インプラント治療の流れ完全ガイド!初めての方にもわかりやすく解説 #インプラント流れ #インプラント #流れ
- 2024年10月4日
- コラム
インプラント治療は、失った歯を人工の歯根で補う先進的な治療法です。従来の義歯やブリッジとは異なり、インプラントはあごの骨に直接埋め込むことで、自然な噛み心地や美しさを取り戻すことができます。
しかし、治療を考える際には、どのようなステップを経るのか、どのくらいの期間がかかるのかといった不安を感じる方も少なくありません。インプラント治療は一度に完了するわけではなく、カウンセリングから術後のケアまで複数のプロセスが存在します。
まず、歯科医師による詳細なカウンセリングを通じて、患者一人ひとりの口腔内の状態や治療方針が決まります。次に、精密な検査が行われ、治療計画が立てられます。そして、インプラント体をあごの骨に埋め込む手術が行われ、その後、骨とインプラントがしっかりと結合するまでの治癒期間が必要です。
海岸歯科室は、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けていただける環境をご提供しています。最新の設備と技術を駆使し、虫歯治療からインプラント、予防歯科まで幅広い診療を行っています。お口の健康を守るために、丁寧なカウンセリングと治療計画を立てています。皆様のご来院を心よりお待ちしております。歯に関するお悩みは、ぜひ海岸歯科室へご相談ください。
海岸歯科室 | |
---|---|
住所 | 〒261-0014千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜 3F |
電話 | 043-278-7318 |
インプラント治療の概要
インプラントとは何か
インプラントとは、失った歯を補うために使用される治療法であり、人工歯根をあごの骨に埋め込むことで、自然な噛み心地と審美性を回復させる技術です。従来の義歯やブリッジと比較して、インプラントはその固定力が非常に強く、他の歯に負担をかけずに独立して機能する点が特徴です。まず、インプラントの基本的な構造は三つの主要な部分で成り立っています。あごの骨に埋め込まれるチタン製のインプラント体、その上に装着されるアバットメント、そして最終的に人工歯として装着されるクラウンです。
インプラント体はチタンで作られており、これは人体との親和性が高く、骨と結合しやすい性質を持つため、あごの骨にしっかりと固定されます。治療が成功すれば、インプラントは自分の歯と同じように強固に固定され、しっかりと食事を噛むことが可能です。また、見た目も自然な歯に近いため、審美的な観点からも優れています。インプラント治療は、歯が一本欠けた場合だけでなく、複数の歯を失ったケースや、すべての歯が失われたケースでも適用されます。
ただし、インプラント治療を受けるためには、十分な骨量と健康な歯茎が必要です。あごの骨が十分でない場合や、歯周病が進行している場合は、まずその問題を解決してから治療が行われることがあります。骨が不足している場合には、骨移植や骨の再生治療などが選択されることもあります。また、インプラント治療は外科的な手術を伴うため、全身の健康状態も重要な要素となります。心臓病や糖尿病などの持病を持っている場合は、事前に医師と相談し、安全に治療を進めるための適切な対策が必要です。
インプラント治療のステップ
ステップ1 インプラント手術前の準備
インプラント治療の成功には、手術前の準備が欠かせません。手術に臨む前には、患者の口腔内の状態を詳細に把握し、治療に向けて最適な環境を整えることが重要です。まず、初めに行われるのがカウンセリングと診断です。この段階では、インプラント治療に関する基本的な情報が提供され、患者の希望や不安を解消しつつ、治療の流れが説明されます。その後、必要に応じてX線やCTスキャンを用いた精密検査が行われ、あごの骨や歯茎の状態を確認します。
その次に、患者の全身状態を評価するために健康診断が行われることがあります。糖尿病や心疾患などの持病がある場合、インプラント手術に影響を与える可能性があるため、これらのリスクを管理する必要があります。また、喫煙や飲酒がインプラント治療の成功率に影響を与えることもあるため、術前には禁煙や飲酒の制限が推奨されることもあります。これらの生活習慣の調整も手術準備の一環とされ、患者自身の協力が治療の成功に直結します。
次に、口腔内の衛生状態を整えるために、プロフェッショナルクリーニングが行われることが一般的です。手術前に口腔内を清潔に保つことで、感染リスクを最小限に抑えることができます。歯周病や虫歯がある場合は、先にこれらの問題を治療し、健康な状態に戻すことが必要です。特に歯周病はインプラントの成功に大きな影響を与えるため、治療前に完治させることが推奨されます。
インプラント手術に備えて、患者に対して事前の指導が行われます。手術当日の飲食や服薬に関する注意点が説明され、万全の体調で手術に臨むことが求められます。特に、全身麻酔や鎮静剤を使用する場合は、手術前の数時間は絶食が必要になることが多いです。これらの準備が完了すると、手術の詳細な計画が立てられ、いよいよ手術当日に向けて準備が整います。
患者にとっては、手術前のこの段階で不安を感じることが多いですが、事前にしっかりとした説明を受け、身体と口腔内を万全に整えることで、手術に対する信頼感が高まります。また、治療前の生活習慣や口腔ケアを見直すことは、インプラントの成功のみならず、治療後の長期的な健康維持にも役立つため、準備段階は非常に重要なプロセスとなります。
ステップ2 インプラント体の埋入手術
インプラント治療の中心的なステップであるインプラント体の埋入手術は、患者のあごの骨に人工の歯根を固定するための重要な手術です。この手術は外科的な処置を伴うため、専門的なスキルと正確な計画が必要とされます。まず、局所麻酔が施され、痛みを最小限に抑えながら手術が進行します。場合によっては、鎮静剤や全身麻酔を併用することもありますが、患者の状態や手術の範囲によって異なります。
手術が始まると、歯科医師はあごの骨にインプラント体を埋め込むためのスペースを作るため、歯茎を切開します。次に、骨にインプラント体を埋め込むための小さな穴が慎重に開けられます。この際、インプラント体が適切な角度と位置で埋め込まれるように、事前に計画されたデータに基づいて進行します。骨の質や量に応じて、インプラント体のサイズや形状が選ばれます。この段階での正確さが、インプラントの成功率を大きく左右します。
インプラント体が埋め込まれた後は、骨とインプラント体がしっかりと結合するまでの治癒期間が必要です。この結合を「オッセオインテグレーション」と呼びます。骨がインプラント体を受け入れ、強固に固定されるまでには、通常数か月かかることが多いです。この治癒期間中、インプラント体の上に仮歯を装着する場合もありますが、患者の状況によっては仮歯を使用せず、骨の完全な結合を待つこともあります。仮歯は審美的な面でも、咀嚼機能の回復を助けるために役立ちます。
手術後は、患者が適切にケアを行うことが大切です。術後の痛みや腫れは通常の反応ですが、処方された鎮痛剤や抗生物質を使用することで、これらの症状を管理することができます。また、手術部位を清潔に保つために、歯科医師から指示された口腔ケアを徹底することが求められます。適切なケアを怠ると、感染症のリスクが高まり、インプラントの成功に影響を与える可能性があります。
手術後の数日間は、固い食べ物や刺激物を避け、柔らかい食事を摂ることが推奨されます。また、過度な運動や喫煙はインプラントの治癒を遅らせる可能性があるため、注意が必要です。歯科医師の指示に従い、定期的にチェックアップを受けることで、インプラントが正常に定着しているかどうかを確認します。この定期的なフォローアップが、長期的なインプラントの成功を保証するために不可欠です。
ステップ3 治癒期間と仮歯の装着
インプラント治療における埋入手術が終わった後、次に重要なステップが治癒期間です。この期間は、インプラント体とあごの骨がしっかりと結合するために必要な時間であり、通常数か月かかります。結合過程は「オッセオインテグレーション」と呼ばれ、この過程が順調に進むことで、インプラントが強固に固定され、安定した基盤を作り上げます。治癒期間の長さは、患者の骨の質やインプラントの場所、個々の治癒能力によって異なりますが、一般的には2〜6か月が目安とされています。
治癒期間中、インプラント体は骨の内部でしっかりと結合するのを待つことになりますが、咀嚼や審美面での機能を確保するために仮歯が装着されることがあります。仮歯は、インプラント治療が完了するまでの間、歯の欠損部分を補う役割を果たします。特に前歯のインプラントでは、見た目や話す際の不便さを解消するために仮歯の装着が推奨されることが多いです。また、仮歯を使用することで、食事や日常生活での不便さを軽減し、通常の生活を送りながら治癒を待つことができます。
仮歯の装着は、インプラント体に過度な負荷をかけないように設計されており、治癒期間中も骨とインプラントの結合を妨げることはありません。ただし、仮歯の使用中は硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避け、インプラント体に余計な負担をかけないように注意が必要です。また、仮歯は最終的な人工歯とは異なり、強度や耐久性がやや劣るため、定期的な調整やケアが必要になる場合があります。
治癒期間中のケアは、インプラント治療の成功に大きく影響を与えるため、特に重要です。手術後の炎症や感染症を防ぐため、歯科医師の指示に従い、口腔内の衛生管理を徹底することが求められます。特に、手術部位の清潔を保つことは、インプラントの周囲組織が健康に回復するために不可欠です。また、定期的に歯科医院での診察を受け、治癒の進行状況を確認しながら必要なケアを行うことが大切です。
治癒期間が終わり、骨とインプラント体が十分に結合したことが確認されると、次のステップとして最終的な人工歯が装着されます。この段階に至るまで、治癒期間中の適切なケアとフォローアップが、最終的な治療結果に大きく影響を与えます。
ステップ4 アバットメントの取り付け
インプラント治療の次の重要なステップであるアバットメントの取り付けは、治癒期間が完了し、インプラント体があごの骨としっかりと結合した後に行われます。アバットメントとは、インプラント体と最終的な人工歯(クラウン)を接続する役割を果たす小さな部品です。このステップでは、インプラントの上部にアバットメントを装着し、その上にクラウンを取り付けるための土台を準備します。
まず、歯科医師は治癒が確認されたインプラント体の上部を露出させるため、歯肉を少し切開します。この切開は最小限の範囲で行われ、痛みや不快感は通常局所麻酔で抑えられます。インプラント体の上部が露出した後、アバットメントが慎重に取り付けられます。この過程は、インプラントがしっかりと骨に定着しているかどうかを確認しながら進められます。アバットメントは、インプラントと人工歯を強固に結びつけるための重要な部品であり、正確な位置に取り付けることが求められます。
アバットメントが装着されると、歯肉がその周囲を回復するまで数週間待つことが一般的です。この回復期間中、アバットメントの周りの歯肉が自然な形状で整い、最終的なクラウンがきれいに装着されるための準備が整えられます。アバットメントが装着された後でも、通常の日常生活や食事に大きな支障はありませんが、硬い食べ物や過度な負担は避けることが推奨されます。
アバットメントの取り付けには、精密さが求められます。アバットメントが適切に装着されることで、最終的な人工歯がしっかりと安定し、自然な噛み心地や見た目を実現することが可能になります。また、この段階では、最終的な人工歯(クラウン)のデザインや色調についても歯科医師と相談し、周囲の歯と調和するように調整されます。クラウンの素材はセラミックやジルコニアなど、患者の希望や必要に応じて選択され、審美性と機能性を兼ね備えたものが使用されます。
アバットメントの取り付けは、インプラント治療の完了に向けた最後のステップに向かう重要なプロセスです。この段階が完了すると、最終的な人工歯の装着に進みます。インプラント治療全体を通して、患者は定期的に歯科医師の診察を受け、インプラントの状態や歯肉の回復を確認することが求められます。アバットメントが適切に装着され、周囲の組織が安定することで、インプラントの長期的な成功が期待できます。
ステップ5 最終的な人工歯の装着
インプラント治療の最終ステップである人工歯の装着は、治療全体を完了させる重要な段階です。この段階では、患者の口腔内に仮歯が装着されていた部分に最終的な人工歯が取り付けられます。人工歯は、アバットメントと呼ばれる部品を通じてインプラント体に固定され、しっかりとした咀嚼機能と自然な見た目を実現します。
最終的な人工歯は、患者の口腔内に合った形状や色が慎重に設計されます。これにより、周囲の天然歯と調和し、自然な笑顔や噛み心地が得られるようになります。人工歯の素材には、セラミックやジルコニアなどの高品質な材料が使用され、耐久性と審美性を兼ね備えた選択肢が提供されます。特に前歯のインプラントでは、色調や透明感など細かな点にまで配慮され、自然な見た目を重視して作成されます。
最終的な人工歯の装着前には、歯科医師が仮歯や周囲の歯と比較しながら微調整を行います。この調整は、噛み合わせや歯並びが適切かどうかを確認するために行われます。最適な噛み合わせが確立されていれば、最終的な人工歯がインプラントにしっかりと固定されます。この段階では、咀嚼機能が完全に回復し、患者は普通の食事や日常生活に戻ることができます。
インプラントに装着される人工歯は、清潔に保つことが容易であり、正しいケアを行えば長期間にわたって使用することが可能です。ただし、天然歯と同様に、定期的なメンテナンスが不可欠です。歯科医院での定期検診では、インプラント周囲の歯肉やインプラント自体の状態を確認し、問題がないかをチェックします。適切なメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命を延ばし、長期的に健康な口腔環境を維持することが可能です。
最終的な人工歯が装着されると、インプラント治療は完了しますが、その後も患者自身が口腔内のケアを怠らないことが大切です。インプラントは天然歯と同様に、日々のブラッシングやデンタルフロスの使用が重要です。特にインプラント周囲の歯肉が健康であることが、インプラントの長期的な成功に直結します。
インプラント治療全体のプロセスが完了し、患者は新しい人工歯とともに通常の生活に戻ります。この最終的なステップは、患者にとって見た目の改善だけでなく、機能的な回復ももたらすため、非常に満足度の高い結果を生み出します。
治療後のケアとメンテナンス
治療後の経過と注意点
インプラント治療が完了した後、適切なケアとメンテナンスを行うことが、インプラントの長期的な成功を左右します。治療後の初期段階では、インプラントが安定するまでの経過観察が非常に重要です。手術直後は、軽度の痛みや腫れを感じることが一般的ですが、通常は処方された鎮痛剤や抗生物質で管理できる範囲です。この時期は、手術部位を刺激しないよう注意し、硬い食べ物や刺激の強い食品は避けることが推奨されます。
手術後数日から一週間程度は、歯科医師の指示に従い、歯肉の回復を助けるために口腔内を清潔に保つことが求められます。通常のブラッシングは避ける場合があり、代わりに指示された洗口液を使用して殺菌することが一般的です。また、手術後数週間にわたっては、定期的に歯科医院での診察を受け、インプラントが正常に骨と結合しているか、周囲の歯肉が健康な状態であるかを確認することが重要です。
治療後の経過では、患者が自宅で行うケアも大きな役割を果たします。インプラント周囲の歯肉が炎症を起こすことがないように、歯磨きやデンタルフロスを用いた適切な口腔ケアが求められます。インプラントは天然歯と同様に、細菌感染や歯周病のリスクがあります。そのため、インプラント周囲の清潔さを保つことが特に重要です。適切なケアを怠ると、インプラント周囲炎と呼ばれる炎症が発生し、最悪の場合インプラントが失敗することもあります。
インプラントが完全に定着した後も、定期的なメンテナンスが欠かせません。一般的には、半年に一度の定期検診が推奨されます。この検診では、インプラント周囲の歯肉の状態、インプラント自体の安定性、そして他の天然歯との調和を確認します。さらに、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングも重要なケアの一環です。自宅でのケアでは取り除けない歯垢や歯石を定期的に除去することで、インプラントの健康を長く保つことができます。
また、治療後の生活習慣にも注意が必要です。特に喫煙は、インプラントの定着や周囲組織の健康に悪影響を与えることが知られており、治療後も禁煙を続けることが推奨されます。また、バランスの取れた食生活を心がけることで、歯や歯肉の健康を保つことができます。
インプラント治療にかかる期間と費用
治療にかかる時間の目安
インプラント治療にかかる時間は、患者の口腔内の状態や治療の進行状況に応じて異なりますが、一般的には数か月から一年程度が目安とされています。この期間には、事前の検査やカウンセリング、実際の手術、そして治癒期間を含んでいます。治療の進行が早いケースでも、完全なインプラント装着までには少なくとも数か月はかかることが多いです。
インプラント治療は事前の検査と診断から始まります。X線やCTスキャンを使って、あごの骨の状態や骨量を詳細に確認します。この診断結果に基づき、治療計画が作成され、インプラント手術の日程が決まります。事前の診察や検査に数週間かかる場合もあり、この準備段階がスムーズに進むことが、治療全体のスケジュールに影響します。
インプラントの埋入手術自体は、局所麻酔下で行われ、通常1〜2時間程度で完了します。しかし、手術後にはあごの骨とインプラント体がしっかりと結合するための治癒期間が必要です。この治癒期間は、オッセオインテグレーションと呼ばれ、骨がインプラント体を受け入れ、強固に固定されるための重要なプロセスです。治癒期間の長さは個人差がありますが、一般的には3〜6か月が目安です。骨の質や健康状態によっては、さらに時間がかかる場合もあります。
この治癒期間中、仮歯を装着することがあり、患者は見た目や咀嚼機能を一定程度回復させながら日常生活を送ることができます。ただし、この期間中は硬い食べ物や過度な負担を避け、インプラントが完全に結合するまでのケアが重要です。治癒期間が終わった後、最終的な人工歯が取り付けられますが、この段階も歯科医師による調整や確認作業が必要なため、数回の通院が必要です。
インプラント治療は、1本だけでなく複数の歯を同時に治療する場合や、骨移植など追加の処置が必要な場合には、さらに時間がかかることがあります。骨量が不足している場合は、骨移植を行い、骨の再生を待つために追加で数か月の時間がかかることもあります。このようなケースでは、治療全体の期間が1年を超えることも珍しくありません。
費用の内訳と相場
インプラント治療の費用は、治療の進行状況や患者の口腔内の状態に応じて異なりますが、大まかな内訳と相場を理解しておくことは大切です。一般的に、インプラント治療には複数の要素が関与しており、それぞれの費用が合計される形になります。
初診料や検査費用が発生します。インプラント治療を始める前には、口腔内の状態を詳細に調べるために、X線やCTスキャンなどの画像診断が行われます。この診断費用は、数千円から数万円程度が一般的です。特にCTスキャンは、三次元的な画像を取得するため、通常のX線よりも高額になることがあります。
次に、手術費用が大きな部分を占めます。インプラント体をあごの骨に埋め込む手術は、治療全体の中で最も費用がかかる部分です。インプラント体の費用は、使用される材料やメーカーによって異なりますが、一本あたり数十万円が相場とされています。インプラント体自体の価格は、耐久性や安全性、治療の成功率に大きく影響するため、信頼性の高い材料が選ばれることが多いです。
手術に使用する麻酔や、術後のケアに必要な処置の費用も含まれます。局所麻酔を使用することが一般的ですが、全身麻酔や鎮静剤が必要な場合、追加の費用がかかることがあります。麻酔の方法や手術の難易度によって、手術費用は数万円から十数万円程度が加算されることが一般的です。
アバットメント(インプラント体と人工歯を接続する部品)の費用も発生します。アバットメントは、患者の口腔内に合わせて個別に作成されるため、その素材や形状に応じて費用が変動します。一般的には、数万円程度が相場となります。
最終的に装着される人工歯(クラウン)の費用も重要な要素です。クラウンは、セラミックやジルコニアなどの高品質な素材で作られることが多く、その審美性や耐久性から費用は数万円から十数万円に及びます。クラウンの素材によって価格は大きく異なるため、患者の希望や必要に応じて選択肢が提供されます。
さらに、治療全体の期間にわたる定期的な診察やクリーニングも、費用に含まれることが一般的です。インプラント治療後は、数か月にわたって定期的な診察が必要となり、そのたびに数千円程度の費用が発生します。長期的なメンテナンスも考慮し、治療費用全体を見積もることが重要です。
インプラント治療の総費用は、1本あたり数十万円から、ケースによっては100万円を超えることもあります。これは、治療の範囲や必要な追加処置、使用される材料の種類によって大きく異なります。治療を始める前に、歯科医師と相談し、具体的な費用の見積もりを確認することが重要です。
インプラント治療を成功させるためのポイント
良い歯科医院の選び方
インプラント治療を成功させるためには、適切な歯科医院を選ぶことが非常に重要です。良い歯科医院を選ぶための基準を理解し、慎重に選ぶことで、安心して治療を受けることができます。まず、歯科医師の経験や技術が最も重要な要素です。インプラント治療は高度な技術を要する手術であるため、専門的な知識と豊富な経験を持つ歯科医師がいるかどうかを確認することが必要です。歯科医師がインプラント治療の経験をどれだけ積んでいるか、またどのような症例を取り扱っているかを確認することが、成功への第一歩です。
次に、歯科医院が提供する設備や技術のレベルも選択の重要な要素です。最新の医療機器を備えている医院は、精密な診断や治療計画を立てることができます。特に、CTスキャンやデジタルX線など、三次元であごの骨や歯の状態を確認できる設備を持つ医院は、より正確な治療が可能です。また、インプラントの種類や治療方法についても最新の技術や材料を取り入れているかどうかを確認しましょう。これにより、患者の口腔内に最適な治療法が選択される可能性が高まります。
インプラント治療には複数回の通院が必要となるため、長期間にわたるアフターケアがしっかりと提供されるかどうかも重要です。インプラント手術が成功した後でも、定期的なメンテナンスやフォローアップが欠かせません。歯科医院が長期的なケアを提供し、患者の状態に合わせたサポートを行ってくれるかどうかを事前に確認しましょう。特に、定期的なクリーニングや検診の体制が整っている医院を選ぶことが、インプラントの寿命を延ばし、健康な口腔状態を維持するために大切です。
加えて、歯科医師やスタッフとのコミュニケーションも重要なポイントです。治療について不安や疑問を感じた際に、丁寧に説明をしてくれるか、患者の要望にしっかり耳を傾けてくれるかを確認しましょう。インプラント治療は長期間にわたるプロセスを伴うため、信頼関係を築くことが治療の成功につながります。歯科医師が患者の立場に立って、治療内容や選択肢についてしっかりと説明し、納得のいく形で治療を進めてくれるかどうかが重要です。
また、治療費についても事前に十分な説明を受け、納得できる費用設定であるかを確認することも大切です。インプラント治療は保険適用外のことが多いため、治療費が高額になる傾向があります。治療の進行に伴う費用が明確に説明されている医院を選ぶことで、予期せぬ追加費用に悩まされることを防ぐことができます。
まとめ
インプラント治療は、失われた歯を取り戻し、機能と審美性を長期間にわたって維持できる高度な治療法です。しかし、成功させるためには、患者自身の適切な準備とケア、そして信頼できる歯科医院の選択が不可欠です。治療のステップごとに正確な診断と治療計画が行われ、治癒期間や手術の過程を経て最終的な人工歯が装着されるまで、丁寧なプロセスが求められます。
また、治療が完了した後も定期的なメンテナンスが重要です。自宅でのケアを怠らず、インプラント周囲の組織を清潔に保つことが、長期的な成功の鍵となります。特にインプラント周囲炎などのトラブルを防ぐためには、歯科医院での定期検診や専門的なクリーニングを続けることが必要です。
インプラント治療は費用が高額なため、事前に十分な説明を受け、納得した上で治療を進めることが大切です。治療にかかる期間や費用を正しく把握し、無理のない計画を立てることで、安心してインプラント治療を受けることができます。
このように、インプラント治療は多くの要素が絡み合う複雑なプロセスですが、正しい知識を持って準備を進めることで、満足のいく結果が得られるでしょう。
海岸歯科室は、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けていただける環境をご提供しています。最新の設備と技術を駆使し、虫歯治療からインプラント、予防歯科まで幅広い診療を行っています。お口の健康を守るために、丁寧なカウンセリングと治療計画を立てています。皆様のご来院を心よりお待ちしております。歯に関するお悩みは、ぜひ海岸歯科室へご相談ください。
海岸歯科室 | |
---|---|
住所 | 〒261-0014千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜 3F |
電話 | 043-278-7318 |
よくある質問
Q. インプラント治療は保険適用になりますか?
A. 残念ながら、先天性疾患等のよほど特殊なケースでない限り、インプラントは保険適用にはなりません。自由診療となり、ケースによってかかる料金も変わってくることがあります。
Q. インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
A. 保険治療の自己負担額と自由診療の負担額の合計が年間で10万円を超える場合は、医療費控除の対象となる場合があります。 ただし、どこまでが控除の対象となるかの基準は明確でないため、必ず控除できるとは言えません。
控除の申請をお考えであれば、国税庁のホームページをご覧いただくか、お近くの税務署にお問い合わせください。
Q. 歯医者によって金額が違うのはなぜですか?
A. インプラントは保険外診療であり、料金は歯科医院ごとに個別に設定されています。 使っているメーカーや術式の違い、治療後の保証の違いなどにより、料金設定は変わります。 国内で販売されているインプラントの種類は多数あり、その信頼性もまちまちです。当医院では、国内メーカーでシェア第一位の京セラのインプラントを用いてます。
また、歯科医院によっては、骨に埋める支えの部分だけの料金が記載されていることがあります。その場合、人工の歯やそれを取り付けるための部品などの料金が別途かかります。 インプラントをお考えの場合は、当院を含め、料金の内訳を必ず確認するようにしてください。
Q. インプラント治療で顎の骨がもろくなったりしませんか?
A. インプラントを入れるために顎の骨に穴を開けますが、直径4mm程度のものであり、それによって骨がもろくなるということはまずありません。 逆に、インプラントで噛み合わせを回復することで、骨に適度な圧力が伝わり、周囲の骨が丈夫になることが知られています。これは、入れ歯やブリッジでは得られないメリットと言えます。
医院概要
医院名・・・海岸歯科室
所在地・・・〒261-0014 千葉県千葉市美浜区高洲3-23-1 ペリエメディカルビル美浜3F
電話番号・・・043-278-7318