ブライダルホワイトニングとは?治療法や注意点を紹介
- 2024年12月10日
- コラム
「結婚式前に歯を白くしたい」
「歯の黄ばみが気になってうまく笑えない」
ブライダルホワイトニングは、結婚式や前撮りなどのイベントに備えて、歯のホワイトニングを行うことです。白い歯を手に入れられるため、晴れの日に自信を持って過ごすことができるでしょう。
このコラムでは、ブライダルホワイトニングのメリットや具体的な方法、注意点などを詳しく紹介します。ブライダルホワイトニングを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
ブライダルホワイトニングとは
ブライダルホワイトニングとは、結婚式や前撮り写真撮影など特別なイベントに向けて、歯を美しく白くするためのホワイトニングケアを指します。
結婚式は、晴れ姿を写真やビデオに残すことが多いため、笑顔をより美しく見せるために、多くの花嫁や花婿がブライダルホワイトニングを利用します。表情のアップを撮られることも多いため、歯が白いとより美しい写真が残せるでしょう。
結婚式では、白い衣装を着るケースが多いです。白の衣装を着ると歯の黄ばみが目立ちやすくなるため、後から写真を見返した際に後悔してしまう可能性があります。
白い衣装で思いっきり笑顔になるために、ブライダルホワイトニングを受けると良いでしょう。
ホワイトニングのメリット
ホワイトニングの主なメリットは、下記の4つです。
- 見た目の印象が良くなる
- 短期間で歯が白くなる
- セラミックよりも費用が抑えられる
- 虫歯のリスクを抑えられる
ホワイトニングは歯が白くなるだけでなく、自信を持てたり費用や虫歯のリスクを抑えられたりといったメリットがあります。
ホワイトニングのメリットについて詳しく見ていきましょう。
見た目の印象が良くなる
歯が白くなると、見た目の印象が向上します。
歯は顔の印象を左右する部分のため、歯が黄ばんだり汚れが目立ったりすると清潔感がない印象を与えることがあるでしょう。結婚式は人前に立って注目を浴びる機会です。白い歯は清潔感があり、美しい印象を与えられます。
また、歯に自信がない方は、笑うときに口元を手で隠したり、笑顔に自信を持てなかったりすることがあります。自分の歯が気になると笑顔に自信が持てず、口を開いて笑わないようにしてしまう可能性もあります。
ブライダルホワイトニングで歯を白くすれば笑顔に自信が持てるようになり、結婚式当日や前撮りも笑顔で迎えられるでしょう。
短期間で歯が白くなる
ホワイトニングの種類によっては、短期間で白い歯が手に入る点もメリットです。クリニックで行うオフィスホワイトニングは、1回の施術でも効果を得られる可能性があります。
1回30分〜1時間程度の施術でも白さを実感しやすいため、結婚式前の忙しい時期でも時間をかけずに歯に自信を持てるようになるでしょう。結婚式までに時間がない方にもおすすめです。
セラミックよりも費用が抑えられる
ホワイトニングは、セラミックや差し歯よりも費用が抑えられる傾向があります。
歯を白く美しくするためには、セラミックや差し歯を入れる方法もあります。しかし、この方法は歯を削ることが必要で、歯が痛む可能性があります。
また、外科手術が必要になるため、1本セラミックにするだけでも数十万円かかる可能性があります。その点ホワイトニングは方法によっては費用を抑えられるため、セラミックよりも歯に負担や費用をかけずに施術できる点がメリットです。
虫歯のリスクを抑えられる
ホワイトニングをすると、虫歯のリスクを抑えられます。
ホワイトニングのためにクリニックに行くと、まず口内のチェックを行います。虫歯や歯周病があった場合はホワイトニングの前に治療を行うため、口内を清潔に保てるようになるでしょう。
また、ホワイトニング後に歯の白さをキープするためのメンテナンスも教えてもらえるので、綺麗な歯を保ちやすくなります。
【期間別】ブライダルホワイトニングの方法
ブライダルホワイトニングは、希望の白さになるまで数回通うことが多いです。また、1回の施術後は歯の負担を避けるために1週間程度空ける必要があるため、時間には余裕を持って施術を始めることが必要です。
しかし、大切な日の直前にホワイトニングを始めたいと思う方もいるでしょう。ここでは、ホワイトニングを始める期間別におすすめの施術法を紹介します。
結婚式の1〜2ヶ月前
結婚式の1〜2ヶ月前からホワイトニングを始めると、しっかり歯を白くするための十分な時間があります。
ある程度時間をかけてホワイトニングを行う際は、以下の3つの施術法がおすすめです。
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- デュアルホワイトニング
それぞれの施術法について紹介します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングのことを指します。専用の薬剤を使用して機械で光を照射することで歯を白くする効果が期待できます。国家資格を持った歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、安全性も高いことも特徴です。
オフィスホワイトニングは、使用する薬剤やライトの種類にもよって異なりますが、1回で効果を実感できることの多い施術です。ホームホワイトニングよりも高濃度の薬剤とライトを使用することによって、早期に結果を出すことができます。
また、自宅で時間をかけて行う必要がないため、忙しい方や面倒くさがりな方にも向いています。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、自宅で自分のタイミングで行えるホワイトニングです。マウスピースにホワイトニング用の薬剤を入れて装着するだけで、歯を徐々に白くできます。歯科医院でマウスピースを作って薬剤を処方してもらえば、自分のタイミングでホワイトニングができる点がメリットです。
また、徐々に歯を白くする方法のため、白色が持続しやすいこともメリットと言えます。ただし、歯科医院で使用する薬剤よりも低濃度の薬剤を使用するため、マウスピースを1日1回30分〜数時間程度と、長時間付ける必要があります。自宅にいる時間が短い方は向いていない可能性があるでしょう。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行うホワイトニングです。
2つのホワイトニングを行うことで、両方のメリットを得ながら歯を白くできます。即効性のあるオフィスホワイトニングと持続性のあるホームホワイトニングを組み合わせて行えるため、短期間で理想の白さに近づきやすいです。また、オフィスホワイトニングで白くした歯をホームホワイトニングで持続できるため、結婚式当日まで白い歯を保ちやすいでしょう。
ただし、2つの方法を両方行う施術のため、費用がかかる傾向があります。
結婚式直前
結婚式直前に歯を白くしたい場合は、即効性のある方法がおすすめです。短期間でホワイトニングを完了させたい場合は、下記の方法を試してみましょう。
歯磨き粉
ドラッグストアなどでホワイトニング用の歯磨き粉をする方法もおすすめです。市販のホワイトニング用歯磨き粉には、重曹や研磨剤などの歯を白くする成分が含まれています。これを使用して磨くことで徐々に歯を白くできるでしょう。
ドラッグストアなどで気軽に購入でき、費用も安くできる点がメリットです。
ただし、研磨剤が含まれる歯磨き粉を長期的に使用すると、歯が傷つく恐れもあります。また、歯の黄ばみの程度によっては効果を感じられないこともあるため注意しましょう。
歯のマニキュア
歯のマニキュアは、歯に直接塗って歯を白くするアイテムです。塗るだけで歯を白くでき、すぐに効果を実感できる点がメリットです。
費用が安く済み即効性がある点がありますが、歯を白くする治療ではないため、持続性がないことがデメリットと言えるでしょう。
ブライダルホワイトニングの注意点
- 虫歯の治療を優先する
- 知覚過敏が起こることがある
- 妊娠中・授乳中はホワイトニングできない
- 詰め物や差し歯はホワイトニングできない
- ホワイトニング直後は食べ物に気をつける
それぞれの注意点について詳しく説明します。
虫歯の治療を優先する
ホワイトニングでは濃度の濃い薬剤を使用するため、虫歯や歯周病の治療を優先して行う必要があります。虫歯や歯周病の部分に薬剤が染みてしまうと、強い痛みを感じる可能性があるためです。
結婚式直前にホワイトニングを始めようとした場合でも、虫歯の状態がひどい場合は治療を優先するため、ホワイトニングが間に合わない可能性があります。
知覚過敏が起こることがある
ホワイトニングは、稀に知覚過敏を起こすことがあります。使用する薬剤が一時的に歯の表面を保護する皮膜を歯がしたり、エナメル質に影響を与えたりすることで、食べ物や飲み物が知覚過敏が起こりやすくなるのです。
一般的には24時間程度でおさまりますが、それ以上続く可能性もあります。結婚式直前に行うと本番を楽しめない可能性があるでしょう。時間にはある程度余裕を持って治療を始めるのがおすすめです。
妊娠中・授乳中はホワイトニングできない
妊娠中・授乳中の方は、胎児への影響を考え、ホワイトニングは受けられません。妊娠中・授乳中に歯を白くしたい場合は、ホワイトニング効果のある歯磨き粉やマニキュアを使って歯を白くすると良いでしょう。
詰め物や差し歯はホワイトニングできない
詰め物や差し歯がある部分は、ホワイトニングが受けられません。ホワイトニングで白くできるのは自然の歯だけです。自分の歯がホワイトニングを受けられる状態なのか、事前に確認しておくと良いでしょう。
ホワイトニング直後は食べ物に気をつける
ホワイトニング直後は、歯の表面を保護する膜が剥がれている状態のため、歯が溶けやすく、着色しやすい状態です。
カレーやコーヒー、赤ワインなどの色が濃いものや、オレンジジュースや炭酸飲料などの酸性が強いものを飲むと、歯が溶けやすくなります。
ホワイトニング後数時間は着色しやすいものを避け、なるべく白に近い食べ物や飲み物を接種するのがおすすめです。
まとめ
ブライダルホワイトニングは、結婚式に備えて歯を白くすることです。歯科医院で行うオフィスホワイトニングや、自宅で行うルームホワイトニングなど、さまざまな施術法があります。
海岸歯科室では、ルームホワイトニング後にオフィスホワイトニングを行うデュアルホワイトニングを行っています。結婚式当日に自信を持って笑顔を見せられるように最適な治療を提案いたしますので、ぜひお気軽にお越しください。
監修:理事長 森本 哲郎