審美歯科で前歯を治療したい!治療法や費用について解説
- 2025年2月10日
- コラム
前歯の形や色に悩んでいる方の中には、どの治療法を選択すれば良いかわからない方もいるのではないでしょうか?
審美歯科で前歯を治療する方法は、ホワイトニングやセラミックなどさまざまです。このコラムでは、それぞれの治療の特徴や費用について詳しく紹介します。
そもそも審美歯科とは?
審美歯科は、一般歯科のように口内の病気を治すのではなく、見た目や機能の改善を目指す治療です。
主に見た目の美しさの改善や、噛み合わせを改善するために行います。
審美歯科によって見た目や噛み合わせが改善し、快適な生活が実現できるため、見た目や機能面に問題を抱えている方には、ぜひおすすめしたい治療です。
審美歯科治療で前歯を治療するケース
口元は相手への第一印象にも大きく関わるため、前歯を治療したいという人も多いでしょう。
前歯のみが気になる場合、審美歯科では部分的に治療することも可能です。下記のような症状がある方は、審美歯科で前歯のみの治療で症状が改善できることがあります。
- 歯並びが悪い
- 出っ歯
- すきっ歯
上記の症状について説明します。
歯並びが悪い
前歯の歯並びが悪く、がたつきが気になっている場合、前歯のみ矯正などで治療することが可能です。歯の大きさが合っていなかったり、顎が小さかったりといった原因で歯列が乱れると、歯磨きで汚れが落ちにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
見た目が気になる場合は前歯のみを治療することもできますが、全体の歯並びが悪い場合は、噛み合わせや病気のリスクを防ぐためにも、歯列全体を矯正するのもおすすめです。
出っ歯
出っ歯とは、上顎の前歯が前に突き出したように見える状態です。上顎が前に出ているように見えたり、口を閉じた時に顎にシワが寄ったりすることがあります。
出っ歯は、幼い頃の指しゃぶりや、日常的な舌の癖が原因であるケースが多いです。口が閉じにくいため、口呼吸になりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
噛み合わせに不具合が生じ、全身に不調が生じることもあるため、早めに治療しましょう。
すきっ歯
すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間が空いている状態を指します。
見た目が悪いだけでなく、食べ物が詰まりやすかったり、噛み合わせに不具合が生じたりする可能性があります。食べ物が詰まることによって虫歯のリスクも高くなるため、注意が必要です。
すきっ歯の原因には、顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪いこと、歯の本数に問題があること、幼少期に長時間指しゃぶりをしていたことなどが挙げられます。
審美歯科で前歯を治療する方法
審美歯科で前歯を治療する方法には、主に以下が挙げられます。
- ホワイトニング
- セラミック
- 矯正治療
- ラミネートベニア
- ダイレクトボンディング
それぞれの治療の特徴について詳しく見ていきましょう。
ホワイトニング
ホワイトニングは、特殊な薬剤を歯に塗り、光を当てることで歯を白くする治療法です。前歯を白くすることで、見た目が美しくなり、笑顔に自信を持てるようになるでしょう。
ホワイトニングには、主に2つの治療法があります。
- オフィスホワイトニング
- デュアルホワイトニング
それぞれの治療法について見ていきましょう。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。
専用の薬剤を歯に塗布し、特殊な光を当てることで歯を白くします。医師や歯科衛生士などの有資格者が治療を行うため、安全性が高い点が特徴です。
また、自宅で行うホワイトニングよりも高濃度の薬剤を使用するため、数回の治療でも効果を感じやすいメリットもあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅でホワイトニングを行う方法です。
歯科医院でマウスピースを作成し、薬剤を購入して自宅などで行います。マウスピースに薬剤を塗布して歯に装着することで歯を白くできますが、オフィスホワイトニングよりも薬剤の濃度が低いため、効果の実感までに時間がかかります。ただし、時間をかけて歯を内部から白くするため、効果を長く得やすい点が特徴です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う治療です。
オフィスホワイトニングで効果を得た後に、ホームホワイトニングで効果を持続させます。即効性と持続性の2つを両立できる治療のため人気があります。
セラミック
セラミック治療は、被せ物をすることで歯並びや歯の形を整える治療法です。
治療したい位置の歯を削り、セラミックを被せます。前歯の形や歯並びを治したい方や出っ歯やすきっ歯の方、歯を白くしたい方にもセラミックがおすすめです。
前歯の治療に使用するセラミックには、以下のような種類があります。
- オールセラミック
- ジルコニア
- ハイブリッドセラミック
- メタルボンド
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
オールセラミック
オールセラミックは、セラミックのみで作られた素材です。
白く透明感があり自然な仕上がりのため、前歯の治療によく使用されます。金属ではないため、アレルギーを持つ方でも安心して使用できます。ただし、耐久性が弱い点がデメリットです。
ジルコニア
ジルコニアは非常に硬く、耐久性に優れた素材です。
オールセラミックよりも透明感は劣りますが、最近ではジルコニアの表面をセラミックで覆ったジルコニアセラミックを使うことで、自然な仕上がりを実現できるようになりました。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジンを組み合わせて作られた素材です。
耐久性が高く、変色もしづらいです。また、条件を満たせば保険適用にもなるため、費用を抑えたい方にもおすすめです。
メタルボンド
メタルボンドは、金属フレームの表面にセラミックを焼き付けた素材です。
表面はオールセラミックでできているため、透明感のある仕上がりになります。ただし、金属を使用しているため、金属アレルギーのある方は使用できないケースがあります。
矯正治療
矯正治療は歯に装置を付けて歯並びを整える治療法です。
歯並び全体の不良はもちろん、出っ歯やすきっ歯なども治療可能です。前歯の矯正治療を行う場合には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類の治療法があります。
ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる装置を付け、ワイヤーを通すことで歯を動かす治療法です。前歯のみに器具を装着し、部分矯正することができます。
マウスピース矯正は、毎日マウスピースを装着することで歯を徐々に動かす方法です。
前歯だけを動かす場合でも、歯列全体を覆うマウスピースを使用します。透明で取り外しも可能なため、矯正していることが目立ちにくい点が特徴です。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、セラミック性の薄いプレートをつける治療法です。削る量はごくわずかのため、歯に負担はほとんどかかりません。
セラミックのため変色や破損がしにくい点が特徴です。また、セラミックを歯に貼る治療のため、短期間で治療が完了する点もメリットと言えるでしょう。
ただし、歯を動かす効果はないため、歯並びや噛み合わせの改善は見られません。
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングは、歯の表面にプラスチックを塗り重ね、歯の色や形を整える治療法です。セラミックや詰め物よりも、歯を削る量を抑えて治療できます。
歯の色と合ったレジンを使用して治療するため、自然な仕上がりになり、強度や光沢感も強いです。また、型取りも不要のため、1回で治療が完了します。
ただし、前歯の先端が欠けていたり、歯の隙間が大きかったりする場合は適用にならない可能性があります。
審美歯科で前歯を治療する費用
審美歯科で前歯を治療する費用は、歯科医院によって異なります。
また、使用する素材や治療の難易度によっても費用が大きく異なるため、治療前に医師とよく相談し、見積もりを確認して納得してから治療を開始するようにしましょう。
一般的に審美歯科で前歯を治療する場合の費用相場は、以下の通りです。
ホワイトニング |
オフィスホワイトニング:2万円〜6万円程度 ホームホワイトニング:2万円〜5万円程度 デュアルホワイトニング:5万円〜8万円程度 |
セラミック |
5万円〜20万円程度(素材によって異なる) |
矯正治療 |
ワイヤー矯正:30万円〜60万円程度 マウスピース矯正:10万円〜40万円程度 |
ラミネートベニア |
8万円〜15万円程度 |
ダイレクトボンディング |
2万円〜5万円程度 |
歯科医院によってはデンタルローンが受けられたり、医療費控除で所得控除を受けられたりすることもあります。支払い方法に悩んだ際も、歯科医院に相談すると良いでしょう。
審美歯科に関するよくある質問
最後に、審美歯科で前歯を治療する際によく聞かれる質問に回答します。
前歯だけ審美歯科を行う際に失敗することはある?
セラミックで前歯の審美歯科を行った場合、周りの歯の色に馴染まず、理想の仕上がりにならないなどの後悔をすることがあります。
審美歯科を検討している方は、歯科医院のホームページで症例を確認したり、噛み合わせまで意識した治療を行っているかなどのチェックを行ったりしてから歯科医院を決めるのがおすすめです。
前歯を削っても大丈夫?
セラミックやラミネートベニアなどで治療を行う場合、前歯の一部を削る作業が必要です。削る量はごく少量ですが、稀に知覚過敏を引き起こす可能性があります。
知覚過敏は一時的な場合がほとんどですが、痛み止めを飲んでも効果がない場合や、2週間以上痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。
セラミックにしたら虫歯になりますか?
セラミックは被せ物自体が虫歯になることはありません。
しかし、歯磨きが十分でない場合、詰め物や被せ物の下にある自分の歯が虫歯になる可能性はあります。
セラミックの中で虫歯が進行すると歯磨きをしても進行を防げないため、定期的に歯科医院でのチェックを受けるようにしましょう。
まとめ
審美歯科で前歯を治療する方法は、セラミックやホワイトニング、矯正治療などさまざまです。それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の悩みに合わせた治療法を選択することが大切です。
海岸歯科室では、前歯に関する治療を幅広く行っています。どの治療法を選べば良いかわからない方や、治療に関して気になることがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
監修:理事長 森本 哲郎