インプラント土台の基礎知識と選び方!治療の流れやメンテナンス方法|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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インプラント土台の基礎知識と選び方!治療の流れやメンテナンス方法|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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インプラント土台の基礎知識と選び方!治療の流れやメンテナンス方法

インプラント治療において、土台は非常に重要な役割を果たしています。インプラントの土台は、顎骨と結合し、歯の機能を支える基礎となる部分です。インプラント全体の成功は、この土台の安定性と適切な選択に大きく依存します。特に、顎骨の状態や患者さんの口腔環境に応じた土台の選定が重要であり、個々の状態に適した素材や形状を選ぶことが求められます。骨との結合を促進するために、チタンなどの生体適合性の高い材料が使用されることが一般的です。

土台の選択には、患者さんの骨密度や骨量、さらには将来のメンテナンスのしやすさなども考慮する必要があります。治療前に正確な診断を行い、個別の状況に応じた治療計画を立てることで、インプラントの長期的な安定性を確保できます。また、治療後のメンテナンスは、インプラントの寿命を左右する重要な要素であり、適切なケアが求められます。日々のブラッシングや定期的なプロフェッショナルクリーニングを怠らずに行うことが、インプラントを長持ちさせる秘訣です。

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インプラントの土台とは?基本的な役割と種類

インプラント土台の役割とは?

インプラント治療の中で最も重要な要素の一つが「土台」です。インプラントの土台は、歯の代わりとなる人工歯根として、顎の骨に埋め込まれます。この土台がインプラント全体を支える役割を果たしており、まさに歯の基盤となる部分です。インプラントが機能的かつ長期的に安定するためには、この土台の選定や手術の成功が大きく影響します。

土台は主に、人工歯を支えるために顎骨と強固に結合することが求められます。インプラント治療では、顎骨の中にこの土台がしっかりと固定され、その上にアバットメントと呼ばれる連結部分を介して人工の歯冠が装着されます。インプラント全体の構造としては、土台が顎骨内に埋め込まれ、上部のアバットメントと歯冠が一体となって自然な歯の機能と見た目を再現する仕組みです。

この土台部分には、高い生体適合性が求められます。一般的にはチタンが使用されることが多いですが、その理由としてチタンが人体に優しく、骨との結合性が非常に良好である点が挙げられます。チタンは強度がありつつも軽量であり、長期的にインプラントを安定させるために適した材料です。さらに、骨との結合を強化するために、表面が特殊な加工を施されることもあります。これにより、インプラントが顎骨と確実に結合し、日常の噛む力に十分耐えられる強度を発揮することができます。

土台の種類も様々で、骨の状態や患者さんの口腔内の状況に応じて選ばれます。たとえば、顎骨の量が十分であれば、標準的なサイズの土台が選ばれることが多いです。一方で、骨量が少ない場合には、短いタイプの土台や特殊な形状をした土台が使用されることもあります。特に、骨が薄い場合や骨密度が低い場合には、骨の再生治療と併用してインプラントを支えるための土台を選定する必要があります。

また、土台が顎骨にうまく結合するまでには時間がかかる場合もあります。通常、インプラントが埋め込まれた後、数か月かけて顎骨と土台が一体化するのを待ちます。この過程をオッセオインテグレーションと呼び、これが成功すればインプラントは非常に安定し、長期にわたり機能し続けます。ただし、オッセオインテグレーションが不十分な場合には、インプラントの安定性が損なわれることがあり、再治療が必要になるケースもあります。

このように、インプラントの土台はその役割の重要性から、材料選びや手術の成功が非常に重要です。しっかりと顎骨に固定され、長期的に安定した状態を維持できるインプラント土台を選ぶことで、日常生活においても自然な噛む感覚や見た目を取り戻すことが可能となります。インプラント治療を検討する際には、担当医とよく相談し、最適な土台を選ぶことが成功の鍵となります。

 

使用される材質とその特徴

インプラント治療で使用される材質は、治療の成功と長期的な安定性において非常に重要です。インプラントの土台には、主に生体適合性が高い材料が選ばれます。この生体適合性とは、人体に対してアレルギー反応や拒絶反応が少なく、体内で安定して長期間使用できる特性を指します。

最も広く使用されているのはチタンです。チタンは優れた生体適合性を持つだけでなく、軽量で強度が高く、耐食性にも優れています。これにより、インプラントの土台として非常に適しています。特に顎骨との結合性が良好で、チタン表面に骨が成長し、強固な結合を形成することができます。この結合プロセスをオッセオインテグレーションと呼び、成功すればインプラントは非常に安定し、噛む力や日常的な使用に十分耐えることができます。チタンのもう一つの利点は、アレルギー反応を起こしにくい点です。多くの患者さんに安全に使用できるため、インプラント治療において標準的な材料として選ばれています。

もう一つの選択肢として、ジルコニアという材料が挙げられます。ジルコニアはセラミック系の材料で、非常に硬く、強度も高いです。見た目も白く、金属を使用しないため、審美的な理由で選ばれることがあります。特に前歯のインプラントで見た目を重視する場合、ジルコニアが選ばれることが増えています。ただし、チタンに比べて骨との結合性がやや劣る場合もあるため、症例に応じて使用されることが一般的です。

また、インプラントの材質は、その表面処理にも影響されます。チタンやジルコニアの表面には、骨との結合を促進するための特殊な加工が施されることがあります。この加工には、表面を粗くするサンドブラスト処理や、酸で処理する方法などがあります。これにより、表面積が増加し、骨がより効果的にインプラントと結合することが可能となります。特に、骨密度が低い患者さんや、早期にインプラントを安定させたい場合に効果を発揮します。

材質の選択は、患者さんの骨の状態や口腔内の健康状態、さらにはアレルギーの有無など、さまざまな要因を考慮して行われます。チタンやジルコニアといった材質にはそれぞれの特徴があり、どちらもインプラントの成功を支える重要な要素です。担当医が患者さんの状況に応じて最適な材質を選び、適切な表面処理が施されたインプラントを使用することで、治療の成功率が高まります。

インプラントに使用される材質は、治療の結果に直接的な影響を与えます。どの材料が最適かは、患者さんのニーズや治療の目的、さらには審美的な要求によって異なりますが、最も重要なのは、安全性と長期的な安定性を確保することです。そのため、材質の特性を十分に理解し、専門家と相談しながら治療計画を立てることが重要です。

 

インプラント土台の選び方:自分に合った種類を選ぶポイント

骨の状態に合わせた土台の選び方

インプラント治療を受ける際に重要なのは、患者さんの骨の状態に合わせた土台を選ぶことです。インプラントの土台は顎骨に直接埋め込まれるため、骨の状態が良好であれば、インプラントは長期的に安定し、治療結果も成功に導かれます。しかし、顎骨の状態は患者さんごとに異なり、骨の量や密度、健康状態などがインプラントの選択に影響を与えます。

まず、骨量が十分にある場合、標準的なインプラント土台が選ばれることが多いです。この場合、インプラント土台は顎骨にしっかりと固定され、強固な支持を得ることができます。顎骨が健康で、密度もしっかりとしている場合には、通常のチタン製の土台が選ばれ、長期的な安定性が期待できます。健康な顎骨は、インプラントと骨が適切に結合するために必要な土台を提供するため、治療後の噛む力にも耐えられる結果を生み出します。

一方で、顎骨の量が不足している場合、インプラント治療の選択肢が少し異なります。顎骨が痩せている場合や、骨密度が低い場合には、通常のインプラント土台を使用することが難しい場合があります。骨が少ないと、インプラントの安定性が確保できないため、短いタイプの土台や、特殊な形状の土台が用いられることがあります。また、必要に応じて、骨移植や骨増生といった手術が併用されることもあります。これにより、インプラントがしっかりと固定されるための十分な骨量を確保することができ、インプラント治療の成功率が向上します。

骨密度が低い場合には、表面処理が施されたインプラント土台が選ばれることもあります。このようなインプラントは、骨との結合を促進するために特殊な加工が施されており、顎骨が弱い場合でも安定した結合が期待できます。骨との結合が不十分な場合でも、適切な表面処理が施されたインプラントを選ぶことで、長期的にインプラントが安定しやすくなります。このような表面処理技術は、インプラント治療の発展に伴い、治療の選択肢を広げています。

加えて、年齢や生活習慣もインプラント土台の選び方に影響を与える要因です。例えば、年齢を重ねるとともに骨の量が減少することが多く、高齢者の方では骨の再生能力が低下することもあります。そのため、インプラント土台の選定には特に注意が必要です。また、喫煙や糖尿病といった生活習慣病を抱える方の場合、骨の治癒力が低下するため、治療の際には慎重なアプローチが求められます。こうしたケースでは、骨を強化するための治療が先行される場合もあります。

インプラントの土台を選ぶ際には、患者さん一人ひとりの骨の状態を慎重に診断し、その結果に基づいて適切な選択をすることが重要です。顎骨の健康状態をしっかりと確認し、最適な土台を選ぶことで、治療の成功率を高め、長期的な安定性を確保することが可能となります。したがって、治療を受ける際には、担当医と十分な相談を行い、自分に合ったインプラント土台を選ぶことが大切です。

 

体質やライフスタイルを考慮した選び方

インプラント治療を受ける際には、患者さんの体質やライフスタイルを考慮した土台の選び方が重要です。インプラントは長期間にわたり体内で機能し続けるため、患者さんの健康状態や日常生活がその選択に影響を与えます。適切な土台を選ぶことで、治療の成功率が向上し、術後の問題を最小限に抑えることが可能になります。

まず、体質による影響を考える必要があります。例えば、アレルギー反応を起こしやすい体質の方は、インプラントの材質選びに特に注意が必要です。インプラントの土台には主にチタンやジルコニアが使用されますが、チタンは生体適合性が高く、アレルギー反応が少ないことが知られています。ただし、非常にまれに金属アレルギーを持つ方もいるため、事前にアレルギー検査を行うことが推奨されます。金属アレルギーのリスクがある場合には、金属を含まないジルコニア製のインプラントが選ばれることもあります。ジルコニアはセラミックの一種で、アレルギー反応のリスクが低く、見た目も自然な歯に近い色合いを持つため、審美的な面でも優れています。

次に、骨の再生能力や治癒力も体質に影響されます。特に糖尿病などの慢性疾患を持つ方は、骨の再生能力が低下していることがあります。このような場合、インプラントの土台がしっかりと骨と結合するまでに時間がかかることがあり、治療期間が延びる可能性があります。また、喫煙者は血流が悪くなるため、骨の治癒が遅れる傾向があります。喫煙によってインプラントの成功率が低下することがあるため、担当医と禁煙を検討することも重要です。体質に応じて治療計画を練り直すことで、成功率を向上させることが可能です。

ライフスタイルもインプラント土台の選び方に影響します。例えば、日常的にスポーツや運動を行う方は、噛む力が強く、インプラントにかかる負荷が大きくなることがあります。そのため、強度が高く、耐久性に優れたインプラント土台を選ぶことが推奨されます。特に、コンタクトスポーツや激しい運動を行う方は、インプラントに対する外部からの衝撃に備えて、土台の位置や素材について慎重に考慮する必要があります。

また、食生活や生活習慣も選択に影響を与えます。硬い食品を頻繁に摂取する方や、歯ぎしりの習慣がある方は、インプラントにかかる負担が大きくなります。そのため、耐久性に優れた土台を選ぶことで、インプラントの寿命を延ばすことができます。特に夜間の歯ぎしりが強い場合には、インプラントに加えてナイトガードを使用することが推奨されることもあります。

さらに、口腔衛生の習慣もライフスタイルに関連します。インプラントは天然の歯と同様に日々のメンテナンスが重要です。口腔内のケアが十分でない場合、歯周病が進行し、インプラントの周囲の組織に悪影響を与える可能性があります。そのため、定期的な歯科検診やプロフェッショナルクリーニングを受けることが求められます。ライフスタイルに合わせて適切なケア方法を取り入れることで、インプラントの寿命を長く保つことができます。

 

インプラント土台の埋め込み手術の流れと成功のための準備

埋め込み手術の基本的なステップ

インプラント土台の埋め込み手術は、段階的に進行するプロセスであり、各ステップが治療の成功に直結します。この手術は専門的な技術と十分な準備が必要であり、手術前後のケアも非常に重要です。以下では、埋め込み手術の基本的な流れを説明します。

最初のステップとして、インプラント手術に先立って詳細な診断が行われます。口腔内の状態や顎骨の量と質を確認するために、レントゲン撮影やCTスキャンが用いられます。これにより、埋め込みが可能な場所や適切なインプラントのサイズ、角度などが判断されます。患者さんの全身の健康状態や既往歴も考慮され、インプラント手術が安全に行えるかどうかを確認します。

次に、手術の準備段階として局所麻酔が施されます。麻酔が十分に効いたことを確認した後、手術が開始されます。まず、歯茎を切開し、顎骨を露出させます。切開は必要最小限の範囲で行われ、手術中の出血を抑えながらインプラントの埋め込みが進行します。

その後、顎骨にインプラントを埋め込むための穴を開けます。この作業は慎重に行われ、事前に診断で決定された位置と角度に基づいてドリルが使用されます。インプラントの土台が確実に安定するためには、正確な位置決めが不可欠です。骨の質や硬さによっては、ドリルの回転速度や力加減が調整されます。顎骨の状態が適切であれば、インプラント土台はしっかりと固定されます。

インプラントが顎骨に埋め込まれると、次のステップとして切開した歯茎が縫合されます。埋め込まれたインプラントが顎骨と結合する期間が必要なため、数か月間の治癒期間が設けられます。この期間中、顎骨はインプラント土台としっかりと結合し、これをオッセオインテグレーションと呼びます。オッセオインテグレーションが成功することで、インプラントは安定し、噛む力に耐えることができるようになります。この結合過程は非常に重要であり、治癒期間中の適切なケアが求められます。

治癒期間が完了すると、インプラントの上部構造を装着するための二次手術が行われます。この手術では、インプラントの土台が十分に結合しているかを確認し、土台の上にアバットメントを取り付けます。アバットメントはインプラントと人工歯を連結する部分であり、この上に人工の歯冠が装着されます。歯冠は自然な歯の形状と色合いを再現し、審美的にも機能的にも満足のいく結果が得られるよう設計されます。

インプラント埋め込み手術の成功には、患者さんの協力も欠かせません。手術前の準備として、口腔内の衛生状態を保つことが重要です。歯周病や感染症のリスクを減らすために、手術前にはプロフェッショナルクリーニングを受けることが推奨されます。また、手術後のケアとして、適切な口腔内の清潔さを保つことや、担当医の指示に従った食事制限なども大切です。

 

手術前に準備すべきこと

インプラント手術を成功させるためには、手術前の準備が非常に重要です。適切な準備を行うことで、手術中のリスクを減らし、術後の回復もスムーズに進むことが期待されます。準備にはいくつかの重要なステップがあり、それらをしっかりと行うことが治療全体の成功に大きく寄与します。

まず、手術前には口腔内の健康状態を最適な状態に整える必要があります。インプラント手術は清潔な環境で行われるべきであり、口腔内に炎症や感染症がある場合は、手術の成功率が低下する可能性があります。特に歯周病がある場合、その治療を優先的に行い、歯茎や歯周組織が健康な状態であることを確認することが重要です。また、虫歯や歯石の除去も手術前に完了しておく必要があります。これにより、術後の感染リスクを最小限に抑えることができます。

次に、全身の健康状態も確認する必要があります。手術を受ける前に、既往症や持病がある場合は、必ず担当医に報告しましょう。特に、糖尿病や心疾患、血液の凝固異常がある場合は、治療計画に影響を与えることがあるため、事前に適切な対策を講じることが必要です。また、血液をサラサラにする薬を服用している場合は、手術前に服用を中止するかどうかを担当医と相談することが求められます。

喫煙者の方は、手術前に禁煙することが強く推奨されます。喫煙は血流を悪化させ、インプラントが骨と結合する過程(オッセオインテグレーション)に悪影響を与えることが知られています。そのため、手術前後の一定期間は喫煙を控えることで、治療の成功率を高めることができます。

手術当日には、空腹の状態で来院することが一般的です。全身麻酔や鎮静剤を使用する場合、食事を摂ると麻酔の効果に悪影響を与える可能性があるため、手術前の数時間は食事や飲み物を控える必要があります。手術前日の夜には、十分な睡眠をとり、体調を整えておくことも重要です。心身ともにリラックスした状態で手術に臨むことが、術後の回復をスムーズにするためのポイントとなります。

また、手術後はしばらく安静が必要となるため、手術前に生活環境を整えておくことも重要です。特に術後数日間は強い負荷をかけることが避けられるよう、家事や仕事のスケジュールを調整し、手術当日から数日間はゆっくりと休めるように準備しておきましょう。さらに、手術後に必要な医薬品や食事、口腔ケア用品を事前に揃えておくことで、術後の回復期間中に余計な負担を減らすことができます。

 

インプラント土台が支える治療結果と美しい仕上がりのために

土台が治療結果に与える影響

インプラントの土台は、治療結果に大きな影響を与える重要な要素です。土台は、顎骨にしっかりと埋め込まれ、人工歯を支える基盤としての役割を果たします。この土台が安定していることで、インプラント全体が長期的に機能し、美しい仕上がりを実現するための基礎が作られます。インプラントの成功は、適切な土台の選択と正確な埋め込みが大きく関係しており、患者さんの噛む力や審美的な要望にも応えることが可能になります。

土台の安定性は、インプラントの寿命を左右する大きな要因です。埋め込まれた土台が顎骨としっかりと結合することで、人工歯は安定し、日常の食事や会話の際に自然な感覚を得ることができます。もし土台がしっかりと顎骨に結合していない場合、噛む力に耐えられず、インプラントがぐらつくことや最悪の場合、再治療が必要になることもあります。そのため、骨の状態に適した土台を選び、手術中に正確に配置することが不可欠です。

また、土台が正しく機能することは、審美的な結果にも大きな影響を与えます。特に前歯など見た目が重視される部位では、インプラントの土台が歯肉や周囲の組織に対して自然な形状で埋め込まれることが重要です。土台の位置や角度が適切であれば、人工歯冠が自然な歯と見分けがつかないほどの仕上がりを実現することができます。逆に、土台が適切に配置されていない場合、歯の見た目に不自然な隙間や傾きが生じる可能性があり、審美性が損なわれることになります。

さらに、土台の材質も治療結果に影響を与えます。一般的に使用されるチタンやジルコニアは、生体適合性が高く、骨と結合しやすい特性を持っています。チタンは強度が高く、耐久性があるため、長期的に安定したインプラントを実現することができます。また、ジルコニアは審美的に優れており、特に前歯など目立つ部位での使用が適しています。これらの材質を適切に選択することで、患者さんの希望に応じた治療結果を提供することができます。

インプラント治療において、土台が果たす役割は単に人工歯を支えるだけでなく、顎骨の健康維持や周囲の組織との調和にも関わっています。適切な土台が選ばれることで、顎骨の退縮を防ぎ、長期的な口腔内の健康が保たれることが期待されます。これは、将来的な歯周病や歯の損失を予防するためにも重要な要素です。

インプラント土台が正確に設置され、適切な材料が使用されることで、治療結果は長期的に安定し、見た目も自然な仕上がりとなります。患者さんの噛む力や美しさを支えるために、インプラントの土台は欠かせない存在であり、その選択と設置が成功への鍵となります。

 

美しい仕上がりを実現するための重要ポイント

インプラント治療で美しい仕上がりを実現するためには、いくつかの重要なポイントを押さえることが必要です。審美性と機能性を両立させるためには、治療計画の段階から、土台や人工歯の選定、手術の技術、さらには術後のケアまで、細部にわたる注意が求められます。

まず、適切なインプラントの位置決めが最も重要です。インプラントは顎骨に埋め込まれるため、位置が少しでもずれてしまうと、見た目に不自然な結果を招く可能性があります。特に前歯のインプラントでは、人工歯と周囲の天然歯とのバランスが重要であり、わずかな角度の違いが全体の審美性に影響を与えます。インプラントが正確に配置されることで、自然な歯の並びに溶け込み、まるで自分の歯であるかのような仕上がりが実現します。

次に、人工歯冠の選択も審美性を高めるための重要な要素です。人工歯は、色調や形状が周囲の歯と調和している必要があります。歯科医師は、患者さんの天然歯の色に合わせたシェードを選び、人工歯冠が浮かないように設計します。色の微妙な違いが審美性に大きく影響するため、細心の注意が払われます。また、人工歯冠の形状も重要で、周囲の歯の形や大きさとの調和が取れていることが求められます。

さらに、歯茎との調和も欠かせません。インプラントは骨だけでなく、歯茎との位置関係も美しい仕上がりに大きく関係しています。インプラントが適切に埋め込まれ、歯茎が健康に維持されていると、人工歯が自然に見え、インプラントであることがほとんど目立たなくなります。特に前歯の場合、歯茎の形状や厚みが審美性に大きく影響します。歯茎の健康を保つために、適切な手術技術と術後のケアが不可欠です。

また、手術後のメンテナンスも重要なポイントです。美しい仕上がりを維持するためには、術後の口腔ケアが大きく関わっています。インプラント周囲の歯茎や骨が健康に保たれていないと、審美性が損なわれるだけでなく、インプラントの長期的な安定性も脅かされます。定期的な歯科検診やプロフェッショナルクリーニングを受けることで、インプラントの周囲を清潔に保ち、見た目を美しく維持することができます。

さらに、歯科技工士の技術も審美性に大きな影響を与えます。インプラントの土台が正確に配置されていても、人工歯冠の仕上がりが粗雑であれば、全体の見た目が台無しになってしまいます。歯科技工士は、患者さんの歯型や色合いに基づいて精密な人工歯を作成します。精巧に作られた人工歯冠が、自然な光の反射や質感を持つことで、審美的な結果が得られます。

美しい仕上がりを実現するためには、インプラントの位置決めや人工歯冠の選定、手術の技術、そして術後のケアがすべて連携して機能する必要があります。全てのステップにおいて細心の注意を払い、患者さんにとって理想的な結果を目指すことが、美しいインプラント治療の成功につながります。

 

まとめ

インプラント治療は、機能面と審美面の両方で非常に優れた結果を提供する方法です。その中でも、インプラントの土台は治療全体を支える基盤となる重要な要素です。しっかりとした土台が顎骨に固定されることで、人工歯が長期間にわたり安定し、自然な噛み心地と美しい見た目を維持することができます。適切な材質の選定や、正確な手術技術、そして術後のメンテナンスを行うことが、インプラント治療の成功を決定づける要素となります。

患者さんごとに骨の状態や体質、ライフスタイルが異なるため、最適なインプラント土台の選択は個別に行われる必要があります。事前の診断とカウンセリングを通じて、担当医と十分なコミュニケーションを取り、自分に合った治療計画を立てることが大切です。また、治療後も定期的なメンテナンスを行い、口腔内の健康を保つことで、インプラントの寿命を延ばし、審美的な結果を維持することが可能です。

インプラント治療を考える際には、土台の重要性を理解し、専門的なサポートを受けながら適切な選択とケアを行うことが、理想的な結果を得るための鍵となります。

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よくある質問

Q. インプラント治療は保険適用になりますか?
A. 残念ながら、先天性疾患等のよほど特殊なケースでない限り、インプラントは保険適用にはなりません。自由診療となり、ケースによってかかる料金も変わってくることがあります。

 

Q. インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
A. 保険治療の自己負担額と自由診療の負担額の合計が年間で10万円を超える場合は、医療費控除の対象となる場合があります。 ただし、どこまでが控除の対象となるかの基準は明確でないため、必ず控除できるとは言えません。
控除の申請をお考えであれば、国税庁のホームページをご覧いただくか、お近くの税務署にお問い合わせください。

 

Q. 歯医者によって金額が違うのはなぜですか?
A. インプラントは保険外診療であり、料金は歯科医院ごとに個別に設定されています。 使っているメーカーや術式の違い、治療後の保証の違いなどにより、料金設定は変わります。 国内で販売されているインプラントの種類は多数あり、その信頼性もまちまちです。当医院では、国内メーカーでシェア第一位の京セラのインプラントを用いてます。
また、歯科医院によっては、骨に埋める支えの部分だけの料金が記載されていることがあります。その場合、人工の歯やそれを取り付けるための部品などの料金が別途かかります。 インプラントをお考えの場合は、当院を含め、料金の内訳を必ず確認するようにしてください。

 

Q. インプラント治療で顎の骨がもろくなったりしませんか?
A. インプラントを入れるために顎の骨に穴を開けますが、直径4mm程度のものであり、それによって骨がもろくなるということはまずありません。 逆に、インプラントで噛み合わせを回復することで、骨に適度な圧力が伝わり、周囲の骨が丈夫になることが知られています。これは、入れ歯やブリッジでは得られないメリットと言えます。

 

医院概要

医院名・・・海岸歯科室
所在地・・・〒261-0014 千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜3F
電話番号・・・043-278-7318

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