ワイヤー矯正で使われるブラケットの種類は?特徴や外れた場合の対処法を紹介|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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ワイヤー矯正で使われるブラケットの種類は?特徴や外れた場合の対処法を紹介|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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ワイヤー矯正で使われるブラケットの種類は?特徴や外れた場合の対処法を紹介

ワイヤー矯正では、ブラケットと呼ばれる矯正器具を歯に装着します。ブラケットには複数の種類があり、素材によって目立ちやすさや料金などが異なります。

これから矯正治療を受けようと考えている方の中には、どのブラケットを選べば良いかわかっていない方も多いでしょう。

そこで今回は、ブラケットの種類や特徴、もしも外れてしまった場合の対策法などを紹介します。矯正治療を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

矯正ブラケットとは

矯正ブラケットとは、ワイヤー矯正の際に使う器具で、歯に直接付けて使用します。ブラケットの真ん中にはワイヤーを通すための溝があり、ワイヤーをそこに通すことで歯に力を加えて動かす仕組みです。

ブラケットは歯の軸や隣の歯との位置を考えながら付けることが必要なため、角度などの細かな調整が必要です。

併せて使用するワイヤーは金属製のものが多いですが、複数の種類があるため、こちらも用途に合わせて選びましょう。矯正していることを目立たせたくない方は、金属以外の素材を選ぶのがおすすめです。

矯正ブラケットの種類

矯正ブラケットの種類は、主に以下の5つに分けられます。

  • メタルブラケット
  • プラスチックブラケット
  • セラミックブラケット
  • ジルコニアブラケット
  • リンガルブラケット

それぞれの特徴や費用について、詳しく見ていきましょう。

メタルブラケット

メタルブラケットは、ワイヤー矯正で使われることが多い金属製のブラケットの1つです。ステンレススチールやチタンなどの金属で作られています。金属製のため強度や耐久性が高く、丈夫な点が特徴です。

ただし、金属製のため矯正していることがわかりやすいです。また、口内で舌や粘膜に触れることで痛みや違和感を感じる可能性があります。

プラスチックブラケット

プラスチックブラケットは、ポリマー素材で作られたブラケットです。透明または半透明なので、矯正中でも目立ちにくいです。金属製のブラケットよりも柔らかいため、痛みや口内での違和感が少ない点も特徴といえるでしょう。

一方で、金属製のメタルブラケットと比べて強度や耐久性が劣るため、大きな力を加える必要がある症例には向いていない可能性があります。

また、メタルブラケットよりも摩擦が大きく歯の移動が遅い傾向があるため、治療期間が長くなる可能性があるでしょう。大きな動きを必要としない、比較的軽度の症状のケースに向いているブラケットです。

セラミックブラケット

セラミックブラケットは歯の色に似ている素材から作られているため、矯正をしていることが目立ちにくい点が特徴です。また、食べ物による着色もしにくいため、扱いもしやすいです。

比較的強度の強い素材ではありますが、強い衝撃が加わると割れることがあるため、装着時や取り外す際は慎重に扱う必要があります。また、硬い素材のため、痛みを感じる方もいるでしょう。

ジルコニアブラケット

ジルコニアブラケットは、金属製のメタルブラケットと同じように高い強度と耐久性があるブラケットです。審美性が高く、見た目が自然で矯正をしていることがわかりにくい点も特徴といえます。強度も高いので、重度の歯並びの乱れの症例にも適応しやすいです。

メリットの多いブラケットですが、費用が比較的高い点に注意しましょう。

リンガルブラケット

リンガルブラケットは、歯の裏側に取り付けるブラケットのことを指します。口を開けても矯正をしていることがわかりにくいため、いかにも矯正している見た目を避けたい方に向いています。

リンガルブラケットは歯の裏側に付ける矯正方法のため、難易度が高いです。矯正治療の経験が豊富な医師でないと、対応していない場合があります。費用も高額なケースが多いです。

また、歯やブラケットの汚れを取るのが難しいため、虫歯や歯周病を避けるために念入りに口腔ケアする必要があります。

ブラケット治療のメリット

ブラケット治療のメリットは、主に以下の3つです。

  • 様々な症例に対応している
  • 研究が進んでいる矯正方法である
  • 自分に合ったブラケットを選択できる

それぞれについて下記で詳しく説明します。

様々な症例に適応している

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを装着してワイヤーで歯を動かす治療法です。自由にブラケットを装着できるので、歯並びの悪さが重度の方であっても治療できます。

ワイヤー以外の矯正方法に、マウスピース矯正があります。マウスピース矯正は、透明なマウスピースを段階に合わせて交換しながら歯を動かす方法です。透明なため矯正していることが目立ちにくいメリットがありますが、歯並びが大きく乱れているケースや、噛み合わせを治療したいケースには適応していません。

一方ブラケットを使用した矯正方法は大きな力で歯を動かせるため、歯並びの乱れが重度の方や噛み合わせを改善したい方にも向いています。

研究が進んでいる矯正方法である

ブラケットを使用したワイヤー治療は、古くから行われている一般的な矯正方法です。そのため、症例や治療実績などのノウハウが非常に多く溜まっています。ワイヤー矯正の実績が豊富な医師も多いため、安心して受けやすい治療法といえるでしょう。

自分に合ったブラケットを選択できる

上記で紹介した通り、ブラケットにはたくさんの種類があります。「金属製のブラケットは目立つから避けたい」「口内で痛みが出ないブラケットにしたい」など、個人の希望に合った種類のブラケットを選べるのも、ブラケットによる矯正のメリットといえるでしょう。

また、金属製でないブラケットもあるので、金属アレルギーの方でも問題なく治療を受けられます。

ブラケット治療のデメリット

ブラケット治療のデメリットは、以下の3つです。

  • 金属製の矯正ブラケットは目立つ
  • 慣れるまで痛みなどが生じる
  • 目立ちにくいものは費用が高額

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

金属製の矯正ブラケットは目立つ

金属製のメタルブラケットは、矯正をしていることが目立ちやすいです。銀色のメタルブラケットは歯の色と全く異なるため、口を開けた際に矯正していることがすぐわかってしまいます。矯正は数年間にわたり長期間行う必要があるため、見た目が気になる方もいるでしょう。

慣れるまで痛みなどが生じる

ワイヤー矯正では、口内にブラケットを装着してワイヤーを通すため、慣れるまでは口内に違和感を感じる方が多いです。金属製のブラケットを使用する場合などは、粘膜にブラケットが当たることで痛みを感じるケースもあります。

口の内側や舌に矯正器具が当たることで、口内炎ができることもあるでしょう。装着してから1週間程度で慣れて痛みが少なくなりますが、痛みが強い時は病院から処方されたワックスなどでカバーすることもできます。それでも痛みが気になる場合は、病院で相談してみましょう。

目立ちにくいものは費用が高額

金属製ではないプラスチックブラケットやジルコニアブラケットは、矯正をしていることが目立ちにくいです。ただし、金属製のメタルブラケットよりもコストがかかる傾向があります

メタルブラケットが30〜80万円程度の費用であるのに対し、プラスチックブラケットは60〜90万円、ジルコニアブラケットは65〜100万円程度の費用がかかります。予算内に収まるかどうかも考えてブラケットの種類を選ぶようにしましょう。

ブラケットが外れた場合

ブラケットが外れた場合は、歯科医院に連絡してすぐに受診する必要があるか確認しましょう。ブラケットは、硬いものを噛んで衝撃を受けた場合や、歯が動いて歯並びが変化した場合などに外れてしまう可能性があります。

ブラケットが外れた際は、歯科医院から渡された矯正用のワックスでひとまずブラケットを固定するとよいでしょう。

ブラケットが外れた場合に、自己判断でそのままにしておくのは避けてください。ブラケットが外れてしまうと、歯が正しい位置に動かず、矯正期間が長引く可能性があります。

ブラケットは矯正装置の中でも外れやすいもののため、大切に扱うようにしてください。

ブラケットについてよくある質問

歯科矯正で使われるブラケットについて、よくある質問を紹介します。

ブラケットに黄ばみが付くことはある?

ブラケットの種類によっては、コーヒーやワイン、カレーなどを食べた際に、着色汚れが気になる可能性があります。金属ブラケットは着色汚れが目立ちにくいですが、透明や白いブラケットを使う場合は、着色汚れが特に目立ちやすいです。

着色汚れを避けるためには、色の付きやすい食べ物を食べた際はすぐに歯磨きをする、定期的に歯科医院で汚れを落とすなどの対策を行い、ブラケットが綺麗な状態で矯正治療を続けられるようにしましょう。

ブラケットが外れた場合には料金がかかる?

ブラケットが外れてしまったときは、歯に再度装着する必要があります。再度取り付ける際の料金は歯科医院によって異なりますが、無料で対応してくれるケースが多いです。ただし、外れたブラケットを紛失してしまうと、追加で費用がかかる可能性があります。

また、故意に外した場合や、結婚式など自己都合で一時的にブラケットを外した場合は、取り付ける際に料金がかかることが多いです。

ブラケットを飲み込んだ場合の対処法は?

食事などの際にブラケットが外れて飲み込んでしまった場合は、すぐに歯科医院に連絡して対処法を相談しましょう。ブラケットの様子を確認するために、レントゲン撮影を行い、気道にブラケットを確認できた場合は除去します。

飲み込んだ後に症状が特に見られない場合でも、放置するのは危険です。ブラケットの付け直しも必要になるため、すぐに医師に連絡するようにしてください。

まとめ

ワイヤー矯正で使われるブラケットには、様々な種類があります。選ぶ素材によって目立ちにくさや料金が異なるため、見た目やお手入れのしやすさ、予算などによって自分に合ったブラケットを選びましょう。

海岸歯科室では、ワイヤー矯正はもちろん、より目立ちにくいインビザラインによる矯正治療も行っています。一人一人にあった矯正方法をご提案していますので、歯並びにお悩みの方はぜひお気軽にお越しください。

監修:理事長 森本 哲郎

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