割を果たします。

 

歯の治療は長期間に渡り行われる傾向があるため、仮歯を利用する際は定期的にメンテナンスを行う必要があるでしょう。

 

海岸歯科室では、矯正治療に対応している歯科医院です。治療前の丁寧なヒアリングにより、患者様にとって最適な治療を提供します。

 

矯正治療を検討される方には、お口の中の状況を正確に把握しつつ、今ある健康な歯を守るにはどうしたら良いのか考えながら立案した治療計画を立てます。

 

手術後のアフターフォローも丁寧に対応するため、矯正治療を検討している方はぜひご相談ください。

 

監修:理事長 森本 哲郎

 




仮歯の値段は?診療方法やセラミック・インプラントについて解説

病気や怪我などで歯を失ったときに、代わりとなるのが仮歯です。仮歯を検討している方の中は「どのくらいの値段なのか」と気になるのではないでしょうか。そこで本記事では、仮歯の値段について紹介します。

 

他にも診療方法やセラミック・インプラントについて紹介するので、仮歯を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

仮歯の値段は?

歯科の保険点数は全国共通ですが、仮歯の値段は病院によって異なります。なぜなら、歯科の保険点数は病院の設備や処置方法によって異なるためです。例えば「レントゲンを撮るのか」「麻酔が含まれるのか」などがあげられます。正確な値段を知りたいときは病院で確認しましょう。

 

また、診療方法によっても値段は異なります。診療方法は保険診療と自費診療があり、患者が「何を望むか」によって値段は変化します。医師の説明を聞き、納得したうえで治療を進めましょう。

 

2つの診療方法がある

歯科や病院では、保険診療と自費診療があります。診療方法によって目的や値段が異なる仕組みです。この章では、双方の概要や判断基準などを紹介します。

 

保険診療

保険診療とは保険者と保険医療機関との契約のことで、保険証の提示をすることで費用が3割負担まで軽減され、残りの7割は保険組合が負担する仕組みです。ただし、どの治療にも適用されるわけではなく、規定を厳守し医学的に適切な診療でなければ診療報酬は支払われません。

 

適用されるケースは虫歯や入れ歯、歯周病予防など「治療が必要」と判断される場合です。また、実際に診察すると他にも治療が必要であることが発覚するケースもあるので、医師の説明をしっかり聞きましょう。

 

自費診療

自費診療は治療費の全額を患者が負担するため、高額な治療費がかかる可能性があります。なぜなら公的医療保険が適用されない診療のためです。例えば、ホワイトニングや歯列矯正などが該当します。

 

これらは「必ず治療が必要」というわけではありません。ただし、自費診療を利用すると治療の選択肢を増やせるので、患者の希望に近い治療が受けられます。「保険診療ではなく自費診療を受けられるのか」は医師からの説明を聞きましょう。

 

保険診療と自費診療の判断基準

保険診療と自費診療の判断基準は「今すぐ治療が必要かどうか」です。「歳を重ねたから」「病気でないか心配だから」という理由では、保険診療を受けられない可能性があります。もし受けたい治療内容がどちらか迷うときは、上記の内容を参考にしてみてください。

 

そうはいっても最終判断は医師なので、患者の判断だけでは決められません。医師の診察で他の治療箇所が見つかったり、予定通りの診療では他に影響が出たりするときは、当初の予定と変更する可能性があります。

 

保険診療の仮歯

保険診療の仮歯は少ない負担で治療できます。見た目よりは機能性を重視している治療法です。この章では金額や目的、特徴を紹介します。

 

金額

保険診療の仮歯の金額は1本1,000円以内です。3割負担でよいので、安価で治療が受けられます。この金額であれば他の治療と同時に行っていたり、数本仮歯にしたりしてもそこまで高額にはなりません。

 

ただし、状況によっては1回に数本まとめての治療ができない可能性があるので注意が必要です。基本は進行した虫歯のように、早急な治療が必要なケースに保険診療での仮歯が使われます。上記のように保険診療の仮歯であれば、少ない負担で治療ができます。すぐに治療が必要で見栄えなどは気にしない方は、医師から保険診療を勧められるでしょう。

 

目的

保険診療の仮歯の目的は、以下のとおりです。

 

  • 歯が移動しないように固定
  • 削った部分からの感染を防ぐ
  • 神経への刺激を防ぐ
  • 噛める状態にする

 

上記は具体例の一部ですが、状況によって仮歯の役割が少しずつ異なるのがわかります。状況にもよりますが仮歯の治療をしなければ、症状が悪化したり痛みが強くなったりするでしょう。患者の中には「仮歯は一時的な被せものなので、必要ないのではないか」と思われる方もいらっしゃいます。

 

しかし、仮歯の治療をしなければ生活に支障をきたす可能性があるのです。一時的な被せものにはなりますが、重要な役割があるので仮歯が必要なときは早急に病院に行きましょう。

 

特徴

保険診療の仮歯は機能性を重視しているため、見た目にはそこまで注力していません。なぜなら歯の固定や保護に使われるためです。例えば怪我や虫歯などで歯を失ったり、かけたりした方の治療に使います。

 

そのため、笑ったときに仮歯が見える場合、他の歯と馴染んでおらず目立ってしまうため「納得いかない」と思われる恐れがあります。治療後の仕上がりが気になる方は、事前に医師に確認することをおすすめします。

 

自費診療の仮歯

自費診療の仮歯は全額負担になります。機能性だけではなく、見た目も重要視している治療法です。この章では金額や目的、特徴を紹介します。

 

金額

自費診療の仮歯の金額は1本3,000〜10,000円で、治療費は全額負担のため保険診療よりは高額になります。高額でも治療を受けるメリットは、嚙み合わせに問題がなく、笑ったときに違和感のない仕上がりが期待できることです。

 

自費診療の仮歯はいくつかの種類があり、状態や予算にあわせて選ぶものです。どの種類の仮歯が適しているかは医師の説明を聞いて決めましょう。また、病院によって金額が異なるため、あらかじめ調べてからの通院をおすすめします。

 

目的

自費診療の仮歯は機能性にあわせて、見た目の美しさも目的としています。なぜなら歯の美しさは印象を変えるので「治療後の仕上がりにもこだわりたい」という方が多くいるためです。例えば、笑ったときに見える位置の仮歯が不自然では人前で話しにくくなるでしょう。

 

そうならないために治療費は高額にはなりますが、自費診療を選択する方は多くいます。このように自費診療の仮歯は「単に高額な詰め物をしている」というわけではなく、口内の健康と見た目のどちらも満足のいく結果になるような治療です。

 

特徴

自費診療の仮歯は、最終的な被せものに近い形で作られているのが特徴です。そのため見た目の違和感を無くしたり、最終的な被せものの精度を上げられたりします。ただし、自費診療の仮歯を検討している方の中には「白くなりすぎるのでは」と不安に思われるかもしれません。

 

自費診療の仮歯の中には、他の歯と同じ色に作成できる種類もあるので自然な仕上がりにできます。このように完成度の高い仮歯が作れるので、人前で話す機会がある方や接客業の方におすすめです。

 

セラミックやインプラントの診療は?

セラミックやインプラントは、自費診療の仮歯にあてはまります。どちらも自分の歯に近いため、自然な見た目になるのがメリットです。セラミックは欠けた歯や亀裂のある歯などの詰め物・被せ物に、セラミックの素材を使用します。

 

インプラントは歯を失ったあごの骨に、体になじみやすい材料で作られた歯根の一部か全部を埋め込み、それを土台に人工歯を取り付けたものです。どちらも自費診療なので高額にはなりますが、他の歯との違和感が少ないでしょう。

 

まとめ

本記事では仮歯の値段について紹介しました。仮歯の値段や病院、診療方法によって異なります。診療方法は保険診療か自費診療かで、値段や目的が異なるのが特徴です。どちらにするかの最終判断は医師になるので、治療前に説明を聞きましょう。

 

海岸歯科室ではインプラントや矯正歯科(インビザライン、マウスピース矯正)を行っています。仮歯を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。

 

監修:理事長 森本 哲郎

 




仮歯がとれたらすぐに歯医者にいくべき!理由と放置した際のリスクを解説

 

歯の治療中に仮歯をつけることがありますが、生活している上でとれてしまう可能性は誰にでもあるでしょう。仮歯がとれてしまったらすぐに歯医者に行くことをおすすめします。この記事では仮歯がとれたら歯医者に行く理由と、放置した際のリスクを解説していきます。

 

仮歯がとれたら2週間以内に歯医者へ行きましょう

 

仮歯がとれたら2週間以内に歯医者に行きましょう。2週間の理由として下記のリスクが生じる可能性があるからです。

 

・仮歯がとれた際、その部分からエナメル質が失われる可能性がある

・仮歯がとれた際、仮歯に食べかすが溜まりやすくなる

 

仮歯がとれてしまったらその部分からエナメル質が失われてしまいます。エナメル質とは、歯の外側をおおっている目に見える硬い層のことです。

エナメル層が失われると、新しい歯を入れることが困難になる可能性があります。

また、仮歯がとれてしまったら治療している部分に食べかすが溜まりやすくなります。食べかすによって細菌が入る可能性があるので、早急に歯医者に行きましょう。

 

仮歯がとれた際に放置したらどうなる?

仮歯がとれた際に放置した下記の症状になる可能性があります。

 

・虫歯になりやすくなる

・歯並びがずれる可能性がある

・今までおこなった治療が無駄になる可能性がある

 

虫歯になりやすくなる

仮歯がとれて放置した場合、虫歯になりやすくなってしまいます。仮歯は治療した歯をおおって虫歯にならないようにするためカバーする役割を担っています。歯の治療中に治療した歯が削れないようにする役割も同時になっています。

仮歯がとれてしまうと、治療中の歯に食べかすや細菌によって虫歯になってしまうでしょう。

虫歯になってしまうと再度その部分の歯を治療しなければいけないので、仮歯がとれてしまったらすぐに歯医者に行きましょう。

 

歯並びがずれる可能性がある

仮歯がとれて放置した場合、とれた仮歯に他の歯が流れて歯並びがずれる可能性があります。

仮歯は虫歯や細菌が入らないようにカバーする役割になっているのと同時に、歯並びをずらさない役割もあります。

歯並びは隣の歯、向かい合った歯のバランスで成り立っています。仮歯もそのように作られているので、仮歯がとれてしまって放置すると歯のバランスが崩れてしまうでしょう。

歯並びがずれてしまうと、最悪の場合、周りの歯の治療や矯正治療をおこなわなければいけない可能性があります。

そうならないためにも、仮歯がとれてしまったら早急に歯医者に行くことをおすすめします。

 

今までおこなった治療が無駄になる可能性がある

仮歯がとれてしまい放置した際、これまでおこなってきた治療が無駄になる可能性があります。仮歯は治療した歯をカバーする「仮の歯」で、治療を次に行うまでのつなぎの歯となります。

その歯がとれて放置すると治療している歯が削れ、虫歯になる場合があるので治療が長引いてしまう可能性があります。

仮歯がとれて放置していい時間は2週間以内です。しかし、その間に虫歯になってしまったり治療している元の歯が削れてしまったりする可能性があります。

仮歯がとれてしまったら、放置せず、すぐに歯医者に連絡をして治療をおこなってもらいましょう。

 

新しい仮歯を入れるまで時間がかかる場合の過ごし方(歯医者が休みなど)

仮歯がとれてしまった際、すぐに新しい仮歯を入れたいと思いますが、歯医者が休みなどで時間がかかる可能性があります。

その際、仮歯を守るため下記の生活を心がけましょう。

 

・硬いものはかまない

・粘着質・甘いものはできるだけ食べない

・ブラッシングを入念におこなう

 

硬いものはかまない

仮歯がとれてしまい、生活する上で重要なことは硬いものを食べないことです。硬いものを食べてしまうと、虫歯になってしまったり元の歯も欠けてしまったりする可能性があります。

硬い食べ物はたとえば、せんべいやお肉などです。これらを食べていたら元の歯を悪化させてしまう可能性があるので注意しましょう。

また、仮歯が入った状態でもできるだけ食べないことをおすすめします。

 

粘着質・甘いものはできるだけ食べない

仮歯がとれてしまったら、粘着質・甘いものはできるだけ食べない方がよいでしょう。粘着質・甘いものは歯や歯ぐきに吸収されやすい食べ物なので、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

粘着質・甘いものはガムやお菓子類、アイスなどです。特にアイスは冷たいので治療している歯にしみてしまい、最悪の場合、新たな虫歯を作り出してしまう可能性があります。仮歯がとれてしまったら、上記のものを食べることをできるだけ避けましょう。

 

ブラッシングを入念におこなう

仮歯がとれてしまったらそこに食べかすや細菌が入り込んでしまう可能性があります。歯医者に通院するまでとれてしまった部分のブラッシングは入念におこないましょう。

しかし、強くブラッシングしてしまうと歯が削れてしまう恐れがあります。ブラッシングをする際、ペンを持つ感覚でブラッシングをし、デンタルフロスを使って歯をきれいにしましょう。

 

仮歯は歯の治療で重要なポイント

 

仮歯は歯の治療で重要なポイントの一つです。下記のことで重要なポイントとなっています。

 

・治療の見た目を保つ

・歯茎の変化を保つ

・通常通り、話せるようにする

 

仮歯の見た目は元の歯とほとんど変わりません。したがって、治療中でも通常通りの見た目を保つことができます。

仮歯は歯ぐきを守るために存在し、歯ぐきの変化を保つパーツでもあります。また、仮歯があり発音、息ができるので仮歯がないと息がもれるので、通常通り話せない可能性があります。

このように仮歯は歯の治療で重要なポイントなので、とれた際、すぐに歯医者に行きましょう。

 

仮歯がとれて残ったら保管しておく

 

仮歯がとれた際、手元に残ったら保管しておきましょう。医師が再治療できる可能性があります。

一般的に仮歯がとれてしまったら飲み込んでなくなってしまうことが多いです。しかし、仮歯が残っていたらその仮歯を使ってそのまま治療を続行することが可能です。

 

とれた仮歯をそのまま装着しないこと

 

仮歯がとれてしまった際、取れた仮歯は装着せずに保管しておきましょう。

 

・雑菌がついている可能性がある

・そのまま飲み込んでしまう可能性がある

 

仮歯がとれてそのままつけて生活したら危険です。とれた仮歯に雑菌がついてしまって治療している歯が虫歯になる可能性があります。

また、仮歯をそのまま飲み込んでしまい、仮歯を新たに作らなければいけなくなってしまいます。

仮歯がとれてしまったら装着せず、歯医者に行くまでに保管しておきましょう。

 

まとめ

仮歯は治療している歯を守る人工の歯です。仮歯がとれてしまったら、すぐにかかりつけの歯医者に行きましょう。

放置してしまうと虫歯の原因になります。虫歯になる前に早急に歯医者に行くことをおすすめします。

海岸歯科室は「世界一優しい歯科医院」を目指し、患者さんに寄り添った治療をおこなっています。もちろん、歯列矯正もおこなっているのでお悩みの方は、ぜひお越しください。

 

監修:理事長 森本 哲郎




歯医者が怖くて行けない原因とは?痛みを和らげて治療する方法を解説

歯が痛くてしみるけど、怖くて歯医者に行けなくて困っていませんか。器械の音や薬品の臭いなど、思い出したくない方もいるでしょう。

 

当記事では、歯医者に怖くて行けない原因と痛みを和らげる取り組みについて解説します。行かないといけないのは分かっているけど怖くて足が動かないという方は、ぜひ最後までお読みください。

 

歯医者を怖いと感じる原因

歯医者を怖いと感じる原因は、以下のケースが考えられます。

 

・麻酔の痛み

・薬品の臭い

・治療に使用する器械の音

・歯医者さんに怒られる恐怖

・上記などの幼少期のトラウマ体験

 

このようなケースが原因となり、歯医者に行けないことを歯科恐怖症といいます。重症になると歯医者に行こうとするだけで、激しいめまいや立ちくらみを起こしてしまう方も。

また、口に何かが入ってくると吐き気をもよおす嘔吐反射が原因の場合もあります。重度になると前歯に触ることができない方もいるようです。

 

どちらも幼少期の「痛い、怖い」思いが根底にあるため、トラウマを克服できず、大人でも歯医者を怖いと感じる方は多いです。

歯科医院では丁寧なカウンセリングや痛みを和らげる麻酔を使用するなど、安心して通院してもらうための取り組みを行っています。

 

恐怖を和らげるための歯科医院の取り組み

恐怖を和らげるための歯科医院の取り組みは、以下の4つがあげられます。

 

・静脈内鎮静法

・表面麻酔

・細い麻酔針

・局所麻酔

 

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法とは、鎮静剤を点滴することで治療中の痛みや不安を和らげる麻酔方法です。

睡眠薬に似たうとうとするような状態で治療を受けられるので、「気づいたら終っていた」と感じる方が多いです。術中、歯科医師の指示に反応することもできますが、ほとんどの方は内容を覚えていません。

 

麻酔効果は鎮静剤にはないので、後述する局所麻酔を注射して痛みを取り除きます。インプラントや歯周外科などの外科手術のほか、恐怖心や痛みが強い場合には使用できる医院もあるので、治療の前に相談するといいでしょう。

恐怖心を軽減して治療を受けられるため、歯科恐怖症や嘔吐反射で通院できなかった方にも適した方法といえます。

 

表面麻酔

局所麻酔の一種で、注射の痛みを和らげるために表面の感覚を麻痺させます。「麻酔の痛みを和らげる麻酔」と考えると想像しやすいでしょう。麻酔を塗って数分間経つと感覚がぼんやりしてきて、針が皮膚に入る瞬間の痛みを軽減させます。

 

一度注射を痛いと感じると、麻酔が効いているはずなのに治療中も「痛かった」と勘違いしてしまう方もいます。そのため表面麻酔をしてから局所麻酔を打つことで、しっかり麻酔が効いたと確信した状態で治療に臨んでもらうことが大切です。

 

より痛みを抑えて治療をしたい方には欠かせない麻酔です。

 

細い麻酔針

通常より細い針で注射することで、注射時の「チクッ」とした痛みを最小限に抑えられます。表面麻酔で注射の痛みは軽減されますが、より痛みを減らすため、細い針を使用している医院もあります。

 

局所麻酔

局所麻酔は、虫歯や神経の治療など比較的小さな手術の際に使用される方法で、麻酔薬を歯茎の内部に注射し、一時的に感覚を取り除きます。治療中の痛みは局所麻酔でほとんど取り除けるため、「全身麻酔じゃないと痛い」と心配する必要はありません。

 

意識や薬の効いていない部分の感覚は残っているので、歯科医師の声も聞こえます

炎症が拡大している場合は麻酔薬が効きにくくなる恐れがあるため、抗生物質や薬を服用して抑えてから治療をすることもあります。

 

まったく痛くない歯科医院は?

麻酔で痛みは和らげられますが、全身麻酔以外ではゼロにすることはできません。しかし、表面麻酔や細い麻酔針を使用し、一定の速度で注射するなど、なるべく痛みを取り除くための取り組みをしています。

また薬品の臭いには空気清浄機で、器械音が苦手な方にはイヤホンや耳栓をしてもらうなどの対応も行っています。

 

感じ方によって痛みの大きさは異なりますので、「無痛」を掲げる歯科医院には注意した方がいいかもしれません。

 

虫歯だらけの状態で行っても怒られない?

歯の状態で歯医者さんに怒られることはありません。虫歯だらけだと痛みが強いと思うかもしれませんが、状態によって大きく異なるため、一度見てみないと判断は難しいです。

 

歯科恐怖症の方は、虫歯や歯周病になっても通院できないと言います。そうなってしまうと症状は悪化する一方で、最終的には歯が溶けて無くなるリスクも高まります。

大きな病気に発展する前に、歯科医院でメンテナンスを行いましょう。

 

千葉の海岸歯科室では歯周病や矯正歯科はもちろん、予防歯科にも力を入れております。「世界一優しい歯科医院」を目指し、患者さんの立場での対応を心がけています。歯についてお困りごとがあれば、まずはホーム ページへご相談ください。

 

安心して通院できる歯科医院の探し方

安心して通院できる歯科医院の選び方は、「初回のカウンセリングでしっかり話を聞いてくれるかどうか」を一つの基準にすることです。話に耳を傾け、麻酔や治療についての説明をしてくれる、疑問があっても質問しやすいなど、治療を任せられる歯医者さんを見つけましょう。

 

治療が終わっても歯のメンテナンスは長く続いていくので、距離だけで判断せず、自分に合う歯科医院を選んでください。

 

まとめ|歯医者の怖さ・痛みは和らげて治療を行える

歯医者への恐怖心は、幼少期の「痛い、怖い」思いがトラウマとなって残っている場合が多いです。

歯科医院では、静脈内鎮静法や表面麻酔を用いて痛みを最小限にするために取り組んでいます。押さえつけての治療も行っておりません。

 

千葉の海岸歯科室では「世界一優しい歯科医院」を目指し、麻酔注射の技術を高めるなどして「痛み」を感じない治療を心がけています。歯医者に怖くて行けない方は、お電話(0120-787-318)でもご相談を受け付けておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

 

監修:理事長 森本 哲郎

 




歯周病でインプラント治療はできる?できない?インプラント周囲炎の原因と予防法も解説

失った歯の治療で、機能性・審美性に優れるインプラント治療ですが、歯周病が原因でインプラント治療を諦めている方もいるのではないでしょうか。歯周病はインプラントの寿命を左右する重要なポイントです。

しかし、歯周病にかかっている場合、インプラントはできないのでしょうか。「まだ症状はひどくないし、大丈夫なのでは?」と考える方も多いでしょう。

今回は、歯周病とインプラントの関係性について解説します。インプラント周囲炎の原因や予防法もあわせて解説するので、インプラントを検討している方、歯周病でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病があるとインプラント治療はできない?

歯周病があるとインプラント治療はできない?<

歯周病があるすべての患者さんがインプラント治療できないわけではありませんが、進行していると治療後のインプラント残存率が低いといわれています。歯周病の程度によりますが、疾患がある場合は、インプラント治療の前に歯周病治療を行う必要があります。

ただし、歯周病がかなり進行して骨の厚みや量が不十分な場合は、インプラント治療ができません。インプラント治療を希望する場合は、医師とよく相談するようにしましょう。

そもそもインプラントの仕組みは?

インプラントは、人工歯根(インプラント体)を顎の骨のなかに埋め込み、その上に人工歯を装着する歯科治療です。周囲の歯に頼らない独立した治療が可能で、自分の歯のような感覚で自然な食事が楽しめることが特徴です。

ただし、人工歯根を埋入するためには顎の骨に十分な厚みや量が必要で、不足する場合は増骨手術が必要なケースもあります。また、口内の環境が不衛生だと、手術中に細菌感染を起こす危険があるため、インプラント治療ができないことがあります。

歯周病があるとインプラントの寿命が短くなる3つの理由

歯周病があるとインプラントの寿命が短くなる3つの理由

歯周病があるとインプラントの寿命が短くなることをお伝えしました。しかし、インプラント治療と歯周病にはどのような関係があるのか気になる方もいるでしょう。

歯周病があるとインプラントの寿命が短くなる理由は、主に以下の3つが挙げられます。

  • インプラントが安定しない
  • 外科手術ができない
  • インプラント周囲炎のリスクが高い

では、それぞれくわしく見ていきましょう。

①インプラントが安定しない

インプラントは顎の骨のなかに人工歯根を埋め込む歯科治療です。歯周病が進行して顎の骨が溶けている状態では、インプラント体が安定せず短期間で脱落する可能性が高まります。また、歯周病は歯茎が細菌感染を起こしている状態です。細菌が多い環境ではインプラント体と骨の結合を妨げ、いつまでもグラグラと安定しない状態が続いてしまうケースがあります。

②外科手術ができない

インプラント治療は、歯茎を切開して骨に穴を開け、インプラント体を埋入する外科手術がともないます。しかし、歯周病にかかっていると、手術中に細菌感染を起こしてしまう危険性が高まります。リスクの高い状態で治療を進めることはできないでしょう。

また、糖尿病を患っている方は歯周病になりやすいなどの特徴があるため、全身の基礎疾患が原因で外科手術が行えないケースもあります。インプラント治療を検討する場合は、歯周病の他に病気がないか確認する必要があります。

③インプラント周囲炎のリスクが高い

インプラントは人工物ですが、天然歯と同じようにインプラント周囲炎にかかる可能性があります。インプラント周囲炎とは、天然歯でいう歯周病のことで、インプラント周辺の組織が細菌感染を起こしてしまう病気です。ただし、インプラントは人工物のため細菌と戦う力がなく感染スピードが速いことが特徴です。

歯周病にかかっているとインプラント周囲炎になるリスクが高まるため、口内環境が良好な状態になるまではインプラント治療は受けられません。

治療中はインプラント周囲炎のリスクがある

インプラント周囲炎を予防するためには、インプラント治療前に歯周病治療を完全に完了させておくことが大切です。歯周病の症状が落ち着いたころにインプラント治療を並行して進めてしまうと、インプラント周囲炎に感染するリスクが高まります。また、歯周病だけでなく、残った歯の虫歯治療もインプラント治療前に完了させておきましょう。

インプラント周囲炎の4つの原因と予防方法

インプラント周囲炎の4つの原因と予防方法

インプラント周囲炎は歯周病と同様に、軽度から中度では痛みなどの自覚症状があまりないことが特徴です。そのため、インプラント周囲炎は重度に進行してしまう前に、しっかりとした予防対策が大切です。

インプラント周囲炎の原因と予防には、以下の4つが挙げられます。

  • 不衛生な口腔環境
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 貧血

では、それぞれくわしく見ていきましょう。

①不衛生な口腔環境

インプラント周囲炎だけでなく、歯周病や虫歯の原因にもなるのが歯垢や歯石がたまった状態の不衛生な口腔環境です。磨き残しなどから歯周病菌が繁殖して、歯周病やインプラント周囲炎を進行させるため、日ごろのセルフケアがとても重要といえます。

また、インプラント治療前に歯周病や虫歯の治療は完全に終わらせておくことも大切です。一度に進めると時間がかかる場合もあるので、日ごろから定期的に歯科医院でのクリーニングを受け虫歯や歯周病のチェックもしておきましょう。

②糖尿病

糖尿病になると歯周病を発症しやすいといわれています。また、糖尿病を患っていると術後の傷口の治りが遅かったり、骨とインプラント体の結合に悪影響を及ぼしたりする恐れがあります。糖尿病もインプラント周囲炎も自然と治癒することはないので、適切な対応を早期に進めていくことが大切です。

糖尿病の予防は生活習慣を見直すことが重要で、なかでも健康的な食事に気を付ける必要があります。また、過度な飲酒や喫煙も控え適度に運動するよう心がけましょう。

③喫煙

喫煙すると白血球の機能が低下するため、歯周病菌に対抗する力が低下してしまいます。喫煙者は非喫煙者に比べてインプラント周囲炎にかかるリスクが2~6倍も高くなるといわれており、なかでも1日に10本以上吸う方はさらにリスクが高くなってしまいます。

喫煙はインプラント周囲炎だけでなく、全身にも悪影響を及ぼします。インプラント周囲炎の予防と全身の健康のためにも、禁煙の努力が大切です。

④貧血

貧血によってインプラント周辺の組織が酸素不足になると、術後に感染症を引き起こしやすくなります。インプラント周囲炎になる可能性もあるため、貧血状態になってしまわないよう注意が必要です。

貧血の予防には鉄分などのサプリメントも有効ですが、3食バランスよく食事を取ることが大切です。また、良質なたんぱく質や鉄の吸収を高めるビタミンCも摂るように心がけるとよいでしょう。

まとめ

歯周病とインプラントの関係について解説しました。インプラントを長持ちさせるためには、口内環境が良好であることが大切です。現在、インプラント治療を検討している方は、虫歯や歯周病になっていないか、歯科医院で確認してもらいましょう。

海岸歯科室では、国際インプラント学会の指導医である院長がインプラント治療を担当しています。インプラントに関する治療の相談などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

監修:理事長 森本 哲郎




インプラント治療は痛い?痛みを少しでも抑えるためのポイントを解説

「第二の永久歯」や「第三の歯」と呼ばれるインプラント治療は、その機能性・審美性から関心や認知度が高まっています。入れ歯やブリッジ以外の選択肢として、インプラント治療を検討している方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、インプラント手術中の痛みや術後の傷口など、経過が気になり治療に踏み込めない方が少なくありません。あまりにも痛みや術後の安静期間が長いようでは、日常生活に支障をきたしてしまいますよね。
 
そこで今回は、インプラント治療の痛みについて解説します。痛みを少しでも抑える方法もあわせて紹介するので、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

インプラント治療で痛みを感じるタイミング

痛みの感じ方には個人差がありますが、どのような方でも極力痛みを避けた治療を受けたいですよね。インプラント治療で痛みを感じるタイミングは、主に以下の4つです。
 

  • 麻酔注射
  • 手術中
  • 手術後の1~2週間
  • 抜糸

 
では、それぞれの項目をくわしく解説します。
 

麻酔注射

麻酔注射

インプラント治療は、局所麻酔を行って治療を進めます。歯科で使用される麻酔針は、痛みを少しでも軽減できるよう極細タイプが採用されていることが多いでしょう。刺す瞬間のチクッとした痛みを緩和させるために、表面麻酔を併用する医院もあるため、麻酔による痛みに過剰な心配はいりません。ただし、麻酔液を注入する際に違和感のような痛みを感じることがあります。
 

手術中

基本的に手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはほとんどありませんが、麻酔の量が少なかったり、手術が長時間におよび麻酔が切れてしまったりした場合は、痛みを感じることがあります。また、人によっては麻酔の効きが悪いこともあるでしょう。手術中に麻酔が切れてしまうことがどうしても心配な場合は、医師へ痛みに敏感であることを伝えておきましょう。
 

手術後の1~2週間

手術直後から1~2週間ほどは、外科手術による痛みや腫れがでる可能性があります。適切な処置を施していれば、耐えられないほどの激痛や流血する心配はありませんが、術後の過ごし方によっては痛み・腫れを誘発するケースもあります。血流がよくなる行為(長風呂や激しいスポーツなど)、飲酒・喫煙などを避け、医師の指示を守りながら安静に過ごすように心がけましょう。
 

抜糸

インプラント手術では、インプラント埋入のために切開した歯茎を縫合して、約1週間後に状態が良好であれば抜糸します。痛みに敏感な方は、糸を抜く際にわずかなチクチクとした痛みを感じることがあるでしょう。しかし、ほとんどの場合、処置にそれほど時間がかからないため麻酔は使用されません。気にならない方が多いですが、心配な方は医師へ相談してみましょう。
 

インプラント治療中の痛みを少しでも抑えるためのポイント

インプラント治療を完全無痛で終わらせることは困難ですが、なるべく痛みを抑えた状態で治療を受けたい方がほとんどでしょう。インプラント治療中の痛みを抑えるためのポイントは、以下の2つを意識してみましょう。
 

  • 痛みに配慮した歯科医院を選ぶ
  • 医師に伝える

 
では、それぞれくわしく解説します。
 

痛みに配慮した歯科医院を選ぶ

インプラント治療には、主に局所麻酔が使用されますが、手術中の痛みに配慮された医院では笑気麻酔や静脈内鎮静法を用意しているケースがあります。うとうとした状態で手術を受けられるため、痛みはもちろん不安や恐怖心もあまり感じることなく手術を終えられるでしょう。気づいたころには手術が終わっているため、痛みを避けたい方におすすめです。麻酔に関する不安がある方は、麻酔科医が在籍している医院を選ぶとよいでしょう。
 

医師に伝える

手術後の痛みは自分で対応できるものの、手術中の痛みはコントロールできません。痛みに敏感な場合は、必ず事前に医師へ相談してどのような対応をしてもらえるのか確認しておきましょう。歯科治療で麻酔が効きにくかった経験のある方は、当時の様子などを伝えておくと医院側が参考にしてくれます。
 
また、治療中に少しでも痛みを感じた場合は、我慢せずにすぐ伝えることも大切です。必要であれば途中からでも笑気麻酔などを導入し、リラックスして受けられるよう対応してくれるでしょう。
 

インプラント治療後の痛みへの対処法

インプラント治療後の痛みへの対処法

手術後の過ごし方などに十分注意していても、どうしても痛みがでてしまった場合もあります。できるだけ痛みがでないように、以下のポイントに気を付けましょう。
 

  • 痛み止めを服用する
  • 飲食物に注意する
  • 運動や入浴は避ける

 
では、それぞれくわしく解説します。
 

痛み止めを服用する

インプラント治療の後は、医院から感染防止の抗生物質と痛み止めが処方されます。痛みが強い場合は、痛み止めを服用して様子を見ましょう。また、処方された薬をしっかり服用していないことが原因で痛みがでる可能性もあります。用法・用量を守って服用するようにしましょう。
 
ただし、薬をしっかり服用しても痛みや出血が続く場合は、速やかに医師へ連絡して適切な処置を受けましょう。自己判断で様子を見ることは、大変危険です。
 

飲食物に注意する

手術直後の2~3時間ほどは、麻酔が効いた状態のため飲食は控えるようにしましょう。当日は、傷口に食べ物が当たらないように注意し、できるだけ柔らかいものから食べるようにしましょう。2~3日間は、痛みを誘発する恐れがあるため飲酒も控えることが望ましいです。
 
また、手術を受けた側でこれまでと同じような食事をしてしまうと傷口から出血したり、インプラント体がズレることによって痛みがでたりする可能性があります。医師から指示があるまでは、傷口に食べ物が当たらないように反対側で食事を取るようにしましょう。
 

運動や入浴は避ける

運動や入浴は避ける

手術後1~2日ほどは、血流のよくなる行為を避ける必要があります。湯船につかって長風呂や、サウナ・温泉、ウォーキングなどの軽い運動を避けるようにしましょう。プールやスポーツジム、ジョギングなどの激しい運動も、手術後1週間ほどは控えることが望ましいです。仕事や家事も軽めに終わらせられるように調整しておくと安心でしょう。
 
血流がよくなってしまうと、傷の治りが遅くなったり出血・痛みを誘発したりしてしまいます。仕事や学業で忙しく活動量が多い方は、連休前にインプラント治療を受けるなどの工夫が必要です。医師とよく相談して日程を決めるようにしましょう。
 

まとめ

インプラント治療の痛みについて解説しました。インプラント治療は外科的処置がともなうため、どうしても身構えてしまいますが、医師の指示を守って過ごしていれば過度な心配はいりません。術後はできるだけ安静に過ごし、経過観察の受診も欠かさないようにしましょう。どうしても痛みに関して心配であれば、事前に医師へ伝えて対応を確認しておくと安心です。
 
海岸歯科室では、国際インプラント学会の指導医である院長が、一人ひとりに最適な治療計画を作成しています。インプラント治療に関する不安や疑問に耳を傾け、患者さんの立場に立つ対応を心がけているため、インプラント治療を検討している方、インプラント歯科探しでお困りの方は、お気軽に海岸歯科室へご相談くださいませ。
 
監修:理事長 森本 哲郎




インプラントはやめた方が良い?注意すべき人の特徴や治療で気を付けるポイントを解説

インプラント治療を検討しているけれど「インプラントはやめた方が良い」「後悔している」などの噂を聞くと、心配になることもあるでしょう。外科手術がともなう治療のため、少しでも不安を払拭した状態で治療に臨みたいですよね。
 
しかし「インプラント治療をやめた方が良い理由って?」「どんな特徴の人がやめた方が良い?」など、具体的な内容が気になる方も多いでしょう。
 
そこで今回は、インプラント治療をやめた方が良いといわれる理由について解説します。インプラント治療を受ける際に注意すべき人の特徴や、治療で気を付けるポイントについても解説するので、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

インプラントは「やめた方が良い」がといわれる理由

インプラントは「やめた方が良い」がといわれる理由

リスクや注意点をしっかり把握しないまま治療を受けたり、メンテナンスに通わずインプラントが脱落してしまったりすると「インプラントはやめた方が良い」と感じることもあるでしょう。どんな治療にもメリット・デメリットやリスクが存在するため、医師とよく相談してから治療を受けることが大切です。
 
ここでは、インプラント治療を「やめた方が良い」といわれる理由について解説します。
 

①外科手術のリスクがある

インプラント治療は、歯茎を切開して顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋入する外科手術が必要な歯科治療です。全身疾患を患っている方は、治療を受けられないケースもあるでしょう。また、局所麻酔下で行いますが、負担の大きい歯科治療といえます。
 

②治療費が安くない

基本的に、インプラント治療は健康保険が適用されず、費用の全額を負担しなくてはなりません。自由診療となるため、医院によって費用に大きな差がでてしまいます。気軽に治療を受けられるような金額ではないため、経済的な負担がかかってしまうでしょう。
 

③治療期間が長い

一般的に、インプラント体を埋入してから骨としっかり結合されるまで、数ヶ月の治癒期間が発生します。その間は、インプラント治療を進められないため、人工歯の装着までに1年以上かかるケースもあるでしょう。引っ越しや大事な予定を控えている方は、スケジュール調整を行っておく必要があります。
 

④メンテナンスが必要

インプラント治療が終わったあとは、数ヶ月に一度のペースで定期的にメンテナンスへ通います。歯科医院でのメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎にかかりやすくなってしまうため注意が必要です。インプラントを埋入すれば終わりの治療ではないため、長期的に通いやすい医院を選ぶようにしましょう。
 

⑤インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント周囲炎は、インプラント体を支えている骨を溶かしてしまうため、インプラント脱落の原因になります。インプラントは、天然歯のように細菌に対抗する力が備わっておらず、ケアを怠るとあっという間にインプラント周囲炎になってしまいます。
 

⑥金属アレルギーの人

インプラント治療にはアレルギー反応がでにくい医療用チタンを使用しますが、まれに金属へ強いアレルギー反応を起こす方は受けられない可能性があります。インプラント体のなかには、金属を使用しないものも存在しますが、症例によっては適用できないケースもあるでしょう。
 

インプラントを「やめた方が良い」人の特徴

インプラントを「やめた方が良い」人の特徴

インプラント治療は、メリット・デメリットを把握していれば、どんな方でも受けられる治療ではありません。なかには、受ける際に十分な注意が必要な方もいます。
 
ここでは、インプラント治療を「やめた方が良い人」「十分な注意が必要な人」の特徴を解説します。
 

顎の骨が少ない人

顎の骨が少ない・弱い方は、インプラント体を顎の骨に埋入できない可能性があります。インプラント体がしっかりと固定できないことが予測され、治療を断られるケースもあるでしょう。ただし、顎の骨を増やす「骨造形手術」で、骨が不足している部分に人工骨を足すことで、インプラント治療を受けられることもあります。症例によって異なるため、気になる方は医師へ相談してみましょう。
 

全身疾患がある人

糖尿病や心臓病、高血圧などの全身疾患がある方がインプラントのような外科治療を希望する場合、内科と歯科の医師とよく相談する必要があります。なかでも、糖尿病の方は骨がもろくインプラントがしっかりと結合しない可能性があるため、治療を受けられないケースがあるでしょう。
 
その他、服用している薬によっては、外科手術を受けられないケースもあります。歯科以外の病院にかかっている場合は、歯科医師へきちんと伝えておくようにしましょう。
 

メンテナンスができない人

インプラント治療終了後は、定期的にメンテナンスへ通う必要があります。通常は3~6ヶ月に一度ほどのペースですが、定期的にメンテナンスへ通えない方はインプラント治療をおすすめできません。適切なケアが十分に行えない状況で治療を受けても、インプラントがダメになるスピードが速いでしょう。インプラント治療が終わった後も、定期的なメンテナンスへ通う必要があることも理解した上で治療を検討しましょう。
 

金属アレルギーの人

インプラント治療には、アレルギー反応の少ない安全な金属を使用しますが、微量の金属にも強いアレルギー反応を起こす方は、治療を受ける際に十分な注意が必要です。金属アレルギーの方は、メタルフリーのインプラント治療が受けられるかどうか、医師とよく相談するようにしましょう。
 

インプラント治療で押さえておきたいポイント

インプラント治療で押さえておきたいポイント

インプラント治療は、リスクや注意点を把握しないまま安易に受けると、失敗や後悔する可能性のある治療です。
 
ここでは、インプラント治療を受ける前に押さえておきたいポイントを解説します。
 

信頼できるクリニックを選ぶ

インプラント治療は、治療やメンテナンスで長期的に通院する必要があります。そのため、治療を受ける医院には、信頼できる医師が在籍していることがとても大切です。インフォームドコンセントの徹底や、インプラント治療の十分な実績があるかどうか確認してみましょう。また、小さな疑問や悩みも気軽に相談でき、都度解消できる医院であることも大切です。医師としっかりコミュニケーションが取れる医院が望ましいでしょう。
 

医師にリスクを聞いておく

治療を開始する前に、インプラント治療のメリットだけでなく、デメリットや注意点、リスクに関する十分な説明を受けるようにしましょう。インプラント治療は、外科手術がともなうため「聞いていなかった」では済まされないような、重篤な合併症が起こる可能性もあります。医師にすべてを任せるのではなく、事前にリスクなどを把握してから治療に臨む姿勢が大切です。
 

他の治療法も検討する

審美性・機能性に大変優れているインプラント治療ですが、失った歯を補うための治療法は他にもあります。自分の症例にインプラント治療が最適なのか、他の治療方法が良いのか、十分に比較するようにしましょう。そのためには、複数の治療方法を提案してくれる医院で治療を受けるのが良いでしょう。
 

セルフケアや定期健診を怠らない

インプラントはインプラント周囲炎へかかりやすいため、ケアを怠るとインプラントが脱落する可能性が高まります。また、インプラントの寿命は10年ほどといわれていますが、適切なセルフケアや定期健診を行うことで、さらに長持ちさせられます。せっかく受けた治療を台無しにしないためにも、日ごろの丁寧なセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアを欠かさないようにしましょう。
 

まとめ

インプラント治療の「やめた方が良い」理由について解説しました。インプラント治療はメリットが多い反面、さまざまなリスクやデメリットも存在します。安易に治療を受けて後悔してしまわないよう、慎重に検討する必要があるでしょう。
 
海岸歯科室では、国際インプラント学会の指導医である院長が、一人ひとりに最適な治療計画を作成し、歯列治療に関する不安や疑問に耳を傾け、患者さんの立場に立つ対応を心がけています。インプラント治療を検討している方、失った歯の治療方法でお困りの方は、お気軽に海岸歯科室へご相談くださいませ。
 
監修:理事長 森本 哲郎




稲毛でのインプラント医院の選び方|費用相場についても解説

インプラント治療は、失った歯を補うための歯科治療として、審美的・機能的に大変優れています。失った歯の治療を受けるのであればインプラント治療、と第一候補として考えている方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、インプラント治療を受ける医院を「家から近いから」「安いから」などという安易な理由で選んでしまうと、後悔につながる可能性もあります。大事な口内を任せるわけですから、医院選びには慎重になりましょう。
  
そこで今回は、インプラント治療を受ける医院の選び方について解説します。稲毛でインプラント治療を受ける場合の費用相場についても解説するので、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

インプラントとは?

インプラントとは?

歯科におけるインプラントとは、骨のなかに人工歯根(インプラント体)を埋入し、その上に人工歯を装着して失った歯を補う歯科治療のことです。ブリッジや入れ歯のように周囲の歯に頼らない独立した治療が可能なため、残っている歯を守りながら治療が行えます。一方で、歯茎を切開したり顎の骨に穴を開けたりする外科手術がともなうため、負担が大きい治療ともいえるでしょう。
 

稲毛でのインプラント歯科の選び方

インプラント治療を受けるには、インプラント治療の実績や知識が豊富な医師のいる医院を選ぶことが大切です。インプラント歯科の選び方には、以下のポイントを意識してみましょう。
 

  • 設備の充実
  • インフォームドコンセントの徹底
  • 衛生的な環境
  • 豊富な実績

 
では、それぞれ解説します。
 

①設備の充実

インプラント治療は、歯茎を切開して顎の骨のなかにインプラント体を埋入する外科手術がともないます。そのため、インプラント治療を行うにあたり十分な設備が整えられている医院が好ましいでしょう。インプラント治療が適切か判断するためのCT撮影ができる機材や、使用する機器をきちんと滅菌できる機材、手術を行うための清潔な空間などが整っている医院を選ぶとよいでしょう。
 
また、インプラント治療に万が一のトラブルが発生するケースに備え、生体監視モニターや酸素吸引器、救急病院との連携が取れているかどうかなどの確認も行っておくと安心です。インプラント治療を受けるための設備だけでなく、緊急時にもスムーズな対応が取れる体制を整えている医院を選びましょう。
 

②インフォームドコンセントの徹底

インフォームドコンセントの徹底

インプラントを担当する医師が、インフォームドコンセントを徹底して行っているかチェックしてみましょう。インフォームドコンセントとは、治療に関する説明が医師から十分に行われ(インフォームド)、説明に疑問があれば解消し、内容を十分納得した上で治療に合意(コンセント)することをいいます。
 
以下のような項目を確認し、わからないことがあれば納得いくまで説明してくれる医師が好ましいです。
 

  • インプラントに関するメリット・デメリットの説明
  • 手術や全身疾患におけるリスクの説明
  • インプラント以外の治療の選択肢を提示

 
インプラント治療は、外科手術のともなう歯科治療です。口腔内環境や骨の状態によっては、インプラントが不向きでリスクがともなう可能性もあるため、インプラント治療のメリットばかりを説明する医師には十分注意しましょう。
 
また、インプラント以外にも、失った歯を補う治療方法があります。複数の選択肢を提示し、ライフスタイルや症例に最適なものを提案してくれる医院を選びましょう。
 

③衛生的な環境

感染対策が不十分な医院や、院内の設備が不十分な医院でインプラント治療を受けてしまうと、術中に細菌感染を起こしてしまう可能性があります。術後に痛みや腫れがでるだけでなく、インプラント体と骨がうまく結合しなかったり、インプラントが早期に脱落したりするケースもあるでしょう。
 
インプラント治療などを行うオペ室があるか、複数の医院でカウンセリングを受けて、じっくりと設備を比較することが大切です。
 

④豊富な実績

インプラント治療を担当する医師は、インプラント治療の実績が豊富かどうかも確認したいポイントのひとつです。インプラント治療だけでなく、歯周外科手術や歯周形成手術、補綴(ほてつ・人工歯)にもくわしい医師を選びましょう。経験の浅い医師では、術中のトラブルに対応できなかったり、手術自体が失敗に終わったりする可能性も考えられます。
 
さらに、手術後の失敗や合併症が起こった際にも、スムーズな対応ができる医師が好ましいでしょう。術後の対応ができないにもかかわらず、手術のみ行う医師は危険です。判断材料として、カウンセリング時の注意点やリスクの説明が十分に行われているか、術後に合併症が起こった場合のアプローチ法などの説明が明瞭であるかを確認しておきましょう。
 

【番外】自宅からの通いやすさ

インプラント治療を受ける医院は、自宅から通いやすい距離にある医院を選びましょう。インプラント治療は長期にわたる治療・メンテナンスのために通院が必要な歯科治療です。あまりにも通いにくい距離に医院があると、通院が億劫になったり急なトラブル時に駆け付けられなかったりと、何かと不便です。通いやすい距離には個人差がありますが、なるべく通いやすい場所にある医院を選ぶようにしましょう。
 

稲毛のインプラント医院の費用相場

稲毛のインプラント医院の費用相場

稲毛でインプラント治療を受ける場合の費用は、だいたい30~50万円です。医院や使用するインプラントメーカー、人工歯の素材によって費用が異なるため、予算がある場合は医師とよく相談するようにしましょう。また、症例によっては、骨を増量する処置などで追加費用が発生するケースもあるでしょう。
 
費用の大まかな内訳としては、インプラント体(人工歯根)は15~30万円ほど、インプラント体と人工歯をつなぐ土台(アバットメント)は2~5万円ほど、人工歯(セラミック製)は10~15万円ほどです。それぞれの症例や医院によって異なるため、最終的な確認は治療を受ける医院でしっかりと行いましょう。
 

稲毛のインプラント医院で保険適用できる?

基本的に、インプラント治療は健康保険が適用されない自由診療です。それぞれの医院が自由に費用を設定しているため、同じ地域でも費用に大きな差があることも珍しくありません。高額であれば上質な治療であるとは限らないため、適正価格で治療を行っている医院を探してみるとよいでしょう。
 
また、インプラント治療は保険適用されませんが、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(年間の総所得が200万円未満の場合は、総所得の5%)を超えた場合、確定申告で医療費控除を行うことで支払った税金の一部が還付されるお得な制度です。くわしい内容は、国税庁のホームページや近くの税務署で確認してみましょう。
 

まとめ

稲毛のインプラント医院の選び方について解説しました。インプラント治療は、大きな手術がともない、長期的なメンテナンスが必要な歯科治療です。安易に医院を決めてしまうと、医師との十分な信頼関係が築けなかったり、インプラント治療が失敗したりする可能性もあります。十分に比較しながら、慎重に医院を選んでインプラント治療を受けるようにしましょう。
 
海岸歯科室では、国際インプラント学会の指導医である院長が、一人ひとりに最適な治療計画を作成し、歯列治療に関する不安や疑問に耳を傾け、患者さんの立場に立つ対応を心がけています。インプラント治療を検討している方、インプラント歯科探しでお困りの方は、お気軽に海岸歯科室へご相談くださいませ。
 
監修:理事長 森本 哲郎




マウスピース矯正とは?メリット・注意点やかかる費用・期間をわかりやすく解説

歯列矯正を検討しているけれど「目立つ装置は避けたい」「できれば手入れの簡単なものがよい」など、矯正治療中の見た目や衛生管理を気にする方も多いでしょう。マウスピース矯正であれば、目立ちにくく取り外せる装置を使用するため、第一候補として挙げている方が多いです。
 
しかし、マウスピース矯正のメリットや注意点を具体的に把握した上で、じっくり検討したいという方もいるでしょう。費用や治療期間などは、私生活にも大きく関わってきますよね。
 
そこで今回は、マウスピース矯正について解説します。メリットや注意点、費用・治療期間についてもわかりやすく解説するので、マウスピース矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを段階ごとに交換しながら装着して、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。主流ブランドである「インビザライン」は、アメリカのアライン社が開発・提供しているマウスピース矯正です。
 
使用するマウスピースは透明度の高い医療用プラスチックのため、日中に装着していても周囲の人から気づかれることはほとんどありません。また、自分で取り外せるため、これまでと同じような食事や歯磨きが可能です。
 

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正とは、歯に固定式のブラケットと呼ばれる装置を取り付け、その間にワイヤーを通して歯を動かしていくもっともメジャーな矯正方法です。ワイヤー矯正には表側・裏側があり、それぞれ適用できる症例が多いことがメリットに挙げられます。
 
ただし、ワイヤー矯正中は装置の取り外しができず、歯とワイヤーの間に汚れがたまりやすくなります。虫歯や歯周病リスクが高くなってしまうため、これまで以上に丁寧な歯磨きを心がけるようにしましょう。
 

マウスピース矯正にかかる費用と期間

マウスピース矯正にかかる費用と期間

マウスピース矯正にかかる費用は、80~100万円ほどです。症例や医院によって費用が異なるため、予算がある方は医師へ相談してみましょう。
 
また、マウスピース矯正にかかる治療期間は、全体矯正であれば1年半~3年ほどで、部分矯正であれば半年~1年ほどです。矯正治療が終わったあとは、後戻りを防止するための保定期間に入り、2年ほど保定装置を付けながら経過観察を行います。
 

マウスピース矯正のメリット・注意点

マウスピース矯正のメリット・注意点

マウスピース矯正は、医師の指示を守りながら正しく進めていくとたくさんのメリットを得られる矯正方法です。しかし、メリットばかりではなく注意点やデメリットも存在するため、両方を把握して正しい選択ができるようにしましょう。
 
ここでは、マウスピース矯正のメリットと注意点を解説します。
 

メリット①:目立ちにくい

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、透明度の高い素材で作成されるため、装着していても目立ちにくいメリットがあります。日中に使用していてもほとんど目立たないため、こっそり矯正治療をはじめたい方や、人前に出る機会の多い方に向いているでしょう。
 
ただし、矯正力を高めるためのアタッチメントを装着する場合は、少し目立ってしまうかもしれません。大事な予定がある場合などは、事前に医師へ伝えておくようにしましょう。
 

メリット②:取り外しができる

ワイヤー矯正のように歯に固定する装置ではないため、いつでも自分で取り外せます。食事や歯磨きの際は取り外すため、これまでと同じような生活を送りながら矯正治療を進められるでしょう。
 
また、大事な記念撮影やイベント時も、短時間であれば取り外して対応しても問題ありません。矯正装置が取り外せることによって、ライフスタイルに大きな影響を与えないことも、大きなメリットといえるでしょう。
 

メリット③:アレルギーの心配が少ない

マウスピース作成に使用されている素材は、医療用のプラスチックです。矯正力を高めるためのアタッチメントやゴムにも金属が使用されていないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。アレルギーのためにワイヤー矯正が受けられなかった方は、マウスピース矯正が適用されるかどうか医師へ相談してみましょう。
 

メリット④:手入れがしやすい

取り外したマウスピースは、流水下で指の腹を使って汚れをサッと落とし、専用ケースで保管します。特別な管理は必要ないため、手入れがとても簡単です。雑菌などが気になる方は、マウスピース専用の洗浄剤などで手入れするとよいでしょう。
 
また、歯磨きの際も矯正装置が付いていない状態のため、ワイヤー矯正に比べて口腔内を清潔に保ちやすいメリットもあります。歯ブラシでゴシゴシと擦り洗いすると、細かい傷が付きかえって雑菌を増やしてしまう原因になるため、避けましょう。
 

メリット⑤:口腔内のトラブルが少ない

ワイヤー矯正では、金属製のワイヤーが口腔内に入るため、調整後の処理が甘いと頬の内側に刺さってしまうことがあります。ブラケットの厚みに慣れず、誤って唇を噛んでしまうこともあるでしょう。しかし、マウスピースは、プラスチック製で歯の形にピッタリ沿った形状をしているため、口腔内が傷つきません。口内炎ができる可能性も低いため、ストレスを感じることなく治療を進められるでしょう。
 

注意点①:適応範囲が限られている

マウスピース矯正は、骨格に異常のある噛み合わせや、外科手術が必要な重度の症例には適用できません。また、利用するマウスピースブランドによっては、軽度~中度の噛み合わせしか対応していないこともあります。症例やブランドによって適応範囲が限られているため、治療を受ける前に医師とよく相談するようにしましょう。
 

注意点②:装着時間を守る必要がある

装着時間を守る必要がある

いつでも取り外せる反面、自分で装着時間を管理する必要があります。1日の装着時間は、食事と歯磨きの時間を除く20時間ほどと決められており、装着している時間が短いとうまく治療が進まなくなるでしょう。慣れてくると、取り外した状態のまま外出する方もいますが、あまりにも長時間取り外していると後戻りをする可能性もあります。徹底した自己管理のもとで、マウスピース矯正が成り立っていることを意識して行動しましょう。
 

注意点③:装着中は飲食の制限がある

食事中は基本的にマウスピースを取り外しますが、水以外の飲み物を口にする際も取り外さなくてはなりません。外出中に甘いジュースやコーヒーなどを飲む際は、マウスピースを取り外す必要があるため気軽に飲食できないことにストレスを感じるケースもあるでしょう。マウスピースを付けたまま水以外の飲み物を飲んでしまうと、マウスピースと歯の間にたまり虫歯になりやすくなってしまうため注意しましょう。
 

まとめ

マウスピース矯正のメリットや注意点、費用・治療期間について解説しました。マウスピース矯正は目立ちにくく取り外しができる反面で、徹底した自己管理が必要な矯正方法です。適用できる症例も限られているため、気になる方はまずは歯科医院を受診してカウンセリングを受けてみましょう。
 
海岸歯科室で取り扱っている矯正器具は、見えにくく取り外しが可能なマウスピース型矯正装置(インビザライン)です。矯正専門医が一人ひとりに最適な治療計画を作成し、歯列治療に関する不安や疑問に耳を傾け、患者さんの立場に立つ対応を心がけています。歯列矯正でお悩みの方、マウスピース矯正を検討している方は、お気軽に海岸歯科室へご相談くださいませ。
 
監修:理事長 森本 哲郎




マウスピースで噛み合わせは矯正可能|噛み合わせが悪化する事例もある?

歯列矯正を検討している際「目立たないマウスピース矯正がよいけど、マウスピース矯正で自分の噛み合わせは治療できる?」と、不安や心配が多い方もいるのではないでしょうか。
 
矯正治療のためとはいえ、あまりにも目立つ装置で矯正治療を受けたくないという方は少なくありません。
 
今回は、マウスピース矯正で治療が可能な噛み合わせについて解説します。マウスピース矯正で治療すると噛み合わせが悪くなる可能性についてもあわせて解説するので、マウスピース矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。
 

マウスピースで噛み合わせ矯正ができる

マウスピース矯正とは、形の異なるマウスピースを段階ごとに交換しながら装着し、少しずつ歯を動かしていく治療法です。マウスピース矯正でも、一部の症例を除き、悪い噛み合わせや歯並びの矯正が可能です。少しずつ歯を動かすため、我慢できないような痛みを感じることはほとんどありません。
 
また、透明のマウスピースを使用して歯を動かすため目立ちにくいメリットがあります。自分で取り外すこともできるため、矯正治療中の見た目が気になる方でも受けやすい治療法といえるでしょう。
 

マウスピース矯正で治療できる悪い噛み合わせ

マウスピース矯正で治療できる悪い噛み合わせ

マウスピース矯正では、さまざまな症例の噛み合わせ改善に適用されます。骨格の異常が原因の噛み合わせや、外科手術がともなうような一部の重度な症例では難しい場合もありますが、ほとんどの症例に適用されるでしょう。
 
マウスピース矯正で治療できる噛み合わせは、以下のようなものが挙げられます。
 

  • 叢生(乱ぐい歯)
  • 開咬(オープンバイト)
  • 上顎前突(出っ歯)
  • 下顎前突(受け口)
  • 空隙歯列(すきっ歯)
  • 過蓋咬合(ディープバイト)

 
では、マウスピース矯正で治療できる悪い噛み合わせについて解説します。当てはまるものや、気になることがあれば、歯科医院を受診して早めに相談しておきましょう。
 

叢生(乱ぐい歯)

叢生(乱ぐい歯)

叢生(そうせい)は、「乱ぐい歯」とも呼ばれるガタガタした歯並びや噛み合わせを指します。犬歯などが歯列からはみ出ている「八重歯」も、叢生のひとつです。叢生は、日本人の悪い歯並びにもっとも多いタイプで、見た目の悪さだけでなく、歯ブラシがしづらいため汚れがたまりやすい特徴があります。
 
また、叢生のひとつである八重歯は、日本ではチャームポイントとして愛らしい印象を与えることもありますが、歯並びや噛み合わせが悪いことに変わりはありません。海外では吸血鬼やオオカミなどの暗い印象を与えてしまう歯並びで「悪い歯並び」の代表的な症例として挙げられることもあります。
 

開咬(オープンバイト)

開咬は、歯科では「オープンバイト」と呼ばれ、奥歯でしっかりと噛んでも前歯が噛み合わない状態の噛み合わせを指します。数ある悪い歯並び・噛み合わせのなかでも、悪影響が強いと考えられています。
 
開咬をそのままにしておくと、口呼吸になったり滑舌や発音に影響をおよぼしたりする可能性があります。また、前歯で食べ物を噛み切れないため、奥歯など特定の歯に負担がかかりすぎてしまい、将来的に歯を失うリスクが高くなってしまうでしょう。見た目への影響も大きいため、早めに治療を検討するようにしましょう。
 

上顎前突(出っ歯)

上顎前突は、前歯や上顎全体が前方に突出している状態の噛み合わせです。いわゆる「出っ歯」の状態を指し、歯が突出しているために唇が閉じにくい場合があります。口元がゴボッとしている印象を与えることもあり「口ゴボ」と呼ばれることもあります。
 
また、前歯が噛み合っていない場合、前歯と舌で食べ物を噛み切る癖がついてしまうこともあるでしょう。舌で前歯を押すような行為を続けてしまうと、前歯に圧力がかかり出っ歯が悪化してしまう可能性も考えられます。
 

下顎前突(受け口)

下顎前突は、上顎前突の反対で、噛んだときに下額が上顎よりも前にある状態の噛み合わせです。「受け口」や「反対咬合」と呼ばれることもあります。重度の場合は、下顎全体が前にでてしゃくれているように見えることもあり、見た目を気にする方が多い噛み合わせといるでしょう。
 
また、歯がしっかりと噛み合わないため、食事などで一部の歯に過度な負担がかかってしまいます。8020運動(80歳になっても20本以上の歯を残す運動)が、もっとも達成されにくい噛み合わせといわれているため、受け口と診断された場合は前向きに歯列矯正を検討するようにしましょう。
 

空隙歯列(すきっ歯)

空隙歯列は、歯と歯の間に隙間ができる、いわゆる「すきっ歯」の状態の噛み合わせを指します。前歯の間に隙間がある場合は「正中離開」と呼ばれ、幼い印象を与えてしまう噛み合わせのため、コンプレックスに感じている方も多いでしょう。
 
また、食べ物が歯に詰まりやすくなり、食事中にストレスを感じる方も少なくありません。詰まったまま放置してしまうと虫歯になりやすいため、日ごろから丁寧なブラッシングを心がける必要があります。さらに、歯の隙間から空気が漏れてしまい、発音が不明瞭になるケースもあるでしょう。
 

過蓋咬合(ディープバイト)

過蓋咬合とは、噛み合わせが深く、上顎の前歯が下顎の前歯を覆いかぶさって見えづらい状態の噛み合わせを指します。歯科では「ディープバイト」と呼びます。噛み合わせが強く歯に過度な負担をかけてしまうだけでなく、上顎の歯が下顎の歯茎などを傷つけてしまう可能性もあります。
 
また、顎に負担がかかってしまい、顎関節症を引き起こすケースもあるでしょう。強く噛みしめる癖や歯ぎしりをする癖がついていると、歯がすり減って過蓋咬合が悪化する可能性も考えられます。一度すり減った歯を元に戻すことはできないため、気になる方は早めに歯科医院を受診しましょう。
 

マウスピース矯正によって噛み合わせが悪くなる可能性がある

マウスピース矯正によって噛み合わせが悪くなる可能性がある

マウスピース矯正ではさまざまな悪い噛み合わせを改善できますが、矯正治療が終わったあとに噛み合わせが悪くなる可能性があります。マウスピース矯正は、長時間厚みのあるマウスピースを装着して歯を動かすため、とくに奥歯ではマウスピースの厚みに押されて圧下してしまうことが原因として考えられます。
 
時間の経過とともに改善されるケースが多いですが、症例によっては再治療が必要なケースもあるでしょう。噛み合わせが悪いと感じた場合はすぐに医師へ相談し、経過を見てもらいましょう。心配な場合は、治療を開始する前に医師から十分な説明を受け、納得してから取り組むようにすると安心でしょう。
 

まとめ

マウスピース矯正で治療できる噛み合わせについて解説しました。マウスピース矯正は、一部の症例には適用されませんが、極端な噛み合わせでない限りはマウスピース矯正で治療が可能です。噛み合わせは放っておいてもよくなることはないので、気になることがあれば早めに歯科医院を受診して医師に相談するようにしましょう。
 
海岸歯科室で取り扱っている矯正器具は、見えにくく取り外しが可能なマウスピース型矯正装置です。矯正専門医が一人ひとりに最適な治療計画を作成し、歯列治療に関する不安や疑問に耳を傾け、患者さんの立場に立つ対応を心がけています。歯列矯正でお悩みの方、マウスピース矯正を検討している方は、お気軽に海岸歯科室へご相談くださいませ。
 
監修:理事長 森本 哲郎








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