インプラント種類の徹底解説!構造や素材や費用を比較してあなたに最適な選び方がわかる
- 2026年8月18日
- コラム

「インプラントの種類が多すぎて、結局どれを選べばいいの?」――そんな疑問や不安に対して、構造・形状・素材・メーカー・費用の5つの観点から分かりやすく整理します。現在の主流は「ツーピース×スクリュー×チタン」の組み合わせで、骨との結合性や治療後の調整の自由度の高さから、幅広い症例で採用されやすい傾向があります。また、見た目を特に重視する前歯部では、ジルコニア上部構造を選択するケースも少なくありません。
本記事では、ワンピース/ツーピースの適応範囲、スクリュー/シリンダーの固定力の違い、チタン/ジルコニアそれぞれの特徴、各メーカーの連結方式や表面形状の違い、費用の内訳や見積書での注意点まで、症例ごとの視点で徹底比較します。強みと弱みを具体例とともに紹介し、あなたが「自分の条件に合った最適なインプラント」を選べるよう、失敗しにくい選び方のコツも丁寧に解説していきます。
海岸歯科室は、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けていただける環境をご提供しています。最新の設備と技術を駆使し、虫歯治療からインプラント、予防歯科まで幅広い診療を行っています。お口の健康を守るために、丁寧なカウンセリングと治療計画を立てています。皆様のご来院を心よりお待ちしております。歯に関するお悩みは、ぜひ海岸歯科室へご相談ください。

| 海岸歯科室 | |
|---|---|
| 住所 | 〒261-0014千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜 3F |
| 電話 | 043-278-7318 |
インプラント種類の全体像を最速キャッチ!要点と選び方のコツ
インプラントの構造や仕組みを基礎からわかりやすく解説
インプラントは、顎の骨に埋め込む人工歯根(フィクスチャー)、人工歯根と人工歯をつなぐアバットメント、そして見た目や噛み心地を担う上部構造の3つから構成されます。構造は大きくワンピース型とツーピース型に分類でき、現在は調整や修理の柔軟性が高いツーピース型が主流です。形状としては骨にねじ込むことで固定力を得るスクリュー型が中心となり、素材では生体適合性に優れたチタンが多く使用されます。治療の流れは、診査診断から始まり、手術、必要に応じてボーングラフト(骨造成)、結合期間の確保、アバットメント装着、上部構造の装着と進みます。インプラントの構造や種類を正しく理解することで、費用感や治療回数、メンテナンス性の見通しが立てやすくなるため、まず全体像を押さえておくことが最初のステップです。
上部構造の材質や見た目の違いが毎日の暮らしに与える影響
上部構造は、日々の見た目や噛み心地に大きな影響を与えます。セラミックやジルコニアは審美性が高く、変色しにくいのが特徴です。特にジルコニアは高い強度があり、奥歯のような力がかかる部位にも適します。一方、天然歯のような透明感や繊細な色調再現が求められる場合は、多層セラミックが得意とするところです。清掃性については、表面の滑沢さや設計、マージン位置やアバットメントとの適合性がプラークの付着に関わってきます。金属アレルギーが気になる方は、ジルコニアアバットメントとセラミッククラウンの組み合わせが候補となることも多いです。費用は、材質や製作工程によって差が生じ、セラミックとインプラントの違いは「歯を被せるか、人工歯根から再建するか」という根本的な違いに由来します。MRIへの影響は上部構造の材質よりも、人工歯根の金属の有無が問題となることが多いですが、一般的な歯科用チタンは撮影時に大きな支障をきたすことはほとんどありません。
| 上部構造の材質 | 審美性・見た目 | 強度・適応 | 清掃性・メンテ |
|---|---|---|---|
| セラミック | 透明感が高く前歯向き | 中~高、破折リスクは設計で低減 | 滑沢で清掃しやすい |
| ジルコニア | 白さと耐久性が高い | 高強度で奥歯に好適 | 研磨・適合でプラーク抑制 |
| メタル焼付 | 自然観はやや劣る | 十分な強度 | 仕上げ次第で清掃良好 |
インプラント種類の選び方で失敗しない6つのポイント
インプラントの種類やメーカーの比較を意識する前に、判断軸を明確にしておくと選択に迷いません。1つ目は耐久性で、骨との結合や表面性状、噛み合わせ設計がポイントです。2つ目の審美性は前歯部で特に大切となり、ジルコニアやセラミックなどの材質選択や歯肉形態の回復が仕上がりを左右します。3つ目は治療回数で、ワンピース型は短縮しやすい一方、ツーピース型は調整性に優れるため複雑な症例にも適応しやすいです。4つ目は費用で、インプラントの種類による費用差は材質、骨造成の有無、上部構造の方法によって変動します。5つ目はメンテナンス性で、清掃スペースやスクリュー固定の可逆性が日々の管理を楽にします。6つ目の術者の経験は結果の安定性に直結し、経験豊富な医院やスタッフのもとであれば、インプラントの選択肢が広がりやすいでしょう。全顎再建のような広範囲の治療では、症例の選択がより重要となります。
構造で違いがわかるインプラント種類とあなたに合う症例
ワンピースが向くケースと短所を症例目線でスッキリ整理
ワンピースはフィクスチャーとアバットメントが一体型の構造で、通院回数を抑えやすいのがメリットです。粘膜を切開して植立し、そのまま暫間の上部を装着して治癒を待つ流れが多く、比較的シンプルな症例に適応します。例えば骨量が十分にあり、前歯部の軽微な欠損や単独歯の即時修復などに向いています。一方で角度調整の自由度が低いため、埋入位置がわずかにずれると補綴の納まりや清掃性に影響が出やすい短所もあります。仮歯で噛み合わせを微調整しづらく、矯正やボーングラフト併用が必要な複雑な症例には不向きです。被せ物の材質はセラミックやジルコニアが選べますが、補綴互換性の選択肢が狭い点も知っておくと良いでしょう。インプラントの構造と症例適応を結び付けて考えることで、治療期間や費用の予測もしやすくなります。
- 通院回数を減らしたい人や前歯部の軽度な欠損に適応しやすいです。
- 角度や深度の調整幅が小さいため、難症例ではリスクが増します。
- 補綴選択肢が相対的に狭く、清掃性の最適化が難しい場合もあります。
ツーピースが主流な理由と長期安定性で選ばれるワケ
ツーピースはフィクスチャーとアバットメントを分離できる調整自由度の高い構造で、現在の臨床では主流となっています。スクリュー固定を基本とし、骨の状態に合わせて角度補正や高さ調整がしやすいため、前歯・奥歯・ブリッジ・複数本連結など多彩な症例に適応します。補綴互換性が広く、チタン土台にセラミックやジルコニアなど審美性と強度を両立しやすいのも大きな特徴です。さらに、上部構造の着脱が容易でメンテナンス性に優れ、長期的な清掃や部品交換・ネジの点検も現実的に行えます。骨造成(インプラントボーングラフト)やサイナスリフトなど追加処置との相性も良く、長期安定性を重視する方や咬合力の強い奥歯の症例で選ばれています。メーカーごとのプラットフォーム規格も充実しているため、医院間での補綴対応がしやすいのも安心材料です。費用は構成部品が増える分だけ幅が出やすいものの、総合的な成功率と対応力で選択されています。
| 比較観点 | ワンピース | ツーピース |
|---|---|---|
| 構造 | 一体型(調整幅は小) | 分離型(角度・高さ調整が容易) |
| 適応 | 単独・軽度欠損 | 単独〜複数本・難症例にも柔軟 |
| メンテナンス | 取り外し困難な場合あり | 着脱容易で清掃性・保守性に優れる |
| 補綴互換性 | 選択肢が相対的に少ない | メーカー・材質の選択肢が豊富 |
| 費用感 | 比較的シンプル | 構成次第で幅が出る |
補綴の将来的な交換や清掃計画を前提にする場合、可逆性の高さが選択の重要なポイントとなります。
1回法と2回法の違いが通院や感染リスクにどう響く?
1回法は埋入時にアバットメントやヒーリングキャップを露出させ、手術回数を最小化できるのが特徴です。軟組織が早期に形づくられる一方で、治癒期間中に外界へ開口しているため、清掃管理が不十分だと感染リスクが高まる点に注意が必要です。2回法は埋入後に粘膜で完全に被覆し、骨結合を優先してから二次手術でアバットメントを連結します。初期感染のリスクを抑えやすく、骨造成やインプラントボーングラフトとの併用時にも計画が立てやすいのが利点です。暫間の上部構造は、審美性や発音の維持、咬合力のコントロールなど目的に応じて使い分けられます。手術後の飲食では吸引による陰圧が発生するため、インプラント手術後ストロー使用は避けることが一般的です。症例としては、前歯など見た目を急ぐ場合は1回法を、咬合力が強い奥歯や複数本治療、全顎補綴のような広範なケースでは2回法や段階的アプローチが現実的となります。費用や通院回数とのバランスを考慮しつつ、感染対策や軟組織マネジメントを重視して選択しましょう。
形状で比べて選ぶインプラント種類と骨質へのベストフィット
スクリュー形状が人気な理由を固定力の視点で解説
スクリュー形状が多くの症例で選ばれる理由は、初期固定の得やすさにあります。ねじ山が骨に食い込むことで、埋入直後から安定しやすく、軟らかい骨質(D3~D4)でもトルク管理によって適切な固定力を確保しやすいのが強みです。埋入トルクや回転防止形状をコントロールしやすく、手術直後の微小な動揺を抑えられるため、骨結合のスタートを安定化しやすい特長があります。インプラントの構造は上部のアバットメントと連携して機能するため、形状ごとの固定特性を理解して選ぶことが重要です。インプラント種類の比較では、骨の密度や抜歯後の欠損形態、矯正やボーングラフトの有無など、口腔の状態に合わせて形状メリットを最大化する視点が有効です。メーカーごとのカッティングデザイン差も固定性に影響します。
- ポイント
- ねじ切りが骨を圧縮し初期固定を高めやすい
- トルク管理で軟質骨・硬質骨の両方に適応しやすい
- 回転防止形状で上部構造の安定に寄与
表面処理やネック形状が骨結合や歯周組織に与えるリアルな影響
表面の微細な粗面化は、骨芽細胞の付着や分化を促進し、骨結合をよりスムーズに進めることを目指しています。サンドブラストや酸処理といった技術で表面エネルギーを高めることで、埋入初期の安定化を図ることができます。近年の設計では、プラットフォームスイッチングというインプラントネック部の接続径を意図的に小さくする設計も用いられており、微小な隙間からの炎症波及を防ぎ、骨縁の吸収を抑えやすいとされています。また、ネック部のマイクロスレッドやポリッシュドネックは、咬合力を適切に分散しつつ歯周軟組織の接着形成を高める効果に加え、清掃性や長期安定性にも寄与します。インプラントの種類選択においては、素材(主にチタン、上部でジルコニア併用が一般的)だけでなく、表面処理とネック設計の組み合わせをしっかり確認することが不可欠です。メンテナンス時の出血やポケット深さにも影響するため、診療計画に応じて最適な選択が必要となります。
| 設計要素 | 期待できる効果 | 留意点 |
|---|---|---|
| 微細粗面化 | 骨結合の速度と強度の向上 | 早期荷重時は動揺管理が前提 |
| プラットフォームスイッチング | 骨縁吸収の抑制と清掃性の確保 | アバットメント選択の自由度が必要 |
| マイクロスレッド | 応力分散で頸部安定 | 過大トルクは骨圧壊のリスク |
短期間での固定を目指す場合ほど、噛み合わせ管理や清掃性を同時に考慮した設計視点が非常に役立ちます。
シリンダー形状の特徴と適応が限られる背景とは?
シリンダー形状インプラントは外周が滑らかで、骨への局所的な応力集中を抑えやすいという特徴がありますが、スクリュータイプのように自ら食い込んで固定力を増す設計ではありません。そのため、初期固定は埋入部位の骨形態や埋入窩の精度に強く依存し、回転防止の工夫や補助的な手技が必要になることもあります。現在主流となっているのはスクリュータイプのインプラントですが、現行ラインアップでシリンダー形状の選択肢は限定的です。しかしながら、骨幅が制限されているケースや骨移植後など圧縮を避けたい場合には、シリンダータイプが有効になることもあります。インプラント種類を形状で比較する際には、固定力と骨保存性のバランス、上部構造の材質(セラミックやジルコニアなど)との適合性、清掃性、さらに術者の経験値まで総合的に検討することが重要です。治療費用や期間も診療体制によって異なり、患者の生活スタイルや治療の優先順位との整合性も考慮すべきです。
- 適応の見極め:骨質評価や咬合力の方向性をあらかじめ明確にする
- 固定戦略:初期固定が弱い場合は荷重設計を保守的に組み立てる
- 長期視点:清掃性や周囲組織の安定維持を重視して選択する
素材で選ぶインプラント種類と見た目や検査で安心のポイント
チタンの生体適合性や耐久性が主流を支えるワケ
チタンは口腔内において骨と強固に結合しやすい素材であり、人工歯根としての安定性が非常に高いことが特徴です。表面性状の最適化により初期固定を得やすく、長期的にも緩みや破折が少ないと評価されています。構造的には上部構造・アバットメントを含むツーピースタイプが一般的で、チタンとの組み合わせによりメンテナンスや上部の再製作にも柔軟な対応が可能です。メンテナンス性が高いことで歯周組織の炎症管理にも直結し、結果として通院回数や治療時間の負担軽減につながります。費用面でも広く流通している素材であるため、医院での在庫やパーツ供給の安定度も高く、インプラント種類の中でも多様な選択肢が展開されています。金属アレルギーの発症は稀ですが、既往歴がある場合は必ず事前に相談してください。奥歯や咬合力が強い症例、骨補填材を併用するケースなどにも、幅広い症例適応と長期安定を実現できることが、チタンが中心的に使われてきた理由です。
- 長期症例の蓄積が豊富で、破損や脱落リスクの把握がしやすい
- ツーピース構造との相性が良く、万一のトラブル時も部分交換が容易
- 表面処理技術の進化によって初期固定や骨結合がさらに向上
MRI検査や空港保安検査など日常での注意点まとめ
チタンは非磁性金属であるため、通常のMRI検査で強く引き寄せられる心配はありません。ただし、口腔内金属は画像の乱れ(アーチファクト)を引き起こす可能性があるため、検査前には必ずインプラント治療歴を申告しましょう。部位や撮影条件によっては顎顔面領域で画像乱れが大きくなる場合もあるため、担当医が撮像条件を調整します。空港の金属探知機では反応しないことが多いですが、機器や感度次第で警報が作動することもあります。その場合は、口腔内にインプラントが埋入されている旨を説明するとスムーズです。日常生活ではストローの使用や軽い運動は、手術直後を除けば大きな制限はありませんが、手術直後はストローによる陰圧で創部出血を助長するリスクがあるため、初期には控えることが推奨されます。骨補填材を伴う場合は腫脹が出やすいため、冷却や処方薬の内服指示を守りましょう。以下に素材別の検査時の留意点をまとめます。
| 素材 | MRI適合性の概略 | 画像乱れの可能性 | 検査前の申告 |
|---|---|---|---|
| チタン | 非磁性で多くの条件で検査可能 | 顎口腔領域で局所的に生じうる | 必須 |
| ジルコニア | 磁性影響は少ない | 金属より軽度 | 必須 |
| 金合金など | 条件により影響が変動 | 生じることがある | 必須 |
ジルコニアやセラミックの審美性と前歯部での活用術
前歯部では見た目の調和が最優先事項となることが多く、ジルコニアやセラミックは歯肉付近で金属色が透過しにくいという点で有力な選択肢です。上部構造にジルコニアを用いることで色調再現の自由度が高まり、たとえ歯肉が薄くてもグレーイング(暗色化)を抑えやすいのが大きな利点です。アバットメントにジルコニアを選択する設計方法もあり、チタンコアと組み合わせて強度と審美性のバランスを取ることができます。歯肉の厚みや唇側骨の量、スマイルラインなどを事前に詳細に評価し、必要に応じてボリューム維持のためのソフトティッシュマネジメントを行うことで、退縮時の露出リスクを減らすことができます。費用はチタン主体より上昇する傾向があるため、インプラント種類費用の見積もりでは素材ごとに料金を確認することが重要です。前歯での術式は一回法か二回法、即時埋入か遅延埋入かなど、治療計画全体を通じて審美性と機能の安定を両立させることが不可欠です。セラミックとインプラントの違いは、セラミックが上部構造材質の総称である一方、人工歯根自体の素材とは別物である点に留意しましょう。
- 前歯部では歯肉の厚みや形態を最優先で評価する
- アバットメントにジルコニアを用いると金属色の影響を最小限にできる
- 上部構造にはジルコニアセラミックを選び、色調と強度の両立を目指す
- 即時プロビジョナルによって歯肉の支えを形成し、最終補綴へ導く
- 見た目と費用のバランスを丁寧に説明し、納得感のある選択につなげる
費用でわかるインプラント種類と総額を左右するカギ
インプラント種類や上部構造の材質が費用にどう差を生む?
インプラントの総費用は、構造や素材といったインプラントの種類だけでなく、上部構造(アバットメントとクラウン)の材質選択によって大きな違いが生じます。一般的には本体はチタン系が主流で、審美性が重視される部位ではジルコニア上部が選ばれることが多いです。費用に差が出る主な要因は、カスタムアバットメントの有無、クラウン材質の違い、技工プロセスの複雑さの三点です。特に前歯は見た目への要求が高く、ジルコニアやセラミックを活用した設計になるため、部位や症例の難易度が価格に反映されます。メーカー選択も費用に影響しますが、同じインプラント種類を導入していても、医院ごとの技工体制や保証条件によって総額が変動します。費用を左右するのは「素材×設計×技工」という視点が、最も効率的な理解方法です。
- クラウンの材質違い:メタルボンド、フルジルコニア、セラミックなどで技工コストと審美性が異なる
- カスタムアバットメント:角度補正や歯肉形態再現が必要な場合に追加費用
- メーカーと互換性:純正パーツ使用は安定性が高い反面、ややコストが上昇しやすい
上部構造を選ぶ際は、審美性、清掃性、耐久性のバランスを軸に検討し、納得度の高い選択につなげることがポイントとなります。
サイナスリフトやボーングラフトの有無で費用はどれだけ違う?
骨量が不足している場合に行うサイナスリフトやボーングラフト(骨移植全般を指す用語)は、手術の回数や用いる材料が増加することで総額が高くなります。特に上顎臼歯部は解剖学的に骨の高さが不足しやすいため、サイナスリフトやソケットリフトなどの補助的な処置を併用するケースが一定数見られます。追加処置が必要になると治療期間が長引くため、通院回数も増え、仮歯やテンポラリーの管理費用も連鎖的に増加します。さらに人工骨や膜、固定ピンなどの材料費、術者とアシスタントの手術時間、滅菌消耗材も加算の要因となります。ボーングラフトの量が多いほどコストは上がりやすく、一回の手術で完了できるかどうかも費用差を生みます。インプラントのボーングラフトが必要かどうかはCTなどで客観的に評価し、合併症リスクや予後を十分に考慮して判断するのが安全です。
| 項目 | 追加処置の代表例 | 費用が増える主な理由 | 期間への影響 |
|---|---|---|---|
| 骨造成 | ボーングラフト | 人工骨・膜などの材料費、手術時間 | 治癒期間の待機で延長 |
| 上顎洞挙上 | サイナスリフト/ソケットリフト | 高度な手技、専用器具の使用 | 埋入同時/段階分割で変動 |
| 軟組織改善 | 歯肉移植など | 手術回数の追加 | 形態の成熟を待つため延長 |
表のように、材料費+手術にかかる時間+段階数が総額を大きく左右します。必要性については画像やCTなどを用いて説明を受けると納得しやすくなります。
インプラント相場の見方と料金表をチェックする方法
料金表の表記は「本体埋入のみ」か「上部構造まで含むか」で大きく解釈が異なります。確認すべき主な軸は五つあります。1つ目は見積範囲で、診断(CTやシミュレーション)、手術、アバットメント、クラウン、仮歯、撤去費用が含まれているかをチェックします。2つ目は追加処置の有無で、サイナスリフトやボーングラフト、ガイド手術の費用の記載方法を確認します。3つ目は保証内容で、保証期間や免責条件、破損時の再治療費、転院時の取り扱いも明記されているかを見ます。4つ目はメンテナンス費用で、プロフェッショナルケアの頻度や単価、撮影代、部品交換代の扱いを把握します。5つ目は支払い条件で、分割や医療費控除の案内の有無です。特に前歯や全顎治療などでは構造や材質が複雑になりやすく、「1本あたり」の相場が同じでも前提条件によって総額が大きく変動します。
- 見積範囲の定義:本体だけか、上部構造や仮歯・診断費用まで含むか
- 追加処置の記載:サイナスリフトやボーングラフトなどの有無と費用範囲
- 保証とメンテナンス:期間や条件、来院頻度や費用の明示
- 素材の指定:ジルコニアやセラミック、カスタムアバットメントの選択肢
- 支払いと控除:分割条件や医療費控除に関する案内
インプラントの種類やメーカーを比較したり費用を検討する際は、工程ごとの内訳や条件まで並べて見比べることが大切です。さらにインプラントの構造や上部の材質、院内の技工体制を理解したうえで選択すると、失敗しにくくなります。
総義歯領域で検討できる治療法や代替案
固定式ブリッジを用いた全顎治療の特徴と費用・治療期間
全顎の人工歯列を少数本のインプラントで支える固定式ブリッジは、即時荷重を想定し、埋入当日に仮歯で咬める計画が立てられる場合が多く、日常生活への復帰が早いことが特徴です。本数削減の意義は外科的侵襲や費用の軽減、清掃範囲の簡略化にありますが、骨質や咬合力の評価が不十分だと破損やスクリューの緩みが起きやすいため、CTによる解析や咬合設計が不可欠です。総額は上部構造の材質や診療体制によって幅があり、全顎治療では150万〜300万円台がひとつの目安です。素材にはチタンベースにセラミックやジルコニアなどが主流で、審美性と強度のバランスに配慮されます。インプラントの種類としてはツーピース構造が多く、アバットメントでの微調整がしやすいのが利点となります。主要な製品は表面性状や連結精度が高く、長期安定に寄与するよう設計されています。
- ポイント
- 即時荷重には初期固定と咬合管理が前提となる
- 本数削減は外科侵襲や費用を抑えるが、設計精度が重要
- 総額は上部構造やメンテナンス計画で大きく変わる
補足として、インプラントの種類の比較や上部構造の選択も、清掃性や審美性を大きく左右する重要なポイントです。
骨量や咬合状態に応じた可撤式義歯や骨造成併用の選択肢
全顎的な補綴治療には、固定式ブリッジ以外にもインプラントオーバーデンチャーという可撤式の選択肢があります。2〜4本のインプラントで義歯をアタッチメント固定し、清掃性が高く費用を抑えやすいのがメリットです。咬合力が非常に強い場合や骨量が限られる場合には、オーバーデンチャーで力を分散し、粘膜支持を併用することで長期の安定を図れることがあります。固定式フルブリッジは咀嚼効率と装着感に優れますが、残留セメントや清掃困難部のバイオフィルム管理が課題となるため、定期的な診療を前提にした設計が不可欠です。ボーングラフト(インプラントボーングラフト)により十分な骨量を確保してから固定式を選択するアプローチもありますが、その分期間と費用は増加します。患者ごとの優先順位(審美性、費用、メンテナンスの難易度)によって最適な方針が異なります。
| 選択肢 | 清掃のしやすさ | 長期安定性のポイント | 費用の目安 | 適応の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 固定式フルブリッジ | 中 | スクリュー固定と咬合管理 | 高め | 骨量が十分、審美性重視 |
| オーバーデンチャー | 高 | アタッチメントの交換や粘膜管理 | 中程度 | 骨量が限界、清掃重視 |
| 固定式+骨造成 | 中 | 造成部の成熟を待ち負荷を制御 | 高め | 垂直的な骨欠損が大きい |
この比較表は、清掃性・維持管理コスト・外科的な難易度のバランスを客観的に示す指標となります。
術後の生活指導でインプラント治療の成功率を上げるためのコツ
インプラント治療を成功させるカギは、日常生活での行動習慣の定着です。即時荷重後は粘着性や硬い食品を避け、片側だけで咬む癖を抑えることが大切です。手術後にストローを使うと陰圧で出血が増えやすいため、初期は控えます。清掃はソフトブラシやインターデンタルブラシ、デンタルフロス、口腔用のウォーターデバイスを活用し、上部構造の形態に合わせて清掃方法を調整します。喫煙は血流を妨げ、治癒の遅れや合併症のリスクがあるため、できる限り控えることが望ましいです。定期診療ではスクリューの緩み点検や咬合微調整、アタッチメントの摩耗交換などを行います。以下の手順を守ることで予後が安定しやすくなります。
- 術後1週間は柔らかい食事で左右均等に咬む
- 1日2〜3回、補助的な清掃器具でプラークを除去
- 就寝前は外して洗う(可撤式の場合)ことと乾燥保管
- 1〜3か月ごとに定期的なプロケアと咬合チェック
- 異常を感じたら我慢せず速やかに受診
海岸歯科室は、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けていただける環境をご提供しています。最新の設備と技術を駆使し、虫歯治療からインプラント、予防歯科まで幅広い診療を行っています。お口の健康を守るために、丁寧なカウンセリングと治療計画を立てています。皆様のご来院を心よりお待ちしております。歯に関するお悩みは、ぜひ海岸歯科室へご相談ください。

| 海岸歯科室 | |
|---|---|
| 住所 | 〒261-0014千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜 3F |
| 電話 | 043-278-7318 |
医院概要
医院名・・・海岸歯科室
所在地・・・〒261-0014 千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜3F
電話番号・・・043-278-7318

