ホワイトニングで歯を真っ白にする方法とは|ホワイトニングの種類や、白くなりにくい歯についても解説
- 2024年10月22日
- コラム
黄色い歯を真っ白にしたいと思ったことはありませんか?そんなときにお勧めなのがホワイトニング。歯を白く美しくするにはどうしたらいいのでしょうか?この記事ではホワイトニングの種類や、白くなりにくい歯についても詳しく解説していきます。
歯の着色を除去する方法
歯を白くするためには、歯の表面の着色をとる、ホワイトニングで歯の明るさ(明度)をあげて白くする、白色でマスキングして白くするの3通りがあります。ここでは、歯の着色を除去する方法について解説して一来ます。
ホワイトニング歯磨き
ホワイトニング効果のある歯磨きを使用して、歯の表面の着色を落とします。
歯のクリーニング
歯科医院で歯の表面を磨きます。歯磨きでは落とせない汚れも落とすことができます。
セルフホワイトニング
歯に、酸化チタン、ポリリン酸などのジェルを塗り、LEDライトを当てて歯の表面の色素を除去する方法です。医薬品を使用しないため、歯科医院ではないホワイトニングサロンでおこなわれます。
ホワイトニングで黄色い歯を白くする方法
歯科医院でおこなうホワイトニングは、ホワイトニング剤が分解したときに発生するフリーラジカルが歯の内部の色素を科学的に分解し明るさをあげることで歯を白くします。歯そのものを白くすることはできますが、明るさをあげて白くするので陶器のような白さになることはありません。
ホワイトニングで歯を真っ白にするには、効果の高いホワイトニングや長期間のホワイトニングが必要になります。
ブライトホワイト
ブライトホワイトは、冷却機構で発熱を抑えたプラズマライトを歯に当てることにより、通常1回でホワイトニングが完了する方法です。
低濃度の薬剤を長時間かけて作用させるため、エナメル質の奥深くまで浸透し数年間、効果が持続します。
デュアルホワイトニング
通常のホワイトニングでは陶器のように歯が真っ白になることはありません。デュアルホワイトニングは歯科医でおこなう専用の薬剤とライトを使ったオフィスホワイトニングと、歯科医院で処方された薬剤をマウスピースに装着し歯を白くするホームホワイトニングを併用する方法です。
オフィスホワイトニングの後に、ホームホワイトニングを併用することで歯を真っ白にすることができます。
マスキングして白くする
白色の人工物で、元の歯の色を遮断して歯を白く見せることができます。歯を薄く削ってセラミックを貼るラミネートベアなどがマスキングにあたります。
歯のマニュキア
歯のマニュキュアは歯を削らず、直接樹皮を塗って固める方法です。元の歯の色を遮断して、1回で確実に白くすることができます。かなり白い色を選べば、陶器のような真っ白な歯にすることも可能です。
スカルプチャー
歯を削らずに、歯の型を取って作製した歯のスカルプチャーを直接貼り付ける方法です。マニュキアと違って、歯の大きさや形も修正できます。
ラミネートべニア
歯を削ってセラミックを貼る方法です。
色は自由に選べますので、透明感のある自然な白い色や、陶器のような真っ白な色などを選ぶことができます。また、費用はかかりますが歯並びや、歯の形を変えることも可能です。
ホワイトニングで白くならない歯の種類
ホワイトニングをしても白くならない歯も中にはあります。どのような種類の歯が、ホワイトニングで白くなりにくいのか解説していきます。
詰め物、人工歯
ホワイトニングで白くできるのは天然歯のみになります。詰め物や、被せ物、インプラントなどの人工歯には効果はありません。詰め物を白く見せたい場合は、他の歯をホワイトニングで白くしてから、周りの色に合わせて詰め物を交換しましょう。
金属で変色した歯
銀歯などの金属の詰め物や被せ物をしていると金属イオンが溶け出し、歯が黒ずんでみえることがあります。金属による変色はホワイトニングで白くなりません。対処法として、金属を取り除き白い詰め物や被せ物をするか、金属の色を隠すために白いマニュキアを塗る方法があります。
ホワイトニングで白くなりにくい歯
ホワイトニングで歯を着色できても、白くなりにくい歯も中にはあります。そんな歯について解説していきます。
フッ素コーティングされた歯
ホワイトニングの前にフッ素を使用すると、ホワイトニング剤の浸透を阻害する恐れがあります。フッ素コーティングする場合は、ホワイトニングの後がお勧めです。
エナメル質が薄い歯
エナメル質が薄く象牙質の色が濃く出ている場合は、ホワイトニングしても白くなりにくいです。エナメル質が薄くなる原因として、食事に含まれる酸があげられます。エナメル質形成不全症の場合も、ホワイトニングは難しいといわれています。
無髄歯や失活歯
無髄歯や失活歯は神経がなかったり、神経が反応しない状態の歯のこと意味します。これらの歯は、時間が経つにつれて黒ずんでいくのです。この黒ずみはホワイトニングでは白くできません。
これらの歯を白くしたい場合は、ウォーキングブリーチと呼ばれる内側からおこなうホワイトニング処置や、被せ物、ラミネートべニアが有効です。
テトラサイクリン歯
テトラサイクリン歯は、テトラサイクリン系の抗生物質によって歯が変色した状態のことをさします。この変化は歯の内部で起きるため、表面のみを対象としたホワイトニングで白くすることは難しいとされています。
ホワイトスポット
ホワイトスポットは、歯に現れる白い斑点のことを意味します。
ホワイトニングするとこの斑点がさらに白くなる可能性があり、歯の全体の色が不均一になる可能性があるのです。
ホワイトスポットがる場合は、ホワイトニング後にホワイトスポットの色を治療した方がいいでしょう。
加齢による黄ばみ
加齢によって黄ばんだ歯は、ホワイトニングをしても白くなりにくい傾向があります。
加齢とともに歯のエナメル質が薄れ、その下にある象牙質が透けてみえるためです。ただ、効果が表れるのに時間がかかるだけで、歯を白くすることはできます。
歯茎のキワや犬歯
歯茎のキワや犬歯はもとの色が濃い分、白くなるのに時間がかかります。希望の白さにするために複数回の施術が必要になる場合もあります。
すでにある白い歯
すでにホワイトニング済みで、最も白い色に達している場合、さらに白くするのは時間がかかるといわれています。ホワイトニングで可能な白さは、あくまで自然な白さにとどまり、陶器のような真っ白さを実現することはできません。
そのようにしたい場合は、歯のマニュキュアやセラミックといった別の方法がお勧めです。
ホワイトニングの限界とは
ホワイトニングの白さには限界があります。
ホワイトニングをするときには、歯の白さを数値化したS2~S40までを表したシェードガイドという歯のサンプルを使って、白さを測定します。日本の歯の平均の白さはS30~S32程度であり、ホワイトニングでめざせるのはS12~S14程度だといわれています。
日本人の歯はエナメル質で薄く、象牙質の黄ばみが目立ちやすいので、ホワイトニングをしても白くなりにくいのです。
ホワイトニングで目指せる歯の白さには個人差もあります。基本的には、歯本来の白さを目指すことができる方法なのです。
歯の白さを保つ方法
ホワイトニングを施しても、歯を黄ばませるような真似をしては白い歯も黄ばんでしまいます。ここでは歯の白さを保つ方法をお伝えいたします。
色のつきやすい飲食は控える
歯に色が着色しやすい飲食物を控えることで、歯の白さを保つことができます。また、ホワイトニング直後は、歯の表面を覆うペクリルが剝がれている状態です。歯に色がつきやすいので、ホワイトニング前後の飲食は控えましょう。
ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
ホワイトニング用の歯磨き粉を使うことも歯を白く保つ方法のひとつです。
ホワイトニング成分が入った歯磨き粉は、歯の表面の着色汚れを除去したり、着色を予防する有効成分が入っています。
ホワイトニング用の歯磨き粉の成分は以下になります。
・分離ポリリン酸ナトリウム
・ヒロイキシアパタイト
・ポリエチレングリコール(PEG)
・ポリビニルピロリドン(PVP)
また、歯磨きは歯科医院で推奨されたものを使用するといいでしょう。
歯科医でクリーニングを受ける
歯科で定期的にクリーニングを受けることも、歯の白さを保つ上で大切です。専用の機器で歯垢や歯石、着色汚れを落とすことで歯の白さをキープできます。
また、歯の色が戻り始めた場合、タッチアップを受けるのもお勧めです。
タッチアップとは、追加でホワイトニングの施術をおこなうことです。オフィスホワイトニングなら3ヵ月から6ヵ月。ホームホワイトニングなら、半年から1年ごとにおこなうのがお勧めです。
まとめ
今回は、ホワイトニングで歯を真っ白にする方法を解説いたしました。ホワイトニングは歯の本来の自然な白さを目指すものです。また、陶器のように白い歯を目指したい場合は、歯のマニュキアやセラミックといった別の方法もあります。
海岸歯科室では、ホワイトニングの施術もおこなっております。歯を白くしたい方は、是非とも海岸歯科室にご相談ください。歯が黄ばんでいて悩んでいる方にこそ、ホワイトニングは受けて欲しいと思います。
お客様のご意見を聞いて、ピッタリなホワイトニングの方法をご提案いたします。キレイな白い歯を手に入れて、素敵な毎日を送りたいとは思いませんか?ホワイトニングを受けたいと思ったのなら、是非とも当院にご来店ください。スタッフ一同お待ちしております。
監修:理事長 森本 哲郎