ビムラー矯正とは?子どもの適応年齢やメリット・注意点を解説|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

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医療コラム

ビムラー矯正とは?子どもの適応年齢やメリット・注意点を解説|海岸歯科室|千葉県美浜区の歯医者

ビムラー矯正とは?子どもの適応年齢やメリット・注意点を解説


「ビムラー矯正はどんな仕組みなの?」「何歳までに始めるとよい?」「矯正しても後戻りが心配で…」

ビムラー矯正に関する疑問や悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

結論、ビムラー矯正は子どもの成長過程を利用し、歯並びや適正な噛み合わせを矯正する負担の少ない治療法のひとつです。

本コラムはビムラー矯正の方法やメリット、適応年齢や治療期間の目安などについて解説します。またビムラー矯正のメリットだけでなく注意点についても解説しますので、お子さんの矯正を迷っている方は参考にしてみてください。

ひとくちに矯正といっても、個人の歯並びの状態などによってさまざまな治療の選択肢があります。ビムラー矯正を含め、お子さまの矯正を検討している方はお気軽にご相談ください。

 

ビムラー矯正は子どもの顎の成長を活用した機能矯正のひとつ


ビムラー矯正とはドイツのビムラー博士が開発した矯正装置を用いた治療方法で、50年以上の歴史があります。

治療方法は歯並びや顎の成長発達過程にある年齢の時期に、ビムラー(Bimler)という取り外し可能な矯正装置を一定時間装着します。

ビムラーを装着することで、歯並びや口の周りの適切な筋肉の使い方が矯正されます。

その結果、無理な力をかけることなく自然な形で嚙み合わせや顎・顔全体が整う仕組みです。

また日本で考案されたビムラーとNeO-Cap(ネオキャップ)を組み合わせたNeO-Cap.System®と呼ばれる矯正方法があります。

NeO-Cap(ネオキャップ)とは乳歯に取り外し不可のプラスチック製の矯正装置を被せることで、口のなかのスペースを広げ、唇や舌の筋肉の動きを促す働きがあります。

歯並びは舌・唇・顔の筋肉のバランスと密接な関わりがあるため、ビムラーとネオキャップの組み合わせで、適切な歯並びと噛み合わせを矯正できます。

 

ビムラー矯正の適応症例と適応年齢

ビムラー矯正の主な適応症例は、以下のとおりです。

・過蓋咬合(かがいこうごう): 噛み合わせが深く、下の歯がほぼ見えない噛み合わせのこと。

・上顎前突(じょうがくぜんとつ): 上の歯列が下の歯並びよりも出っ張った状態。出っ歯も含まれる。

・下顎前突(かがくぜんとつ): 奥歯で噛んだときに下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態。反対咬合や受け口とも呼ばれる。

・叢生(そうせい): 歯並びがガタガタの状態で、八重歯なども含まれる。

また上記全ての症例が適応になるわけではなく、歯並びの程度や口腔内の状態によっても変わるため、歯科医師に相談しましょう。

ビムラー矯正は、顎や乳歯の生えかわりの成長発達の時期を活用する矯正方法のため、適応年齢の目安は6~10歳前後です。

ただし生えかわりの時期は個人差があるため、適齢期を逃さないためには、5歳頃からの定期検診がおすすめです。また適齢期を過ぎると治療が難しい場合もあるため、歯並びが気になった時点で歯科医師への相談をお勧めします。

 

ビムラー矯正6つのメリット

ビムラー矯正のメリットは、主に以下の6つです。

1.矯正装置が取り外し可能で夜のみの装着でよい

2.痛みが少ない

3.抜歯を前提としない

4.顎や顔のバランスが整う

5.矯正後の後戻りが少ない

6.歯磨きしやすく虫歯リスクが減る

メリットをより深く理解するために、次項で詳しく解説します。

 

矯正装置が取り外し可能で夜のみの装着でよい

ビムラー矯正の大きなメリットは、矯正装置が取り外し可能なことです。

1日の装着時間は夜間の就寝時のみでよいため日中のストレスがなく、また学校などで矯正していることが周りにわかりにくい利点もあります。食事や会話時に矯正装置の違和感がなく日常生活を送れる点も利点です。

また就寝時だけでなく、夕方以降から装着可能であればより治療効果を感じられるでしょう。

 

痛みが少ない

矯正治療には痛みが伴うイメージがあるかもしれません。

実際に、歯の表面に装着したブラケットという固定装置にワイヤーを通して行うワイヤー矯正は、歯を動かす際に生じる力で痛みを感じることがあります。また矯正装置が常に口腔内に当たる違和感もあるでしょう。

ビムラー矯正は子どもの成長過程において、本来もっている噛む力や顎の成長を利用し、ゆっくり歯を動かしていくためより自然な形で痛みが少ないといわれています。

また装着時間も夜間の就寝中のため、矯正装置の違和感が少ないメリットもあります。

 

抜歯を前提としない

ワイヤー矯正は歯列を整えるための歯のスペース確保のため、抜歯が必要な場合があります。一方でビムラー矯正は、子どもの成長過程に合わせた矯正のため、基本的に抜歯を前提としません。しかし場合によっては抜歯が必要になるケースもあるため、事前にしっかり相談しましょう。

 

顎や顔のバランスが整う

ビムラー矯正は上下の歯を一緒に矯正していきます。噛み合わせや飲み込みに必要な舌や顔の筋肉を適正に機能させる働きがあるため、顎の発達を促し顔の筋肉が整います。

結果として、歯列だけでなく顎や顔全体のバランスも整うのです。

 

矯正後の後戻りが少ない

後戻りとは、矯正後にきれいになった歯並びが元に戻ってしまう現象です。

矯正治療の終了後は歯が動きやすくなっているため、後戻りを防ぐための保定装置を装着する必要があります。その点、ビムラー矯正は噛む力や顎のバランスを整えながら自然な形で矯正していくため、後戻りが少ないといわれています。

 

歯磨きしやすく虫歯リスクが減る

ワイヤー矯正の場合、矯正装置を取り外せないため、特に子どもにとっては歯磨きが難しいことがデメリットです。しかしビムラー矯正は取り外し可能なため、歯磨きしやすく虫歯のリスクを減らせる点も大きなメリットです。

 

ビムラー矯正2つの注意点

ビムラー矯正の注意点として、以下の2つがあります。

1.矯正装置を装着しないと結果が出ない

2.NeO-Cap.System®は公式認定された医院のみでしか施術できない

ビムラー矯正はメリットの多い治療法ですが、確実に結果を出すためにもしっかりと注意点についても理解しておきましょう。

 

矯正装置を装着しないと結果が出ない

ビムラー矯正は矯正装置の取りはずしが可能なため、逆をいうと矯正装置を装着しなければ結果が出ません。

装着し忘れや本人の協力が得られない場合は、治療期間が難しかったり、治療自体が難しいケースがあります。

 

NeO-Cap.System®は公式認定された医院のみでしか施術できない

ビムラー矯正とNeO-Cap(ネオキャップ)を組み合わせたNeO-Cap.System®治療は、国際機能矯正臨床研究会(IFOCS)より公式認定されている医院でのみ可能です。

認定には厳しい審査があり毎年の更新制のため、認定の継続には質の高さが求められます。

公式認定されている医院は全都道府県にはないため、近くで治療を受けたくても受けられない可能性があります。

 

ビムラー矯正の費用と治療期間の目安

ビムラー矯正の費用相場と治療期間の目安については下記のとおりです。

ビムラー矯正の費用相場は40〜50万円

費用は医院によって異なりますが、相場は40〜50万円程度です。

加えてメンテナンスの通院費や検査代、矯正装置が破損した場合の修繕費用などが必要になります。ワイヤー治療の場合は総額100万円を超える場合もあるため、高額な矯正治療と比較すると費用が抑えられるでしょう。

しかしビムラー矯正も決して安価ではないため、トータルの治療期間でどの程度の費用が必要になるかを事前にしっかり確認することも大切です。

ビムラー矯正に要する期間は平均3〜4年

ビムラー矯正は子どもの成長発達の期間を利用して治療するため、治療期間の目安は3〜4年程度が必要です。

しかし矯正装置の装着忘れや装着の協力が得られない場合は、治療期間が伸びるもしくは治療自体が難しいケースもあるでしょう。

また基本的に装着は夜間のみですが、夕方以降など長時間の装着が可能であれば、治療期間が短縮する可能性もあります。

 

まとめ

ビムラー矯正とは子どもの顎の成長発達時期に、本来持っている飲み込んだり噛んだりする力を促し、より自然な形で歯列や口周りの筋肉の使い方を整えていく治療法です。

結果、歯列だけでなく顎や顔の形も整います。

ビムラー矯正が適応になる主な症例は、以下のとおりです。

・過蓋咬合(かがいこうごう): 深い噛み合わせ

・上顎前突(じょうがくぜんとつ): 出っ歯

・下顎前突(かがくぜんとつ): 受け口

・叢生(そうせい): ガタガタの歯並び

ビムラー矯正は取り外し可能な矯正装置を、夜間の就寝時のみ装着する方法で治療します。

夜間のみの装着で取り外し可能なため、食事や会話・歯磨きに支障がなく、周りに矯正していることもわかりにくいことが利点です。

一方で矯正装置の取り外しができるぶん、装着し忘れや装着自体が難しい場合は、望むような結果が得られなかったり、治療自体が難しかったりします。

治療開始の適応年齢は6〜10歳で、およそ3〜4年の治療期間を要します。子どもの成長発達や歯並びの状態には個人差があるため、対応症例や治療期間はあくまでも目安になります。

 

海岸歯科室は患者様のお悩みに寄り添い、世界一優しい歯科を目指しております。

子どもの歯並びや矯正について検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。

スタッフ一同お待ちしております。

 

監修:理事長 森本 哲郎

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