なぜ大人の歯列矯正はやめた方がいいと言われるのか|メリット・デメリットを徹底解説|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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なぜ大人の歯列矯正はやめた方がいいと言われるのか|メリット・デメリットを徹底解説

最近は歯の審美性を高めるために大人でも歯列矯正をする人が増えていることを知っていますか?
ですが、そんな審美性を高める大人の歯列矯正はやめた方がいいとも言われています。その理由はなぜでしょうか。
今日は、そんな大人の歯列矯正のやめた方がいいと言われている理由や、メリット・デメリットについても解説いたします。

大人の歯列矯正はなぜやめた方がいいのか?

大人の歯列矯正は、何故やめた方がいいと言われる方が一定数いるのでしょうか。その理由は歯列矯正で嫌な思いをしたり、思ったような歯並びにならなかったりした方が一定数いるからです。そういった方はネットやSNSで自分の体験を綴っています。
その体験などが口コミで広がって、大人の矯正はやめた方がいいのではという意見を広げる結果に繋がっています。

どんな人が大人の歯列矯正をやめた方がいいと言っているのか?

では、どんな人が大人の歯列矯正をやめたほうがいいと意見を言っているのでしょうか。
その意見についていくつか纏めてみましたので、ここでご説明いたします。

子供時代でないと歯列矯正ができないと思っている

歯列矯正は骨が柔らかい子供のうちにやるべきで、大人になると骨ができあがってしまい、歯が動きにくくなってしまうという意見があります。これにより、歯列矯正は子供のうちでないとできないと思われている方が一定数いるのです。
これは大きな誤解で、大人になってからも歯列矯正で歯を動かすことは可能です。

抜歯や痛みに対する抵抗感

歯列矯正をおこなうとなると歯を動かすために、歯を抜歯したりワイヤー矯正による痛みを忌避したりする人も少なくありません。
そのような抵抗感から歯列矯正はすべきでないと考える方が一定いるようです。たしかに痛みや抜歯のリスクはありますが、キレイな歯並びにすることは歯の健康にもつながります。けっして歯列矯正をすべきでないという意見が正しいとは限らないのが現状です。

高額な治療費

歯列矯正を行うには数十万から数百万の高い治療代がかかります。また、一部の場合を除いて矯正は自由診療での支払いが一般的であり健康保険を利用することができません。そういった点からも、支払いなどに問題がある方は歯列矯正をやめたようがいいでしょう。

大人になって歯列矯正をするメリット

では、大人になってから歯列矯正をするメリットは何でしょうか?
それらのメリットについてこちらでは解説していきます。

歯並びがキレイになり審美的な問題が取り除かれる

歯列矯正をする方の殆どは、歯並びが悪く自身の歯にコンプレックスを抱いている方がほとんどです。そんな歯並びを正しくすることで、歯並び自体がキレイになり審美的な問題が取り除かれます。歯並びが悪く、歯を人に視られることが気になっていた方でも自信をもって素敵な笑顔を作れるようになるのです。

歯の手入れがしやすくなり虫歯・歯周病予防などになる

歯並びが悪いと、歯が重なっていたり斜めになっていたりして磨きにくいことがよくあります。そのため、歯並びの悪い歯は虫歯や歯周病になるリスクも少なからず持っているのです。
歯並びをキレイにすれば歯のケアに関する問題も解消し、虫歯や歯周病のリスクも軽減することができます。

かみ合わせがよくなる

噛み合わせが悪いと、歯の一部に負担がかかり歯の摩耗が進んでしまうことになります。
また、姿勢なども悪くなり、体全体に悪影響が出る可能性もあるのです。
噛み合わせがよくなれば、一部の歯に負担がかかることもなくなります。咬み合わせが悪いせいで姿勢が悪くなることもさけられます。

歯の治療の範囲を広げられる

噛み合わせが悪いと、歯の治療にも少なからず影響が出てきます。たとえば、虫歯や歯周病などになった場合や歯が重なっている不正咬合である場合、治療は困難を極めます。ですが、歯並びがキレイな場合は歯の治療をスムーズにおこなうことができます。
結果として、歯の治療の範囲を広げられる結果にもつながっていくのです。

大人になって歯列矯正をするデメリット

大人になって歯列矯正をすることのメリットをこれまで上げてきました。では、大人の歯列矯正におけるデメリットは何でしょうか。それらを解説していきます。

高額な費用

歯列矯正は安く済む部分矯正でも数十万。歯の全体の歯並びを矯正する全体矯正だと数百万の金額がかかります。また、そのほとんどの治療が自由診療となっており健康保険は適用されません。医療控除を受けるなどして高額な費用の一部を税金から免除することはできます。
それでも治療者の負担は重く金銭に余裕のない方にはお勧めできない治療法ではあります。

長期的な通院

歯列矯正は最低でも3ヶ月から半年間。長いときは3年以上もの年月を費やすこともあります。
その長い年月の中で歯を少しずつ移動させ、治療をおこなっていくのです。
もしも転勤や何らかの理由で引っ越しをしなければならない場合は、治療そのものが困難になってしまう可能性もあります。

治療的な痛み

マウスピース矯正ではないワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットと呼ばれる器具をつけそこにワイヤーを通します。そのワイヤーを少しずつ動かして歯を移動させます。
このときに歯に痛みが走ったり、ワイヤーが歯の内部にあたって傷ができたりことも少なくありません。ワイヤー矯正をおこなう場合は、歯の痛みなどのリスクについてしっかりと把握しておきましょう。

抜歯が必要な場合がある

不正咬合の場合、歯を移動させるために邪魔になる歯を抜歯する必要が出てくる場合があります。その歯を抜いてそのスペースに他の歯を移動させることで、キレイな歯並びを実現することができるのです。
顎などが小さな人の場合は、歯の大きさに比べ顎が小さいせいで歯並びが悪くなっている場合があります。その場合は、健康である歯を抜歯する必要性がでてきてしまうのです。

歯列矯正をしない方がいい人

ここまで歯列矯正をすることで出てくるデメリットを解説してきました。
ですが歯列矯正をしない方がいい人も中にはいます。歯列矯正をしない方がいい人にはどのような人たちがいるのでしょうか。
その方たちについて解説いたします。

治療費が支払えない

歯列矯正は安い部分矯正でも数十万、全体矯正になると数約万の金額が必要になってきます。それらの金額を支払う余裕がない方は、支払いが滞ってしまう可能性があるため歯列矯正を受けない方がいいでしょう。
治療が中途半端なところで中断されないよう、きちんと支払う余裕が出来てから治療は受けるべきです。

骨に問題がある

骨に問題がある場合、歯列矯正も慎重に進める必要が出てきます。例えば、日本の女性は人種的に骨格が小さく顎も小さいことが多いそうです。でも、歯の大きさは小さくないので大きな歯が小さな顎にいくつも並び、歯が薄くなってしまうことがあると言います。
また、歳を重ねるごとに骨は硬くなります。そのため、子供の頃の矯正と比べると歯を動かすのも時間がかかる場合が多いいです。
そういった場合のために、PAOOといった歯列矯正に特化した歯造成法があります。この治療の副効果として、歯が柔らかくなり、痛みの軽減することや歯の動くスピードを早めることができます。

被せ物やインプラントをしている

被せ物を多くしていると歯列矯正の際に不具合が生じる場合があります。歯が動くと噛み合わせがすべて変わってしまい、今までの噛み合わせに合わせて製作した被せ物が矯正後に合わなくなってしまうからです。
このような場合は、被せ物を仮歯に変更し、歯列矯正後に噛み合わせがあっている被せ物を新たに作ることになります。

また、インプラントは歯と癒着しており、歯列矯正で動かすことはできません。このような場合は、インプラント以外の部分を移動させるか、インプラントそのものを抜歯する必要が出てきます。

顎関節症などを患っている

歯並びが悪いと歯の噛み合わせが悪くなり、顎が歪んでしまう顎関節症になることがあります。この場合も、歯列矯正をやめておいた方がいいと判断される場合があります。
歯列矯正によって顎関節症が治る場合もありますが、反対に悪化させてしまう場合もあるからです。

大人の矯正の治療法

大人の歯列矯正にはどのような種類の強制方法があるのでしょうか。今回は表側矯正とマウスピース矯正をご紹介いたします。

表側矯正

表側矯正はブラケットと呼ばれる装置を歯につけ、そこにワイヤーを設置して歯を動かす方法です。一般的な矯正方法で、裏側にブラケットをつける裏側矯正も実施されています。

表側矯正のデメリット

表側矯正ですが、ブラケットが気になる見た目の問題や、歯を移動するときに痛みを感じる問題などがあります。また、食事がしにくくなる。歯磨きのときも装置が邪魔で歯の手入れがしにくいなどのデメリットがいくつかあります。
ブラケットを使った矯正をする場合は、それらのリスクを考えた上で治療に臨みましょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、歯にあったマウスピースを2週間に1度ほどの頻度で交換し歯を少しずつ動かしていく方法です。毎日20時間ほどマウスピースをつけている必要がありますが、マウスピースは取り外し可能で歯のお手入れも手軽にできます。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正の何よりの特徴は、マウスピースそのものが見えにくく歯の審美眼を損なわない部分です。また、歯が移動する際の痛みも少なく、患者側の負担が少なくてすむ治療法といえます。

まとめ

今回は、なぜ大人の歯列矯正はしない方がいいのかについて解説いたしました。結論から申し上げると、可能であれば大人になっても歯列矯正を受けるべきです。歯並びがキレイになれは、歯の審美眼だけでなく歯の手入れがしやすくなり虫歯や歯周病予防に繋がる。歯の噛み合わせが改善されるなどのメリットが多くあるためです。
海岸歯科室では大人の歯列矯正についてもご相談を承っています。歯列矯正をご希望の方は是非ともご来院ください。

監修:理事長 森本 哲郎

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