オステムインプラントと特徴は?治療のメリット・デメリットも徹底解説|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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オステムインプラントと特徴は?治療のメリット・デメリットも徹底解説|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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オステムインプラントと特徴は?治療のメリット・デメリットも徹底解説

オステムインプラントは、韓国のメーカーで製造されているインプラントです。デザインや技術が評価され、韓国はもちろん全世界約50カ国で使用されています。アジア人の骨格に向いているインプラントのため、日本人にもおすすめのインプラントです。

このコラムでは、オステムインプラントの特徴や、インプラント治療のメリット・デメリットなどを紹介します。「オステムインプラントってなに?」「インプラント治療は自分に向いている?」とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

オステムインプラントとは

オステムインプラントとは、韓国のインプラントメーカーで製造されているインプラントのことです。表面技術やデザイン、精度など優秀な技術が使われており、韓国はもちろん、アメリカや中国、インド、ドイツ、日本など、全世界約50カ国で使用されています。

インプラントは、歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨に埋入します。この歯槽骨の特徴は、欧米人とアジア人で異なります。韓国で作られたオステムインプラントはアジア人の骨格に合ったインプラントのため、日本人にフィットしやすくアジアはもちろん世界で愛用される注目のインプラントです。

オステムインプラントが選ばれる理由の1つとして、歯槽骨とインプラント体の結合の良さが挙げられます。歯槽骨とインプラント体が結合するまではおよそ3ヶ月かかりますが、オステムインプラントの場合は1ヶ月半から2ヶ月ほどの期間で結合するケースが大半です。

また、他のインプラントでは難しいケースも、オステムインプラントであれば治療できることがあります。歯槽骨の量や高さが足りない場合や、硬い骨・弱い骨にも埋入が可能です。さまざまな症例に対応できるため、オステムインプラントを取り入れる歯科医院も増えています。

オステムインプラントの特徴

インプラント3大メーカーの特徴を取り入れている

オステムインプラントは、インプラント世界3大メーカーの特徴を取り入れた性能を持つインプラントです。3大メーカーの特徴を以下の表で見てみましょう。

メーカー

特徴

ブローネマルク・インプラント

初期固定に優れた形状をしている

上顎はおよそ6ヶ月、下顎は3ヶ月でインプラント体と歯槽骨が結合するといわれている

ストローマン・インプラント

世界・国内ともにトップシェアブランド

表面性状であるSLAがインプラント体と歯槽骨の結合力を高めるため、埋入後およそ6週間で人口歯が装着できる

アストラ・インプラント

上記2社に比べると初期固定や表面性状の性能は劣るが、経年にともなうインプラント体を支える歯槽骨の吸収を防ぐ、プラットフォームスイッチングを採用している

オステムインプラントは、上記3つのメーカーの特徴を取り入れたインプラントです。形状は、ブローネマルク・インプラントのように初期固定に優れた形状をしています。インプラントの直径は3〜5mm程度ですが、直径6mm・7mmのサイズも取り揃えられています。

表面性状はストローマン・インプラントと同様のSLAが使われており、アストラ・インプラントのようにくびれ状のプラットフォームスイッチングを採用しています。これらの特徴を持つことにより、日常生活によって歯槽骨が吸収されることを防ぎ、歯槽骨とインプラント体を長く保てるような性能を持っているのです。

アジア人に向いている

オステムインプラントは韓国で開発されたインプラントです。アジア人の骨格に合うように設計されており、日本人も使いやすいインプラントとして人気があります。独自のインプラント体のサイズ展開とSLAを持ち、アジア人の歯槽骨にあうインプラントを作り出しました。2022年には世界市場シェアトップ3入りし、アジア・太平洋県ではシェア1位のインプラントメーカーとして知られています。

参考:OSSTEM JAPAN

品質と安全性が高い

オステムインプラントは、日本はもちろん世界でも品質と安全性が高いインプラントとしても知られています。品質マネジメントの国際標準化機構(ISO)規格であるISO9001の認証、EU加盟国の基準を満たす場合につけるCEマークも取得しています。

さらに、米国市場に製品を輸出するために必要なFDA登録において、最高クラスのclass-IIIを取得しています。世界で安全性と品質を保証されているため、安心して使えるでしょう。

インプラントのメリット

インプラント治療のメリットについて、詳しく見ていきましょう。

しっかりと咀嚼できる

インプラントは、顎の骨に直接埋め込み、それを土台として人口の歯を取り付ける治療です。骨にしっかりと固定されるため、自分の歯と同じような感覚で食べ物を咀嚼できます。

歯を失った場合、インプラントではなく入れ歯を付ける方法もあります。しかし、入れ歯はしっかりと固定されないと違和感があったり、食べ物が挟まったりして「本来の自分の歯とは違う」と感じる方も少なくありません。インプラントは人口的な歯を装着しているという違和感が少ないため、咀嚼や会話も楽に行えるでしょう。

審美的に優れている

インプラントは見た目の美しさにも優れています。差し歯を装着すると、色味が他の歯と合わずに不自然になったり、金具が見えてしまったりするリスクがあります。一方でインプラントの場合は、人口歯の部分に「ジルコニア」や「セラミック」が使用されることが多く、自然な歯と同じような見た目に整えられるのです。

他の歯への影響を与えない

インプラントは、装着にあたって他の歯に影響を与えない点もメリットです。たとえば入れ歯の場合は、装着にあたり、残っている健康な歯を削ることがあります。また、ブリッジと呼ばれる治療を行う場合は、歯を入れる部分の両側の歯を削って人口歯を装着するため、健康な歯を削らなければいけないというデメリットがあります。

一方でインプラントは、人口歯を入れる部分の顎の骨に埋め込んで装着する治療のため、周囲の歯を削る必要がありません。残っている歯に負担をかけずに治療ができる点も、インプラントのメリットといえます。

骨が痩せることを防止できる

元々の歯の歯根部分は顎の骨に埋め込まれており、歯が抜けると顎の骨は徐々に痩せてしまいます。インプラントは顎の骨に直接埋め込む治療のため、直接刺激が顎の骨に伝わり、顎の骨が痩せることを防止できます。

インプラントのデメリット

メリットの多いインプラント治療ですが、デメリットも押さえておく必要があります。ここでは、インプラントのデメリットを3つ紹介します。

治療期間が長い

インプラント治療は、入れ歯やブリッジと比べて治療期間がない傾向があります。治療期間中は、抜歯や経過観察、手術など複数回の通院が必要になり、治療完了までに半年程度の時間がかかるケースもあります。

インプラントの治療期間が長い理由として、インプラントが骨と結合するまでの期間が長いことが挙げられます。オステムインプラントはインプラントと骨の結合が比較的早いため、治療期間を短くすることもできるでしょう。

治療費が高額

インプラントは、治療費が高額になる傾向があります。基本的に保険適用外の治療となるため、保険適用の入れ歯治療と比較すると、高額に感じるでしょう。治療費は、インプラントの種類や人口歯の種類によっても大きく異なります。人口歯の審美性や手入れの楽さなどを求めると、費用が高くなります。予算と相談して種類を選びましょう。

相場としては、インプラント1本あたり30〜40万円程度です。また、インプラントの治療後も定期的に歯科医院でのメンテナンスが必要になるため、メンテナンスにかかる費用もチェックしておくと良いでしょう。

手術が必要

インプラントは、顎の骨にインプラントを埋め込むための手術が必要になります。処置時間は1本あたり15分程度と短いですが、手術のため心身ともに負担がかかる可能性があります。手術中は麻酔を使用しますが、麻酔が切れると痛みを感じることがあるでしょう。また、持病がある方や妊娠中の方は、手術を受けられない可能性があります。事前に必ず医師に相談しましょう。

インプラントを受ける歯科医院の選び方

インプラントは、治療を受けるクリニックを慎重に選ばなければ、トラブルが発生する可能性があります。インプラント治療を受ける歯科医院の選び方を見ていきましょう。

高品質なインプラントを使用している

歯科医院によって、扱っているクリニックの種類は異なります。また、扱うインプラントによってかかる費用も変わってきます。インプラントの費用相場は1本30万円程度ですが、あまりに安い費用で治療を受けられる場合、品質の劣るインプラントを使用している恐れがあるでしょう。

将来的に治療の受け直しが必要になったり、長持ちしなかったりといった可能性があるため、使用しているインプラント体の種類を考慮して歯科医院を選ぶことも大切です。

説明が丁寧

インプラント治療を開始するためには、医師による治療の説明があります。カウンセリングや問診の際に、治療内容をしっかり説明してくれるか、リスクも教えてくれるかなどをチェックしましょう。インプラントは長い治療になるため、医師との信頼関係が大切です。安心してお任せできる医師を選びましょう。

治療経験が豊富

インプラント治療は、歯科医師の経験も出来栄えに関係します。一人一人の歯や骨の状態に合わせて適切な治療を行うためには、医師の知識と経験が必要不可欠です。ホームページやカウンセリングで、医師の症例数やインプラントを得意としているかどうかなどを確認すると良いでしょう。

まとめ

オステムインプラントは、韓国のメーカーで作られているインプラントです。アジア人の骨格にあったインプラントで、全世界約50カ国で使用されています。世界3大インプラントメーカーの特徴を取り入れているため、日常生活によって歯槽骨が吸収されることを防ぎ、歯槽骨とインプラント体を長く保てるような性能を持っている点が特徴です。日本人の骨格にも合っているインプラントとして、注目を集めています。

海岸歯科室は、インプラント治療を得意とする歯科医院です。インプラント治療に対して不安をお持ちの方や、歯医者さんが怖いという方にも丁寧に治療方針を提案していますので、ぜひお気軽に受診ください。

監修:理事長 森本 哲郎

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