ホワイトニングは歯並びが悪くても可能?ホワイトニングをするメリットと注意点を解説
- 2024年11月14日
- コラム
ホワイトニングは歯並びが悪くてもできるものなのでしょうか?
技術的には可能ですが、歯と歯が重なっているためキレイに施術することが難しいのが現状です。
ですが、歯並びが悪くてもホワイトニングをするメリットはあります。
今回は、ホワイトニングは歯並びが悪くても可能なのか。歯並びが悪くてもホワイトニングをするメリットは何かをお話いたします。
歯並びが悪くてもホワイトニングは可能
さきほどもいいましたが、結論から言って歯並びが悪くてもホワイトニングは可能です。
ただし、ホワイトニングをしても歯並びの悪さから、仕上がりにムラが出来てしまう可能性があります。
ホワイトニングはホワイトニング薬剤を歯に塗り、LEDライトで光を当てて化学反応を起こすことで歯を白くする施術方法です。
歯の状態によっては、薬剤を均一に塗ることが難しいですし、ライトの光をすべての歯に当てることができません。
そのため、歯並びが悪いと歯の白さにムラが出来てしまう可能性があるのです。
ホワイトニングの説明と種類について
ホワイトニングにはいくつかの種類があります。
その種類についてお話いたします。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニングの施術を受けることを意味する言葉です。
歯科医師や歯科衛生士が施術してくれるため、仕上がりにムラが出来ず痛みや違和感があってもすぐに対応してくれます。
また、施術前には歯をキレイにするクリーニングをおこなうのが一般的です。
オフィスホワイトニングは即効性があるため、1回の施術で白い歯を手に入れることが可能です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院で自分に合うマウスピースをつくってもらい、自宅でホワイトニングの薬剤をマウスピースに塗布して装着する施術方法です。
自分の好きなタイミングでホワイトニングがおこなえ、オフィスホワイトニングより歯の白さも持続します。
毎日1日2時間ほどマウスピースをつけている必要がありますが、通院が難しかったり、忙しい方にはお勧めの施術方法です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングと、ホームホワイトニングを両方おこなう施術方法です。
歯科医院で施術を受けるので、すぐに白い歯を手に入れられますし、オフィスホワイトニングで施術ができない歯の裏側はホームホワイトニングでカバーできます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング両方の良さを兼ね備えた施術方法です。
歯並びが悪くてもホワイトニングをするメリット
歯並びが悪い状態で歯をホワイトニングすると、歯の白さにムラが出来てしまいます。ですが、歯並びが悪くてもホワイトニングをするメリットは以外にもあるのです。
そのメリットについてお話いたします。
口元の印象が良くなる
歯並びが悪くても、ホワイトニングをすれば口元の歯が明るくなり口元の印象が良くなります。
口元は、もっとも印象に影響を与える場所でもあります。歯を白くすることで、顔の表情も明るく見えるのです。歯並びが悪くてもホワイトニングすることで好印象に見られるようになります。
逆に、歯に着色しやすいコーヒーなどの嗜好品や、カレーなどの飲食を続けていると歯の透明度が下がって、口元の印象が暗くなってしまいます。歯に着色しやすい飲食物はなるべく控えましょう。
凹凸が目立ちにくい
歯並びが悪くてもホワイトニングをすると歯の凹凸が目立たなくなり、悪い歯並びが目立たなくなります。
なぜなら、歯の白さを利用して、歯と歯の明度の差がなくなっているからです。
凸凹な歯にホワイトニングすると、後方の歯と前方にある歯との色の差がなくなります。
そのため、歯並びは改善しませんが、目の錯覚で歯並びがよくなったようにみえるのです。ホワイトニングの効果で歯並びの悪さをカバーできるということです。
歯並びが悪い場合にホワイトニングをするときの注意点
歯並びが悪くてもホワイトニングをすることは可能ですが、その場合はいくつかの注意点があります。歯並びが悪い状態のままホワイトニングをする予定の方は、その点に特に気をつけましょう。
薬液を塗れない場所がある
歯並びが悪く歯が重なっていると、薬剤が塗布できません。薬剤を塗れずホワイトニングの効果が得られない場合があるのです。これはどのホワイトニングの施術方法でも同じです。
そのため歯並びがいい人に比べて効果が十分に出ない可能性がありあります。
薬剤が届かなかった部分は白くならないので、色ムラになるでしょう。
ライトが照射できない部分が出てくる
オフィスホワイトニングの場合は、薬剤にライトを照射して歯を白くします。
そのため、薬剤が届かなかった部分が白くならず色ムラになる可能性があります。
場合によっては、歯科医院に断られる
歯科医院によっては、歯並びの悪い人ホがワイトニングを断られる場合もあります。
理由はさまざまですが、歯並びのいい人に比べてホワイトニングの効果が十分に出ないなどのリスクがあるためと考えられるでしょう。
歯列矯正とホワイトニングは同時進行できる?
歯並びが悪い場合、どのようにすればホワイトニングを十分におこなうことができるでしょうか。一番、確実な方法は歯列矯正をしたあとにホワイトニングをすることです。
ですが、歯列矯正は場合によっては施術に何年もかかるため、ホワイトニングをおこなうことがなかなかできません。
このような場合、歯列矯正とホワイトニングの同時進行は可能なのでしょうか?
矯正の種類によっては同時進行が可能
結論から先にいってしまうと、ホワイトニングと歯列矯正の同時進行は可能です。
ワイヤーを通すブラケットを歯の表面にとりつけるワイヤー矯正の場合、ホワイトニングと歯列矯正の同時進行はできません。
ですが、ブラケットを歯の裏側にとりつける裏側矯正や、マウスピースを使用するマウスピース矯正なら、歯の表面にブラケットを取りつける必要はありません。
特に裏側矯正は、歯の矯正中にオフィスホワイトニングを施すことが可能です。
マウスピース矯正の場合は、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングも可能なので、歯の表や裏側まで白くホワイトニングすることができます。
ホワイトニングを先にするケースもある
患者さんの状態によっては、ホワイトニングを先におこなう場合もあります。
例えば、歯並びの悪さが軽度で、患者さんが歯の着色汚れに悩んでいる場合などが当てはまります。軽度の歯並びの乱れであれば、ホワイトニングをしても色ムラはそれほど気になりません。
結婚式などで口元の審美性を高めたい場合も、ホワイトニングを先におこなうことがあります。口元をホワイトニングすることで、顔の印象が明るくなり好印象を持たれやすくなるからです。
まとめ
今回は、ホワイトニングは歯並びが悪くてもできるのかについて解説いたしました。
歯並びが悪くてもホワイトニングは可能ですが、歯が重なっているため薬剤などが上手くいきわたらず、仕上がりにムラが出来てしまうリスクがあることをご説明しました。
一方で、歯並びが悪くても歯をホワイトニングするメリットも少なからずあります。
歯並びが悪くても、歯を白くすれば重なり合っている歯と歯の色の差がなくなります。
目の錯覚で歯並びがよくなったように見えるのです。その結果、口元の印象が明るくなり好印象を持たれる可能性が高くなるのです。
また、ホワイトニングをすることで、歯のデコボコが分かりにくくなり歯並びの悪さが目立ちにくくなります。こちらも目の錯覚で、歯並びがよくなったように見えるのです。
また、歯並びが悪いと、普通の歯並びの人に比べホワイトニングでも注意すべき点が出てきます。
まずは、歯がデコボコなため薬剤やオフィスホワイトニングで使用するライトの光が届かない場合があることです。
それによって、歯の白さにムラが出来てしまい、仕上がりが台無しになってしまう可能性があります。
また、場合によっては歯科医院に歯のホワイトニングを断られる場合もあります。これには様々な理由が考えられますが、上記の注意点が断る理由になっている場合もあるでしょう。
それらの注意点を解消するのには、歯列矯正で歯並びをキレイにするのが一番の早道です。通常のワイヤー矯正だとホワイトニングと矯正を同時におこなうことはできません。
ですが、装置を歯の裏側にとりつける裏側矯正や、マウスピースを使用するマウスピース矯正なら、ホワイトニングとの同時進行も可能なのです。
また、患者さんの状態によっては、先にホワイトニングをするケースもあることをお話ししました。歯並びの悪さが軽度で、歯の着色汚れが気になる場合などはホワイトニングをしても色ムラなどが起こりにくいため問題はありません。
また、結婚式などで歯の審美性を高めたい場合も、ホワイトニングをする場合があります。歯が白くなれば、口元の印象も明るくなり、歯のデコボコも改善したように見えるからです。
海岸歯科室では、歯列矯正と同時にホワイトニングの施術をおこなうことも可能です。
歯列矯正とホワイトニングを同時にすることで、歯並びだけでなく歯の白さも同時に手に入れることができるのです。
歯並びだけでなく、着色汚れなどが気になる方は歯列矯正とホワイトニングを両方受けてみてください。
スタッフ一同、お客様の歯をキレイにするために最善を尽くします。
監修:理事長 森本 哲郎