歯が白い人は何が違う?白い歯がもたらす印象や、歯を白くする方法を解説
- 2025年2月15日
- コラム
歯が輝くように白い芸能人。
「キレイな歯だな…」と見ていてうっとりしたことはありませんか?
一体私たちとなにが違うのでしょうか?
今回は、歯の白い人は何が違うのか?
白い歯がもたらす印象や、歯を白くする方法について解説していきます。
歯の白さが人によって違うのはなぜか
歯の白さは人によってなぜ違うのでしょうか?
これは、歯の内側にある象牙質を包み込むエナメル質の厚さや・透明度・色によって違ってきます。この象牙質の中に歯の神経である歯髄が内包されています。
つまりエナメル質の様子によって、人の歯の白さは変わってくるのです。
歯が白い人はエナメル質が厚い歯を持っている方と考えられますし、黄色味を帯びている歯の持ち主はエナメル質が薄く中の象牙質が透けて見えている可能性があります。
日本人と欧米人の歯の違い
また、欧米の人々の歯は日本人のそれより白いと思った人はいるのではないでしょうか?
実は日本人と欧米人の歯はエナメル質に大きな違いがあります。日本人の歯はエナメル質が薄く象牙質が透けて見えるので、欧米人よりも黄色味を帯びた歯になりやすいのです。
歯の白さを判定するシェードガイドによると、欧米人の歯はかなり白い歯に分類されますが、日本人の歯はかなり黄色味を帯びた色として判定されます。
歯の色にも個体差がある
先ほども書きましたが、人によって歯の色には個体差があります。
それは、歯の象牙質を覆うエナメル質の厚さや・透明度・色によって歯の白さが違ってくるからです。エナメル質が薄ければ中の象牙質が透けて見えるので、黄色味を帯びた色の歯になりやすいです。
そのため歯の色は人によって個性があり、白い歯の人もいれば黄色味を帯びた歯の人もいるのです。
歯が白いと何が違うのか
では、歯が白いといったい何が違うのでしょうか
まず白い歯を持っている人は、とても清潔で明るい人だというイメージを持たれる方も多いいと思います。それ以外にも、白い歯を持っているとかなりプラスになることが多いいようです。それらのメリットについて解説していきます。
肌がキレイに見える
白い歯に光が当たると反射によって、周囲の肌が白く見えます。
そのため、歯が白いと歯がキレイに見えるのです。
歯が白くキレイに見えることは、顔の印象を明るくしその人を若々しむ見せることにも貢献します。
年齢よりも若く見える
白い歯は相手に、『若さ』や『清潔感』といった印象を与えると言われています。あるイギリスの調査によると、歯が白い人は平均で5歳は若く見えるそうです。
歯並びがよく見える
歯が白いと、光の反射の影響で歯のデコボコが目立たなくなります。そのため、歯並びがキレイに見え、周囲の人々に歯が整っている印象を与えることができます。
外見がよくなり自分に自信がつく
歯が白くなると、周囲の人に与えるイメージも明るく若々しいものになり、自然と周囲の反応も違ってきます。それによって、自分自身に自信が持てるようになり、前向きになることができるようになります。
歯が白いと、見た目だけでなく内面まで変えられる可能性があるのです。
黄色い歯がもたらす印象
では、白い歯と比べ黄色い歯がもたらす印象とはどのようなものなのでしょうか?
日本人の歯はもともと黄色味を帯びており、加齢によってエナメル質が薄くなることで歯の黄色味はますます強くなります。
ですが、歯が黄色いと『清潔感がない』『顔がくすんで見える』『不健康』『老けて見える』『歯並びの乱れが目立つ』などの印象を与えやすいようです。
歯の黄ばみを気にしない方は多いかもしれませんが、せめてお口のケアなどをきちんとして着色汚れなどは落としておいた方がいいかもしれません。
歯が黒くなる原因
歯が黄色かったり汚く見える原因は歯の色が黄色味を怯えているだけではありません。ここでは、歯が黒くなる原因について解説していきます。
飲食による色素沈着
歯に色素が着色しやすい飲食物をよくとっていると、歯に色素が沈着し歯の色が黄色味を帯びたり黒っぽくなったりしてしまいます。
コーヒーや赤ワイン、紅茶、ソーダーなど歯を着色しやすい飲み物の摂取は控えた方がいいでしょう。どうしても飲みたい場合は、歯に色素がつかないようストローを利用する。飲んだ後に色素沈着を防ぐため、歯をゆすぐなどの対策をとりましょう。
歯髄の死滅によるもの
歯の神経である歯髄が死滅すると、歯は黒く変色してしまいます。大きな虫歯や打撲により歯髄が死滅すると、歯は徐々に黒く変色していきます。虫歯の治療で神経を取った場合も、同様に歯の変色が怒ります。
神経が死滅した歯は、失活歯と呼ばれホワイトニングなどでも色が変わりずらい特徴があります。そのため、セラミックやプラスチックのクラウンを被せて歯を白くすることが多いいです。
歯を白くする方法
歯を白くする方法には具体的に、歯に薬液を塗って色素を分解するホワイトニングや、歯に被せ物をして白くするセラミッククラウンや、薄いセラミックをつけるセラミックべニアなどがあります。
それらの施術方法について解説いたします。
ホワイトニング
ホワイトニングは、歯に薬液を塗って色素を分解し歯を白くする施術方法です。大きく分けて、歯科医院でやるオフィスホワイトニングとマウスピースを使用して自宅でおこなうホームホワイトニングがあります。
また、2つの施術をおこなうデュアルホワイトニングもあります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院やクリニックでおこなうホワイトニングのことです。歯に薬剤を塗布し、LEDを照射することによって色素を分解します。即効性があり、数回の通院で歯の白さを実感することができます。
ただ色戻りしやすく、持続性も3ヵ月から半年と短いのが特徴です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、マウスピースに薬剤を注入し、1日1,2時間ほど装着することで歯を白くしていくホワイトニングです。薬剤の濃度が低いため、歯が白くなるのはゆっくりですが、色戻りが起こりづらく半年から1年ほどは効果が持続します。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングをおこなったあとに、ホームホワイトニングをおこないます。オフィスホワイトニングでは対応できない歯の裏側のホワイトニングをおこなことができます価格は2種類のホワイトニングをするため高額ですが、色戻りもしずらく半年から1年ほど効果も持続します。
セラミックべニア
セラミックべニアは、薄いセラミックのシェルを歯の前面につけることにより、歯を白く見せる方法です。天然の歯に近い透明度と光沢があり、自然で美しい仕上がりになります。セラミックなのでとても強度があり、適切にケアすれば10年から15年は長持ちします。また、着色もしにくく、コーヒーやタバコなどの影響も受けにくいです。
セラミッククラウン
セラミッククラウンは歯を削って、上にか被せる被り物により歯を白く見せる施術方法です。施術にあたって、歯の大部分を削る必要性が出てきます。
クラウン自体がセラミックで作られるため、歯の全体を白く見せることが可能です。また、セラミックは非常に強いため、適切にケアすれば10年から15年は長持ちします。
また、色も着色しにくいので、着色しやすい飲食物の影響も受けにくいです。
歯の白さを維持するには
ここまで歯を白くする方法について解説していきました。では、歯の白さを維持するには日常的なケアを含め、食生活の改善などがキーワードになってきます。それらについて、解説していきます。
日常的なケア
歯を白く保つためにも日常的なケアがかかせません。
例えば、着色しやすい飲食物を食べた後に、うがいや歯磨きをするだけでも歯の白さを保つことはできます。日常的に、ホワイトニング剤の入った歯磨き粉などで歯を磨くことも着色汚れなどを除去することに繋がります。
食生活の改善
カレーやチョコレート、ワインやコーヒーと言った着色汚れが付きやすい食生活を改善するだけでも、歯の白さを保つことは可能です。ですが、これらの食べ物を全く食べないことは不可能に近いでしょう。
そのため、着色しやすい飲み物はなるべくストローで飲む。カレーやチョコレートを食べたら、歯をゆすいだり歯磨きをすることを習慣づけ、着色汚れが付きにくいようにしましょう。
歯科医院での定期的なメンテナンス
歯医者で定期的にクリーニングを受け、汚れを目立たないようにすることも歯を白く保つためには大切なことです。また、効果が切れ始めたために追加で受けるホワイトニングは、タッチアップホワイトニングと呼ばれています。
タッチアップホワイトニングは、受ける歯科医院によって割引などの特典があるケースもありますので、ホワイトニングをするさいにその点もきちんと調べ、追加のホワイトニングを安く受けられるようにしましょう。
まとめ
今回は、歯が白い人は何が違うのかということをテーマに解説していきました。
まず、歯の白さは象牙質を包むエナメル質によって個体差があること。特に欧米人は歯が白く、日本人は象牙質が薄いため歯が黄色味を帯びていることを解説いたしました。
また、黄色い歯だと人にマイナスなイメージを抱かせてしまう恐れがあること。逆に、白い肌と人に明るく若々しいイメージを抱かせることも解説いたしました。
海岸歯科室では、自然な歯の白さを手に入れられる審美治療も実施しています。
歯を白くしたい方は、是非とも当院をお尋ねください。
監修:理事長 森本 哲郎